
今日は半日移動で、イスタンブールに一気に戻る。ネブシェヒル空港の方が近いのだが、朝晩の二便しかないのだから、カッパドキアに近い大きな町まで一時間弱バスに乗って、カイセリ空港から飛行機に乗る。これまでずっと乗り続けてきたバスともお別れ、このバスは明日から時計回りでイスタンブールを目指すそうだ。

カイセリ空港は本当に小さな空港で、チェックインカウンターと壁を隔てて搭乗口が一つの建物の中にある。すっかりお土産で重くなったスーツケースが重量オーバーにならないか確認すると、意外とまだ空いていた。明日もまだ詰め込むことを考えると、あと何kg大丈夫かも確認しておいた。毎日暑いので水が大量にある。飛行機には持ち込めないということだったが、しれっと見せ球に一つだけペットボトルを出しておいたにもかかわらず、全部スルーだった。過去に全部没収されたという話を聞いていたが、日によって厳しさが違うようだ。

海外では国内線でも機内食が出るのが普通。これをもって昼食にせよとのことだが、ちょっと少ないので、昨日気球でおやつにもらっていた菓子パンが残っていたので、それも合わせて昼食にする。
一週間ぶりにイスタンブール空港に戻ってきた。国内線と国際線が同じターミナルなので、一週間前と同じ導線で駐車場に向かう。飛んでイスタンブールですね、とガイドのエルカンさんの定番ギャグだが、若い人にはピンと来ないかもしれない。イスタンブールはコンヤよりも当然のごとくさらに大都会だが、トルコの首都ではなく、首都はアンカラである。

なぜか街中の店には、二階以上にドレスを飾る店がたくさんあり、なんだか不思議な光景だった。日本ではこの暑苦しいのにマスクをする人が8割りくらいいる状況だが、ここイスタンブールではほぼ0。マスクをしている人がいると逆に目立つくらいだ。日本人は、いつまで何におびえているのだろうか。イスタンブールの旧市街はコンパクトにまとまっているので、バスを降りたら今日は半日徒歩で回る。

最初に向かうのは、スレイマニエモスク。オスマン帝国の皇帝スレイマン1世の命により、帝国史上最高の建築家ミマール・シナンの手によって造られたモスクで、オスマン帝国史上最高の建築物ともいわれる。

中に入るとまた素晴らしく、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂張りに広い。クッベ(Kubbe)と呼ばれる中央上部の大きなドームと2つの半円型ドームで作られている。説教がモスク内全体に聞こえるように、ちゃんと計算して作られたそうだ。

外に出れば、ボスポラス海峡に面した丘の上に建っていることから、眺めも素晴らしい。

モスクの隣には、スレイマン大帝と妻の霊廟があり、こちらも見学可能。相変わらず連れまわされるだけで、後からゆっくり写真を見ながら調べないと、どこがどこだかわからない。

徒歩10分ぐらいで、グランド・バザールに到着。日本人ご用達のお菓子屋の前で一回集まり、一時間後にここに集合ということで解散する。どこから入ったのか後から調べたところ、ヌールオスマニィエモスクから入ったようで、おおむね日本人が一番訪れるポイントのようだ。金沢の近江町市場のようなバザール内は幾重にも道が連なり、簡単に迷子になりそうだった。

集合場所のお菓子屋に入れば、店員がついて回るので買わずにはいられない。トルコのお菓子と言えば、ターキッシュデライト(ロクム)だが、このお店では真空パックにしてくれるのでお土産に持って帰るには便利。ゆべしのようなお菓子で、味も見た目も千差万別。ただ、一本1,500円くらいするものをどんどん詰め込まれてしまうから、気が付けばお菓子だけで8千円にもなっていた。店員は日本語はしゃべらないが、話はうまい。

今日最後に向かうのは、地下宮殿。団体入り口から入るが、かなり長い列に並んでやっと入れた。地下宮殿と言っても、イェレバタン・サルヌチュ(Yerebatan Sarayi)と言って、実は地下貯水池の意味。定期的にライトの色が変わって、なかなか幻想的である。そして、見た物を石に変えてしまうというギリシャ神話のメデューサの力を信じで、大きな建物を建てる際には銅像を使用していたとのこと。メデューサの頭が柱についているのだが、なぜか逆さになっている。

地下宮殿から海沿いを目指すと、アヤソフィアとブルーモスクが見える。これらは明日のお楽しみ。海沿いのレストランで夕食となる。

夕食は魚にデザートはスイカ。最後のデザートとしてスイカが出るのはこれまでも何度もあり、トルコの夏の定番フルーツだそうだ。

今日のホテルは、ツアー名にも入っているリッツカールトン。超高級ホテルとして名高いホテルであり、ボスポラス海峡が望めるホテルに宿泊できることが、このツアーの売りでもある。なるほど、入り口からしてX線の荷物チェックがあるし、なかなかにすごいところに来てしまったものだ。ガイドのエルカンさんは、自宅がイスタンブールにあるのだから、一緒に泊まれず、自宅に戻るとのこと。
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