'23夏 トルコ周遊の旅 その03 - トロイ

8月6日(日)
4:20(予定5:20) Istanbul 6:30 9:00 昼食(Truva Dinlenme Tesisleri) 10:30 12:00 Troi 14:30 18:00 Ayvalik
Haliç Park Hotel

予定よりも一時間早く、4時20分に到着した。日本ではもうお昼の時間ということで、全然眠くない。2018年に開港したイスタンブールで3番目の空港で、それまで主力だったアタテュルク国際空港からメイン空港を引き継いだ。アタテュルク国際空港は市内に近い空港だったが、新しい空港は、市内から車で一時間くらいの場所に建設された。世界最大の国際空港になることを目指した超巨大空港で、アジアとヨーロッパのハブ空港になることを目指している。

トルコ航空

タラップを出たところで一旦集合。もう一つギリシャに向かうツアーもあるようだ。空港は巨大でとにかく歩かされる。ドバイ空港なみだ。さらに入国審査は長蛇の列。この隙に、SIMのアクティベーションをする。普通はSIMをいれるだけで勝手につながってくれるはずだが、残念ながら中国製安物スマホではつながらず。設定を入れてもどうにもダメだった。特別な設定がいるはずないのにどうしたことかといろいろ試行錯誤していたら、急につながった。どうやら接続確認にいつもYahooで試しているのだが、トルコではYahoo Japanへの接続が許可されていなかった。Yahoo UKにはつながるのに、なんだろか。

しかし、しばらくするとまた接続不可になる。Yahooだけの問題でなかった。そんなことを繰り返すうち、一つの技を見つける。一回機内モードにして戻すと30分くらいつながるのだ。なぜそれでつながるのか、そして、つながらなくなるのかわからないが、仕方ないので使うたびに一回機内モードにすることになった。これは、イスタンブールでは頻発していたが、田舎町では起こらなかった。ローミングの取り合いなどがあるのかもしれない。

入国審査でかなり時間を取られてしまった。荷物受け取りにやっと到着するも、どこのレーンに出ているのか表示がない。実は、あまりにも遅すぎたので、すっかり荷物は流れ終わっていて、ベルトコンベヤの外に並べられていた。荷物を受け取り、少し荷物を入れ替えたりする。これからそのまま一日観光に行くためだ。荷物受取場の中にも両替店があり、まぁ空港のレートは良くないというのが定番だが、どれくらい使うのかわからないので、ひとまず4万円分変えておく。足りなくなれば、ドルやユーロも直接使えるということなので、わざわざ両替して持ってきているが、意外と飲み物代が高くて、トルコリラはすぐに足りなくなった。

今日の為替は、1TL(トルコリラ)が5.3円。空港のレートは1TL=6.86円。30%も手数料が取られるのか。日本は円安になって久しいが、トルコはインフレがどんどん進み、もっと貨幣価値が落ちている。2019年は1TLが21円なのだから、4年で実に貨幣価値が1/3になってしまった。言ったら、4年で物価が3倍ですよ。日本の物価高なんてかわいいもの。挙句に、少し前の5月、エルドアン大統領の再選でも急落し、1TL=7円が5円になってしまった。

500mlの水が、だいたい観光地の売店では10TL(約70円)といったところだが、お土産は日本よりやや高い感じ。基本円安なので、海外に来ると物価が高めになるはずだが、なんでもかんでも高いといった感じではないのが、トルコの経済状況と言える。ちなみに、空港の自販機では水が40TL(280円)だった。

空港を出たのは、飛行機が着いてから二時間後の6時半。一時間早く着いたのに、ほぼ予定通りといったところか。空港を後にして、これからカッパドキアを目指した4日かけたバス旅になる。今日の移動距離は約450kmで5時間半の移動。東京から京都に行くくらいだ。高級コースということで、バスも3列シートのVIPバスになっており、最大28名のツアーになっている。出発前は満席との表示だったが、キャンセルが入ったのか9組22名での旅となった。今日の寄り道ポイントは、トロイの木馬で有名なトロイで観光をして、トルコでも別荘地として名高いアイワルクという街を目指す。

