'23夏 トルコ周遊の旅 その05 - エフェソス

8月7日(月)
15:00 Ephesus 17:00 20:00 Pamukkale
Pam Thermal Hotel

元に戻る感じで10分程度でエフェソス遺跡に到着。エフェソスは、古代ギリシャ語で「地母神の王国」と呼ばれ、かつてはローマに次ぐ世界第二位の都市だった。エジプトに支配されたのち、ペルガモン王国の支配下に入り、最終的に古代ローマ帝国の支配下に入った。世界の七不思議の一つであるアルテミス神殿跡も近くにあり、キリスト教に糾弾されるまでは、独自のアルテミス信仰が広まっていた。

アッパータウン オデオン

若干高低差があるので、南側から入っていくと、下りながらの観光になる。その南側に位置するのが政治の中心だったアッパータウン。ゲートを入ってすぐのところにあるのが、公衆浴場のバリウスの浴場と音楽堂のオデオン。この辺りは1870年頃に発掘されたもので、周辺では未だに発掘作業が続いている。馬車が街の中に入れないように、石畳の通りの途中に馬留め用の金具が設置されている。

プリタネイオン メミウスのモニュメント

オデオンのすぐ横にあるのが、市庁舎であるプリタネイオン。エフェソス遺跡のパンフレットにもよく紹介されているそうだ。すぐ横には、メミウスのモニュメントがあり、レリーフがきれいに残っている。

ニケのレリーフ ニケのレリーフ

さらに進むと柱だけのドミティアヌス神殿。るるぶでは、メミウスのモニュメントとドミティアヌス神殿の位置が逆になっている。そして、アッパータウンの入り口にあるヘラクレス門。その近くには勝利の女神のニケのレリーフが突如置いてある。ヘラクレス門の上にあったものではないか言われている。ちなみに、ニケはといえば、勝利の女神ということで、スポーツ用品のNIKEであり、衣のところにそのマークを見つけることができる。

クレテス通り モザイク

アッパータウンを抜けると、クレテス通りに入る。下り坂になっているので、ローワータウンが良く見える。右手にはトラヤヌスの泉。トラヤヌス帝のために作られた噴水で、像が立っていたらしいが、今では足元の土台しかない。その左側は丘の上の邸宅で別料金。ツアーのため、そこはスルーしてしまうのが残念だが、お金を払ってでも見に行きたかった。通り沿いには床にモザイクを見ることができ、ちょっとだけ雰囲気を感じられる。

こうして歩いてくると、なんとなくポンペイを思い出させる。モザイクが残っていたり娼婦の館があったり。ポンペイが火山灰に埋もれたのは西暦79年。エフェソスはローマ帝国配下で発展したのが、紀元前2世紀から紀元後2世紀ころ。確かに、歴史の時期的には一致する。

ハドリアヌス神殿 ラトリナ

ハドリアヌス神殿はエフェソス遺跡のシンボル的遺跡で、建物の形状がきれいに残り、レリーフが見事。その隣は公衆トイレのラトリナ。昔ながらの物はごく一部で、ほとんどが再建された物だそうだ。穴が開いているだけで、座って用を足していた。壁もなく、中国のニーハオトイレのようだ。(ニーハオトイレとは、穴しか開いていない中国の古いトイレで、隣の人とあいさつしながら用を足すところからそう呼ばれる)噴水を囲むようにトイレがあり、水の音で用を足す時の音を消していたとか。音姫がこんな時代からあったとは。

ケルスス図書館 大劇場

ローワータウンに入ってきて、最初の大きな建物はケルスス図書館。正面しか残っていないが、高さがあって迫力がある。そして、最後は大劇場で、ペルガモンは山の斜面を使っていたので大きく見えたが、こちらは普通の平地に作っていて、いわゆる野球場の半分だ。

これで一通り巡ってきた。これまで巡ってきた3つの遺跡の中では、一番規模も大きくて見ごたえがあった。なるほど、ベーシックコースでは最初の二つを飛ばすのも致し方ないところか。最後にお土産屋を冷やかしながら帰る。そういえば水がすっかりなくなっていたなと思い、1.5lの水を2本買ったら、1本40TL(280円)もした。観光地価格にしては高すぎる。水でさえも、ちゃんと値段を聞いてから買わないといけないと思った。

夕食

3時間バスは走って、やっと20時に今日のホテルのあるパムッカレに到着した。今日は長旅お疲れさまだ。今日の夜もホテルの夕食で、いたって普通のバイキング料理。フルーツやデザートが盛りだくさんだが、そうたくさんは食べれないって。フルーツにはどこでもメロンとスイカが出るのが定番のようだ。

Pam Thermal Hotel Pam Thermal Hotel

ホテルには温泉があるということで食事後に行ってみると、こちらの温泉は水着着用が必要。しかも帽子まで必要な、いわゆる温水プールだ。明日行く棚田をイメージした温泉プールになっているが、普通のプールとつながっていて、まったく温泉らしさのかけらもない。単に、夜遅くまで開いているだけのプールだった。


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【目次】
出発準備編
出発
トロイ
ペルガモン
エフェソス
パムッカレ
コンヤ
カッパドキア
カッパドキア
イスタンブール
イスタンブール