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5月6日(木)
Venezia(MarcoPolo)9:50 AF1127 11:40Paris(C.D.Gaulle)
パリ市内観光( エッフェル塔 凱旋門 ノートルダム寺院)
Paris(C.D.Gaulle)19:25 JL406
5月7日(金)
JL406 14:15東京(成田)

長い行程もいよいよ最終日となった。ベネチアから日本への直行便は無いので、パリを経由して帰国する。マルコポーロ空港まではバスか船で行くルートがあるが、バスだと駅近くまで一度船で向かわないといけないが、船だとホテルの目の前から出ているので、それなら船で行くことにする。

しかし、船だと空港まで80分。9時50分の飛行機に乗るから、8時半には着いておきたい。とすると、7時には出ないといけない。6時50分の船があったので、これに乗ると朝食を食べられない。最後の豪華ホテルで朝食も期待できたのに残念である。朝に余裕がある飛行機を取ったはずなのに、空港が遠くて朝食を食べられないとは残念。

朝っぱらで誰もいない道を船乗り場へ。船もほとんど客は乗っていない。地元の人を乗せながら、予定よりは若干早く到着した。船を下りると空港までの道案内があるが、これに従って歩くとこれがまた遠い。荷物を引きずりながら、空港まで10分以上は歩いたのではないかと思う。

パリで時間を取ってあるが、荷物は成田まで通しで送ることができる。大きな荷物は全て預けてしまえるのだが、免税品だけはそうはいかない。EUから出発する最後の空港で免税処理を行うのが普通だから、パリで免税手続きを行うことになる。しかし、パリでは現物を持っていないと処理してくれないらしい。なので、免税処理を行う物は機内持ち込みにせざるを得なかった。

飛行機は予定通り、パリのシャルルドゴール空港に到着した。もう何度この空港を使っただろうか。駅に向かえばコインロッカーか荷物預かりがあると思っていたのに全く見つからない。後の調べで、テロ対策でコインロッカーは全て撤去されたとか。仕方がないので、免税品を持ったまま、歩いてパリの街をぶらぶら歩くことにした。

窓口も自動券売機も長蛇の列。普通の平日のしかも昼間にどうした混雑なのだろうか。で、並んだあげく機械は壊れていて購入出来ない。こちらはフランス語がわからないから仕方がないにしても、みんな列に並んで同じ事を繰り返しているのが不思議でしょうがない。やっと購入できる段階になったら、やはりお札が使えない。こんなこともあろうかと、小銭はわざとたくさん持っている。やっと列車に乗れて、RERでノートルダム寺院まで向かう。

パリの三大ランドマークは、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院で、この三つを空港からのRERとセットで効率的に回るには、まずはエッフェル塔を目指し、ぐるっと時計回りに回ってノートルダム寺院からRERで帰ってくるのが良い。そのエッフェル塔も、一番最寄りの駅で降りて見るだけではなく、シャン・ド・マルス公園からエッフェル塔を眺め、エッフェル塔の下を通ってセーヌ川を渡ってシャイヨー宮からエッフェル塔を再度眺めるのがベストコースである。何度もパリを歩き通した結果、このルートを見つけ出した。

ノートルダム寺院から地下鉄で二駅行って地下鉄を乗り換えるのだが、乗った列車は一駅だけで終点。またもう一本列車を待たなければならなかった。乗り換えの際にパン屋があったので、フランスパンのサンドイッチを購入。エコール・ミリテール駅で地下鉄を降りて、エッフェル塔へ向かう。

エッフェル塔シャン・ド・マルス公園に入るとエッフェル塔が見えてきて、エッフェル塔を見ながらベンチで先ほどのサンドイッチを食べる。フランスの昼食といったらこのサンドイッチばかりですぐに飽きてしまうが、イタリアの後だとフランスパンがおいしい。

公園を通り抜けて、エッフェル塔へ。時間が無いので上には登らなかったが、平日なのになぜか長蛇の列。そして、お土産を売る黒人がたくさんいるのだが、警察が来るとさっと荷物をまとめて一度避難し、警察がいなくなると戻ってきて商売していた。

エッフェル塔セーヌ川を渡り、シャイヨー宮の階段を上ると、また違ったエッフェル塔を見ることができる。どこでも景観が保たれているのはさすがである。エッフェル塔に行くなら、是非ともこのルートを実践してもらいたい。そのまま通り抜けると、ちょうど地下鉄の駅があるので、地下鉄に乗って凱旋門へ。

凱旋門凱旋門はロータリーの真ん中に位置し、毎度の事ながらどこに出てくるかわからない。シャンゼリゼ大通りから90度くらい回ったところだったので、正面に移動して眺めた後、地下鉄にて最終ポイントノートルダム寺院へ向かう。時間があれば、ここからシャンゼリゼ大通りを歩き、ルーブル美術館などを見つつノートルダム寺院に向かうと良い散策路になる。

ノートルダム寺院地下鉄はノートルダム寺院から少し離れたところに出るので、一駅分歩く。一駅といってもパリの地下鉄は駅間距離が短いので、1kmもないくらい。ノートルダム寺院の外観を眺めて、本日の観光終了で、RERの駅へ向かう。

ここで予期していたことが発生する。切符を購入するには自動販売機しか無くて、しかも小銭がないと買えないのだ。小銭は相当持っていたが、空港から来るときにほとんど使ってしまった。どこかの売店で買い物してお釣りをもらってくるしかないかなと思ったら、なんと奇跡的にクレジットカードが使えた。なんとか無事に切符を購入し、RERに乗って空港に戻る。

空港には十分時間を持って帰ってきたが、最後の仕事は免税の還付のために書類にスタンプを押してもらう事。出国手続き後にあるはずだと思った免税手続きカンターは、探しても探しても見つからない。いろいろな人に聞いてみると、そこを下に降りて出たところだよと言われ、そのまま進むとなんと入国手続きのイミグレーションだった。なんと、免税処理を行うために、またフランスに入国してしまった。しかも、何十回と来て押してもらえなかったスタンプが押してもらえた。

やっと見つけた免税手続きカンターでは、何も荷物を見ないままスタンプが押され、荷物を一日持って歩いたのは何だったんだよとがっくり来る。さすがフランスのアバウトさ。再度出国して、ラウンジで少しくつろいでから、帰国の途についた。

免税手続きはこれだけでは終わらない。そのスタンプが押された書類を持って、成田空港の還付窓口に出向かなければならない。しかし、銀行振り込みで時間がかかるかと思ったがその場ですぐさま現金返金だった。そして、最後行きと同じくバスで帰宅した。


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