台風はすっかりどこかへそれてしまった。台風接近中も観光できてしまうほど、単なる風台風だった。通常7月の降水量は1000mmを越えているのに、今年はたったの5mmだったので、地元の人たちは恵みの雨を期待したが、がっかりしていた。
すっかりぴーかんの青空が戻ってきて、やっと予定通り西表島に向かうことができることになった。4泊もお世話になった八重山荘も今日で終わり。消費税分サービス、石垣産黒砂糖のお土産まで頂いて、宿を後にした。それにしても、最近の流行だろうか。帽子をかぶるよりも、タオルを頭に巻いている人が目立つ。女の子は三角巾よろしく、バンダナを帽子代わりにしている人が多い。八重山歩きスタイルも、流行が押し寄せてきているようである。
離島桟橋で、まずは鳩間島経由で西表島へ行くフェリーがあるかどうか確認する。火・木・土の週3便運行であるが、昨日の欠航を受けて臨時で出るかもしれないと思ったから。しかし、出ないということなので、いつものごとく高速船で西表島船浦港へ向かうことにした。波照間島へは、波がまだ高いということで今日も全便欠航で、波照間島へ行っていようものなら、すっかり缶詰にされていたところだった。

いつも安栄観光をつかっていたので、今回は八重山観光で西表島へ。高速船で40分そこそこ、すっかり速くなったものである。船浦港からは、船会社の無料バスで、みどり荘YHまで送ってもらう。GWにきたばかりでまたきたものだから、GWの時ヘルパーしていた子には、GWからまだまわっていたのですか?なんて聞かれたりもした。
とりあえず、部屋に荷物を入れて、今日はどうしようか考える。海に行くにも相変わらずけがは治っていない状況だし、西表島で観光できるような場所は少ない上に、行き尽くした。というわけで、今日は近くて遠い島、鳩間島へ行ってみることにした。西表島から鳩間島へは、定期船は運航していないが、郵便船に便乗できるという話を聞いていたから、ちょっと行ってみるのも面白そう。
11時に出航するという話だったので、問い合わせ先であるデンサー食堂のおばあに聞いてみると、「すぐそこから出るよ。みんな待っているからわかる。」とのことなので、目の前の上原港へ。それにしても、みんな待つほどメジャーな交通機関なのか。しかし、港には誰もいない。11時になっても誰も来ない。船も来ない。台風の影響が残ってまだ波が高いから、小さな船では運行できないのか?そう思っていたところで、徐々に人が集まってきた。鳩間島へ1泊で遊びに行く人が多いが、逆の団体も。鳩間島で合宿をしていて、西表島へ1泊で遊びに来たところ台風のため2泊になったそうだ。

そんな団体も含めて、10人くらいで待っていると11時半頃船が現れた。舟浮に寄っていたから遅くなったそうな。あいかわらずみんな適当である。船自体は小さなモーターボート。郵便物は既に載せてあるから、上原港には寄る必要もないのだが、交通機関としてすっかり定着してしまっているのだろう。

そして、10分ほどで鳩間島に到着。西表島とは違って、港からしてきれいな海の色。島の人はとにかくのんびりしていて、時間自体がのんびり流れている感じがする。しかしこちらはのんびりしているわけにもいかない。郵便配達の時間20分ほどで船は折り返すので、その間だけしか島に滞在できないのだ。まず、郵便局へ行って旅行貯金。これにて、八重山管内も完全制覇した。そして、島を少々散策。直径1kmの小さな島だが、さすがに10分そこそこでは余り動けない。灯台の麓まで行って、港に戻ってきた。
港では先ほどの団体が集まっていて、別のグループが西表島へ行くそうだ。海に飛び込むお見送りを受け、西表島上原港へ戻ってきた。お昼には先ほど情報を聞いたデンサー食堂でそばを食べ、YHにひとまず戻る。そして、暇つぶしには最適な、与那国島で買ってきた釣りセットで釣りをすることにした。が、与那国島と違って海がきれいではないので魚が見えない。魚自体いるのかいないのかわからず、ポイントを転々として、ついには海水浴場でも釣りをしてみた。でも、子供達が5cmほどの魚を釣り上げていた程度で、大きな魚はいない模様。結局、今日の釣果は0だった。何をするでもない1日がすぎてゆくというのも、また良いものである。明日から気合いを入れて、西表を探検するとしよう。
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