朝起きると窓がガタガタ鳴っている。もしやと思い外を見ると、すごい風と雨になっていた。ついに台風の影響が出てきたのだ。今日は、フェリーを使ってやっと目的の西表島へ入る予定。しかし、この風雨では船が動くはずもあるまい。朝食を食べながら、どうしようかと考えていたところ、あれだけ降っていた雨がやんできた。宿でごろごろしていても仕方がないし、これならレンタカーで島内観光でもできそうだ。ということで、宿へさらに連泊のお願い。無事空きがあって、八重山荘4泊目が決定した。
しかし、こういう日は皆同じ様なことを考えるもの。レンタカーはどこもかしこもいっぱいであった。こういう場合の最後の頼みの綱で、港近くの石垣島レンタカーへ。ボロ車ばかりそろえるレンタカー屋で、前回車の故障で停止した苦い思い出もある。しかも、1時間千円という料金設定は、3時間くらいならお特だが、6時間も借りると他のレンタカー屋の方が断然安い。それでも、これしか選択せざるを得ないのだから仕方がない。店を訪ねたときは、ちょうど最後の一台であった。素晴らしい強運。
車に乗る頃には、風は強いが雨はすっかりやんでいた。予想通り船は全便欠航だったが、飛行機が爆音をとどろかして飛び立って行くところを見ると、この風でも那覇方面のジェット機は運航しているようだ。まずは石垣港を見渡すサザンゲートブリッジへ行ってみる。埋め立て地とを結ぶ立派な橋であるが、埋め立て地には何もなく、橋は無意味な物となってしまっている。しかも、埋め立て地は工事関係車両以外立入禁止だった。

石垣島の東側を北上し、定番の玉取崎展望台へ。やはり雨が降っていなくても、どんよりした雲が覆っているので、展望はあまり良くない。海を見ると、珊瑚礁の境目ですごい白波が立っているのがわかる。相変わらず台風の影響はすごいようだ。そしてさらに北上して、伊原間鍾乳洞へ。鍾乳洞への道を入ると、誰かの家の庭を走っているような感覚で、駐車場も広い空き地があるだけ。ほとんど個人的に営業しているような感じだった。洞窟自体も短くて、あっという間に終了。ただ、他の鍾乳洞と違うところがある。鍾乳洞の先が、海につながっているのだ。プライベートビーチもあり、なんだか不思議な感覚になる。

鍾乳洞の後は、最北の灯台を見てきてから、石垣島の西側の道で戻って行く。途中、八重山ヤシ群落があるというのでちょっと寄り道。八重山ヤシに加えて、展望台からの眺望もなかなか。天気が良ければもっと良かったのだろうけど。ここでパインシャーベットがたったの100円ということで、ついつい買ってみる。しかし、普通のシャーベットではなく、ただパイナップルを切って凍らせただけ。古くなったパイナップルをこうして売っているんだなと納得した。

そして、昼食を食べるために川平湾へ行く。このあたりではあまり食べれるところもないのでしょうがない。今日は風が強いため、やはりグラスボートはすべて欠航していた。遅い昼食後は、そろそろ戻ることにする。その前に、沖縄県一長いトンネルを通ってバンナ展望台へ行くことにした。しかし、広いバンナ森林公園内に展望台は数個あり、車通行止めばかりでどう行ったらよいのかよくわからない。エメラルドの海を見る展望台でもとりあえず展望は良かったので、まぁよしとしよう。
途中パラビドー観光農園でなにやら怪しげな果物ジュースを飲んで、無事港まで戻ってきた。快晴の時のようには良い景色ではなかったが、台風がきていながら観光できたことは良いことだった。
今日の夕食は、昨日食べそびれた石垣牛のステーキを食べるため、石垣島ビール工場併設のレストランまでタクシーで向かう。離島桟橋からこの工場まで車で10分ほど。店内はほとんど客がいなくてガラガラ。地ビールをいただいてから肝心の石垣牛のステーキを食べてみるが、ちょっと薄目の肉で、うまいかまずいかよくわからなかった。やはりステーキ専門店でなければだめなのだろうか。帰りは、5000円以上の食事で500円のタクシー券がもらえるとあって、少々安く帰ることができた。
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