今日の移動は400kmで約5時間。岩国から熊本までの距離にあたる。毎日同じくらいの移動になるが、今日は朝一で観光したら、ホテルまで走りづめの予定。しかし、ホテルのあるコンヤ観光は今日に詰め込むことになり、またしても7時半出発となった。暑いので朝早く観光したいというのもあるが、翌日の観光というかお土産屋に時間を取るためもあるのだろう。

今日の観光地ヒエラポリスは、そもそもその観光拠点となる街に泊まっているので、バスに乗ったらすぐに到着した。白い石灰岩が崖を伝っているのも遠めに見え、なかなかすごい景色である。
ヒエラポリスというか、ここはパムッカレの名称で有名な観光地。パムッカレという地名は、綿の宮殿という意味で、綿花の生産地からそう呼ばれているようだ。なんだ石灰岩とは関係ないのか。石灰岩を溶かした地下水が地熱で温められて温泉となり、その温水が流れて棚田を作り出している。ヒエラポリス遺跡は、そのパムッカレの石灰華段丘の一番上にある遺跡であるが、断然ヒエラポリスはおまけである。

ヒエラポリスは、ローマ帝国の温泉保養地として栄えたが、1354年の大地震で崩壊した。石灰華段丘に沿ってまっすぐに作られた町で、遠くに大劇場が見えるが、時間がないので近くまではいかない。遺跡はほぼ通り抜けるだけで、石灰華段丘へ。

視界が開けると、真っ白な棚田が広がる。なんとも不思議な情景である。まさに自然と文化の融合世界遺産であるが、実は温泉をくみ上げすぎて、今ではめっきりお湯が少なくなり、棚田に張られた水がほとんどなくなってしまったそうだ。20年前の写真と比べると、確かに全然違う。

反対側に回ると棚田の中を歩くことができる。やや深い溝には温泉が流れており、足湯に入ることができる。当然、裸足で歩いて行かないといけないので、靴を置いていかないといけないのだが、間違えたり盗まれたりするだけでなく、野良犬が持って行ってしまうそうで、袋が配られて自分で靴は持っていくようにとこと。滑りやすい棚田を慎重に歩いていき、皆適当な場所に腰を下ろして足湯を楽しんでいる。

パックツアーの宿命、あまりのんびりもしていられない。数分で終わりにして、集合場所である古代温泉プールへ。ここは普通の屋外プールで、お金を払えば誰でもプールに入ることができる。ここも当然時間がないから見るだけだが、別のグループの日本人がいて、個人旅行で来ているのか、プールに入ったり、なんだかのんびりしていた。やはり個人旅行の方がいいよなと思う。
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