5月5日(金)
エアーズロック(シーニック・フライト)
Ayers Rock Resort
マウント・オルガズ
サンセットエアーズロック
星空
Ayers Rock Resort
昨日は朝も早くから夜遅くまで、忙しい日程だったので、本日はのんびり起床とした。遊覧飛行は9時からなので、かなりのんびりできる。そして、9時にいつものところにお迎えがくる。もう一組のドイツからきた老夫婦を乗せて空港へ。エアーズロックでは、日本人に続いてドイツ人が多いように感じられた。
空港の端にしっかり専用の待合室とカウンターがあったが、待つほどもなく、すぐさま飛行機に搭乗。パイロットは、車を運転してきたにいちゃんだった。昨日受付カウンターにも座っていたし、一人で何役もこなしている。乗客は最大でも7人しか乗れないという小さなセスナだった。こんな小さな飛行機は初めて。車よりも狭い。全て窓際の席というのも当然である。横に二席しかないのだから。
飛行機はすぐに、すごいエンジン音をたてて飛び立った。地平線の彼方まで、赤い大地に緑が生えているだけ。あるものといえば、エアーズロックにマウントオルガズ、遙か彼方に名も知らぬ山か岩か。ちらっと湖も見えたりする。最初に、マウントオルガズへ向かい、一回通り越して、同じ経路で戻ってくる。右側に座っても、左側に座っても、どちらでも窓際で眺められるようになっている。そして、昨日地上から見ただけのオルガズは、ほんの一部であることが感じられた。たくさんの岩があり、歩いて回ったら何日かかることかと思えるほど、とにかく規模が大きい。
そして、オルガズに別れを告げると、エアーズロックが近づいてきた。見る角度によって、全然違う印象を受ける。指が3本の恐竜の足のように見えたり、たんなるドームだったり、はたまた、厚みがあるかとおもえば、平坦に見えたり。不思議である。とにかく、カメラのシャッターを何度も切りまくった。そうして、あっという間の30分、大満足であった。雲一つ無い晴天だったので、飛行機は揺れることもなかった。基本的に、午前中の方が揺れは少ないそうである。
ホテルに戻ってきて、お昼のレンタカーまでの時間はお土産屋をひやかしてまわる。リゾート地だけあって、Tシャツも値段が高い物ばかりであるが、ここでしか買えないエアーズロックならではというものだと、ついつい買ってしまう。そして、昨日聞いていたオーストラリアの有名な曲を集めたCDも購入。試し聞きできるので、2種類で良さそうな方を選べた。
昼食を食べた後、昨日のレンタカーカウンターへ。保険はどうしますか?ということで、ハワイと同じ選択肢が用意されていたが、こんな何もないところで事故を起こすこともあるまいということで、最初から強制的に入っている自賠責のみとした。車はすぐ裏の駐車場にあるからということで探しだすと、日産車でしかもマニュアル、当然日本と同じ左ハンドル。レンタカーと言えば、オートマしかない状況が続いたので、久しぶりのマニュアル車運転だ。マニュアル車に自信のない人でも、ここには信号は無いし、分岐路も少ないし、道は平坦なので、つらいことはないだろう。
12時スタートで、まず向かうのは、マウントオルガズ。国立公園のゲートで、バスツアーの時にもらっていた入場券を提示。5日間有効であるから、問題なし。リゾート内でどこにでも売っている、エアーズロック撮影ガイドを入手していたので、まず最初の駐車場があり、撮影ポイントになっているところへ行ってみたが、エアーズロックは丘に阻まれ見えず。それでも、周りには何もなく、雲一つない真っ青な空、風もなく、音が何もしない。シーンという音だけが聞こえるが、これは自分の耳が耳鳴りしているせいだからだという。通る車も少なく、こんなところで車が動かなくなったら大変だ。
さらに車を進め、マウントオルガズが近づいてきたところで展望台を発見。昨日のツアーでは訪れなかったところであるが、目の前にマウントオルガズが、遠くにエアーズロックが見え、雲一つない晴天下で素晴らしい展望が広がっていた。ここの展望台は、オルガ渓谷ツアーに参加すると訪れるらしい。そして、昨日バーベキューを行った展望台にいったん寄ってから、オルガ渓谷へ。往復徒歩1時間といわれるここのハイキングコースは、至ってシンプルで、巨大な岩の間をまっすぐ進んで行き、行き止まりのところが終着点。風の谷に行ってからこちらに行くと、物足りなさを感じずにいられない。
そして、エアーズロックへ戻ってゆく。エアーズロックを一周し、昨日行くことができなかったベースツアーの片割れ、マラウォークへ。パースにあるウェーブロックのような岩が波の形になっているところや、雨が降ればかなり落差のある滝など見て回る。カルチャーセンターで昨日買っておいた$1のガイドブックを見ながらの勝手にベースツアーとなったが、やはりガイドがついていた方が面白みがあっただろう。
そして、いい時間になったので、サンセットポイントにて日没を待つ。サンライズとサンセット時刻はインフォメーションセンターで掲示してあるので、ツアーでなくとも日没時刻は確認できる。バスのツアーで行く駐車場よりも、マイカーで行く駐車場の方がエアーズロックに近い。日没30分前くらいになると、徐々に車も集まりだし、皆思い思いのスタイルで日没を待っている。ワインパーティを開いている人、車の中でじっと待っている人、あっちこっちうろちょろしている人。
そうして、日没を迎えると、エアーズロックは一瞬だけ赤くなり、すぐさま暗くなった。今日は雲一つない快晴の青空が広がっていたので、やはり雲があるときに比べると、赤くなり方が弱いようだ。急速に色が無くなり、地平線の方から徐々に空の色が青くなり始めた。日の出とは逆に下の方から青くなってゆく様は、素晴らしかった。バスツアーではできない、日没後20分くらい滞在し、周りの車が半分くらいいなくなったところでリゾートへ戻る。車はスムーズに流れているものの、赤いテールランプが道なりに続く大渋滞。そんな中、マウントオルガズに落ちてゆく夕陽が素晴らしい景色をかもしだしていた。
リゾートに戻って夕食後、再度出かける。星空観測会である。真っ暗闇の中にエアーズロックらしき黒い固まりがある。しかし、真っ暗闇といいつつも、波照間島で見た真っ暗闇とは違ってほんのり明るい。月が出ているわけではないし、エアーズロックリゾートの明かりは別のところにある。帰国後の写真を見ても、長時間露光をおこなった写真は、皆空が赤っぽくなっていた。もしや大地の赤い砂漠の残光現象か、はたまた大地が発光しているのだろうか?
こんな中、まだエアーズロックへ向かう車が数台駆け抜けていった。周りには全く何もないし、音が出る物がないから、静かそのもの。その中を車が駆け抜けて行くだけで、新幹線が走るときのような、風を切って走る車の音がいつまでも鳴り響いていた。

|