'99GW オーストラリア東海岸の旅'00GW 中央オーストラリアの旅




4月29日(土)
カンガルー島ツアー(9:15〜18:00)

朝起きると、スコールのような激しい雨が降っていた。アデレードは秋から冬にかけてが雨期にあたり、雨が多いと聞いていたが、この雨はすごい。しかし、数分でやむ。でも、また降ってくる。南国のような雨の降り方で、今日の天候回復は望めなさそうだった。

今日の朝はゆっくりと9時15分に出発である。それもそのはず、ここキングスコートに泊まらなければ参加できないツアーに申し込むつもりが、本土とこの島を結ぶSEALINK社が主催するツアーに申し込んでしまい、アデレードからの客を待つためだ。

アデレードに泊まっている人は、行き帰りにFLY(飛行機)かCRUISE(バス+船)を選ぶことができ、アデレードをバスなら6時45分出発、飛行機なら9時15分出発となっている。ちなみに、帰路で飛行機を利用するとアデレードに19時15分着、バスなら22時30分着である。もちろん、飛行機を利用すると料金が高くなる。往復船のツアーは$149(9,700円)、往復飛行機だと$257(16,000円)。

キングスコートさて、ツアーに参加する前に、アデレードまでの帰りの足を確認しておく。歩き方によると、ここキングスコートからアデレードまで高速船が出ているらしい。しかし、ここの宿のホームページ情報では、その交通機関の紹介がないので不思議に思っていたのだが、聞いてみると2年前にやめたそうだ。聞いているのは、相変わらず気の強そうなおばさんである。そのガイドブック古いよと言われるが、去年買ったものだけど、歩き方だから仕方がないよなとあきらめる。

では、何で帰るか。飛行機で帰るのが一番手っ取り早いし、バスで帰るのと料金も代わり映え無いが、ここは船を利用して陸路で帰ってみたいところ。どこでバスに乗ったらいいのか聞いてみると、船に乗り継ぐバスは、朝晩2本しかなくて、しかも電話で予約しなければならないらしい。公衆電話があるのかどうかもわからないくらい田舎だし、安い部屋だから部屋に電話はなかったしで、また聞いてみると通路に電話があった。その電話を使ってとりあえず翌日の朝のバスの予約をした。英語の電話もなんなくクリアと言いたかったところだが、その結果は、ツアーから帰ってくるとわかる。

時間になって、バスは現れた。キングスコートから出発するのは、自分と同じ宿に泊まっていたアメリカ人の団体さん。相変わらず外人は時間にルーズだ。9時15分出発といったら、日本人ならその時間にはバスに乗れる状態でしっかり待っているところだが、外人団体さんはその時間に部屋からのろのろ出てくる状態で、当然10分くらい遅れて出発となった。

途中、空港で多くのアデレードからの客を乗せるが、ほとんどが日本人。このカンガルー島のツアーには日本語のツアーがないから、仕方なく英語のツアーに参加しているのだろう。英語の話せるガイド付きできている人達もいた。英語のリスニングのつもりで参加した自分にとっては、日本人がいるだけでも嫌なのに、おばさんの日本語会話の邪魔が入り、いい迷惑であった。でも、アメリカ人のおばさん達の会話もうるさく、どこの国も同じなのだなと思った。

リマーカブロックスカンガルー島は、オーストラリアの全ての魅力が集まったともいえる島。オーストラリアで3番目に大きな島には、カンガルー、コアラ、ペンギン、アシカ他、たくさんの動物がいるし、不思議な岩の造形物もある、砂漠もある。空港から走ること1時間、島の西側のフリンダーズ・チェイス国立公園に到着した。動物がたくさんいるという公園のはずだが、カンガルーが2頭と、木の上の方で丸くなって寝ているコアラ1頭だけ。雨が降っているので、動物たちもどこかで雨宿りしているらしい。

そして、次は自然の造形物、石舞台古墳のようなリマーカブロックスと、ニュージーランドファーシールと呼ばれるアシカが寝そべるアドミラルズ・アーチと巡ってゆく。見事な自然の芸術品であるのだが、雨が降ったりやんだりの悪天候では、いまいちよろしくない。やはり、北海道と同じで、天候がよいときに、のんびりレンタカーで回るのが一番良いだろう。

コアラ14時近くになって、やっと昼食である。一応肉が配られる、バーベキュースタイル。その建物の周りには、カンガルーがいるし、コアラもいる。カンガルーはご丁寧にもぴょんぴょん飛んでくれて、サービス旺盛なカンガルーだ。コアラは、基本的には夜行性であるから、ほとんどが木の上で球のようになって寝ているが、たまに元気に動き回っているコアラもいた。アメリカ人のおばさんと少し話をしたが、学生さん?なんて聞かれ、この歳で学生とは、やはり日本人は若く見られてしまうようだ。この団体はカルフォルニアからきたそうだ。

昼食後は、今回のメインイベントであるシールベイ(あしかの浜)へ。カンガルーやコアラはすでに何度も見ているし、自然の芸術品は雨が降っていていまいち。だがここは、アシカに目の前まで近寄ることができる、世界的にも有名な浜である。個人で行く場合でも、かならずレインジャーについて、浜に降りるツアーに参加しなければならない。

シールベイ天候が悪く、浜にはアシカがあまり寝そべってはいないけれど、それでも何頭かいる。早速写真を・・・と思ったら、アデレードからついてきた日本人ガイドのおばちゃんに怒られる。「レインジャーと一緒に歩いて、アシカに6m以内に近づいてはダメだよ。」なぜ、関係ないおばさんに怒られねばならないのか、横にいたアメリカ人には何も言わないのか、何のためにレインジャーがいるのか。

雨雨雨の天候に加えて、おせっかいおばさんのおかげで、すっかりつまらなくなってしまった。やはり、日本語のツアーが用意されているところで、英語のツアーに参加しなければダメだとこのとき思った。その後はガイドを聞きつつ、レインジャーの横にぴったりくっついていたが、最後は結局バラバラになるし、走り回るアメリカ人に、ついにレインジャーの人が怒っていた。

空港でアデレードに帰る人たちを降ろし、キングスコートに戻ってきた。宿に戻ってくると、今日の朝予約したバスのことでカードの確認がしたいとのメモが。なんだかよくわからないが、もう一度電話してカード番号を告げる。別に間違っているところはない。しかし、夕食の時にまた例のおばちゃんがきて、バスの予約で告げたカード番号が、どうしても確認とれないので、ホテル側に料金を支払って欲しいとのこと。なぜだ、どうなっているんだ。

仕方がないので、ホテルで料金を支払う。ついでに、アデレードまで行くんだったら、フェリーとバスも一緒に予約しとくよと言われ、アデレードまでの全ての料金を支払う。最後に、もうあなたにはたくさんヘルプフルしちゃったわよと言われてしまい、Thank you very muchと言うしかなかった。結局この二日間、歩き方に載っていたフレンドリーな親父は現れず、レセプションからレストランまでおばさん一人ですべて切り盛りしていた。

最後に、夜のペンギンツアーに出かけようかと思ったが、相変わらず土砂降りの大雨で、行くのは断念。結局、何のためにこんな田舎に泊まってしまったのかわからない、カンガルー島の滞在となってしまった。いろいろあったけれども、ぼろぼろの英会話力でも、なんとか意志を伝えることはできたし、言っていることがわからなくなったらとりあえず止めて、これで合っているのか?と聞き返すことができた。英会話修行の旅としては、英語を話す機会が多く、まずまずの出発といえた。

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