飛行機の空調が散々で、危うく飛行機で熱中症になりかけた。そんななので、トルコに入ってからゆっくり飲もうと思って買っていたお茶も飲みはたし、飛行機でもらった水も無い。バスに乗るまでに売店で買い物をする時間もなく、二時間水なしかと思ったが、このツアーでは毎日水は一本もらえるということで、助かった。最初の休憩所では当然1.5Lの水を買うのだが、それも簡単になくなってしまう。それもそのはず、東京の熱波続きを、超えてくる暑さで、毎日35度を超える気温。さすがにこれには参った。

EFESビール 鯖の塩焼き

休憩所から一時間走ったら、9時でもう昼食。3時に機内食の朝食を食べているから、丁度良いといえば丁度良いが、なんとも早い昼食である。トルコで魚料理と言ったら、鯖が定番とのこと。鯖の塩焼きが一匹まるまるドーンと出てくる。レモンをかけて食べるのだが、お好みで醤油をかけてとのこと。日本人向けに置いてあるわけではなく、地元の人も普通に使う。さすが、アジアとヨーロッパにまたがるだけあって、食文化もまざっている。

昨今のツアーでは当たり前になっているが、食事は全部ついているが、飲み物は別会計。ツアー会社としては工程管理が楽だし、時間が読めるのも良いのだろう。さらには、飲食店としては、飲み物の値段をぼったくれる。ここではなんと、ビールもワインも100TL(700円)。後日スーパーで確認した価格は、ビールは500mlで50TL(350円)だった。まぁ、仕方ないと言えば仕方ない。ちなみに、トイレ休憩で降り立つ場所はガソリンスタンド併設の売店が多いので、基本酒は売っていない。

食事の店に併設しているのは、スカーフなどを扱った店だった。なんかブランドものにしてはチープ感がただよっているなと思ったら、ほとんど偽物だそう。トルコでは、偽物と言って売れば良いらしく、偽物が堂々と売れるのはトルコと韓国ぐらいだとか。もちろん、偽物とわかっていても、日本に持ち込むと没収されるので注意。

チャナッカレ1915橋

昼食会場を出ると、いよいよアジアに入る。トルコの土地の3%はヨーロッパ大陸で、残り97%がアジアのユーラシア大陸(アナトリア半島)である。チャナッカレはダーダネルス海峡の両岸にある街で、以前は船で渡っていたのだが、ついこの前の2023年3月につり橋が開通した。明石海峡大橋を抜いて、世界一位のつり橋となった。ここまでは、ヨーロッパ大陸だったが、橋を渡るといよいよユーラシア大陸になる。ユーラシア大陸と言っても、トルコの大部分はアナトリア半島だ。

橋を渡ると、程なくしてトロイに到着。現地語ではトロイア。トロイといえば、「トロイの木馬」で有名だが、いまやコンピュータウィルスを示す言葉になってしまった。そんなトロイの木馬の話も、実話でなく伝説とされてきた。そんな中、ドイツの考古学者シュリーマンが執念で発見した遺跡であった。しかも9層にも城が作り直された跡がわかるという。そして、トロイの木馬の話は、第7層に当たる。

トロイの木馬(工事中)

トロイ遺跡の中は、遺跡を巡るコースが作られている。入口には実物大のトロイの木馬があって、中に入れるものだったが、なんと全体工事中。元々旅のしおりにも改修中で中には入れないとあったのだが、改修中に根元がまずいことがわかり、全改修になってしまったそうだ。別に中に入る必要性はないから外見が見られれば良かったが、その外見すらなかった。そもそも当時の物でもなんでもないので、どうでも良いといえばそうだが、木馬がないのもさみしい。

トロイ遺跡 オデオン

遊歩道を一周ガイドをしながら、一時間くらい。基本、城壁くらいしか残っていないし、元々埋まっていたので、城壁があることを知らずに壊してしまったり、なんとも雑な感じ。木馬が登った門があったところと聞いても、単なる坂道だし、トロイの木馬の話がなかったら、あまりくる価値はないかもしれない。ただ、円形劇場であるオデオンは、きれいに残っていて、イタリアのポンペイ遺跡を彷彿させる。

観光するには非常に厳しい暑さの33度。東京の湿度が高い環境からすれば、カラッとした沖縄のような暑さなのでだいぶ違うが、それでも暑いものは暑い。暑さ対策として、ネッククーラーとハンディ扇風機を持ってきたが、それでも耐えられない。飛行機に乗るからと、沖縄のようなTシャツ短パンでないのもよくないのだろう。汗だくになりながら一通り巡って、売店の冷たいスムージーが98TL(686円)といわれても、高いなぁというより、とりあえず買う方が先立ってしまう。あまりの暑さとあまりの冷たさで、飲むと食道が氷の冷たさで痛くなる。

トロイ博物館

しばし休憩したら、ちょっとだけバスに乗って、トロイ博物館へ。今日は時間的余裕があるので、遺跡見学だけでなく、博物館見学もできる。といっても、そんなに面白くなく、ガイドのエルカンさん曰く、エレベーターで上の階に登ってから降りてきた方が楽というが、建物の周囲をぐるぐる回るスロープなので、降りるだけでも大変だった。休憩のたびにトイレも行っておかないといけないので、お土産屋を冷やかすにも時間がない。ここではユーロもドルも使えたので、予想外のトルコリラ消費の早さに、ユーロ払いにした。だが、実際はちゃんとした店でも個人商店でも、観光地ならどこでもユーロとドルは使えた。なんなら円もつかえた。

最後に外で待ち構えていたおっちゃんは、手彫りで木馬を作ったという。日本語で木馬と言われると、ホワイトベースかよって思ってしまうが、$4(560円)なら安い。が、1ドル札が減るのも嫌なので、トルコリラで払うことにする。100TLというので、まぁ良いかと思ったが、よくよく計算すれば700円じゃないか。レート的にはほぼ一緒でも、ドル変換手数料は安いので、トルコリラで払うより、ドルのほうが格段に安いということだ。これは、日本でドルを両替して、現地でドルをそのまま使う方が、手数料的にお得ということ。

ハリッチパークホテル プライベートビーチとアイワルクの町

今日泊まるホテルは、アイワルクというエーゲ海に面したリゾート地。こんなリゾート地と知っていたら、海水浴の準備してきたのに。五つ星の高級ホテルなので、当然のごとくプールはあるし、プライベートビーチもある。ただ、トロイの暑さでやられて熱中症のような感じなので外に出る気もなく、一時間夕食まで部屋で休むことしかできなかった。

ケバブとタラのフライ バイキング料理

夕食はホテルでバイキングだから、いつ行ってもよさそうなものだが、皆一緒に食べることになっている。旅程管理の一環だろうし、飲み物代金別のようなスペシャルなこともある。夕食がバイキングだと、いまいち他のお客と話す機会も少なくなるのは残念なところ。ありきたりの料理が並び、いまいちトルコらしい料理が無いが、プールサイドではトルコといったらこれでしょ、というドネルケバブを豪快に焼いていた。トルコ語で回転焼肉という意味で、トルコでもっともポピュラーな料理の一つ。牛肉に羊肉が混ざっているのがわかる。それと、タラのフライも揚げていて、このホテルの料理は、全般的にどれも良かった。


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【目次】
出発準備編
出発
トロイ
ペルガモン
エフェソス
パムッカレ
コンヤ
カッパドキア
カッパドキア
イスタンブール
イスタンブール