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4月28日(水)
ローマ市内観光( コロッセオ フォロ・ロマーノ 真実の口 パンテオン ナヴォーナ広場 トレビの泉 スペイン広場)
Hotel Regent Rome

今日は一日ローマ観光。明日はバチカンに当てるので、実質ローマ観光は今日一日だけである。朝食を食べて列車でまずはローマ中心のテルミニ駅へ向かう。今回のホテルは5年前に出張で泊まったホテルの近くで、郊外で治安が良い場所に位置し、だがユークリッド駅から列車で一駅出ればポポロ広場に出られて地下鉄に接続する便利な場所。しかも、ホテルを出たらすぐに列車の駅で至極便利。

列車や施設の入場料が安くなるローマパスの購入も考えたが、購入できる場所が決まっている上、実際そんなにお得になるわけでもない。ということで列車のチケットを普通に買ってしまったが、乗り継ぎを考えたら4回列車に乗れば元が取れる一日乗車券を買えば良かった。一駅で必ず乗り換えがあるし、帰りも同じ事なら4回は確実に乗るからだ。

コロッセオ列車で一駅出て、ポポロ広場をぶらりとしてから、テルミニ駅の一つ前で降りて共和国広場へ。一つ前の駅と言っても、すぐにテルミニ駅が見える距離で、地下鉄駅構内の乗り換えの煩雑さを考えたら、外を歩いた方が早いかもしれないくらい。テルミニ駅をぶらついてから、さらに地下鉄に乗車して、コロッセオへ向かう。9時を過ぎているというのに列車はまだ混んでいた。

コロッセオコロッセオ駅を出ると、すぐに巨大なコロッセオが姿を現す。まだ朝早いせいか、あまり混雑していない。コロッセオは実に3度目で、前回は中に入ったはずが、今回はなんだか同じこんなところあったかなぁと思うことしばし。昔の写真を見てみたら、どうも階段を上がって中を眺めただけで、ぐるりと一周していなかった。同じところを何度行っても、なんだかんだいって楽しめる。

フォロ・ロマーノ次に向かうのは、コロッセオのすぐ隣にあるフォロ・ロマーノ。しかし、入り口まで500mくらい歩かないといけない。フォロ・ロマーノとコロッセオは入場券が共通で、コロッセオはいつも長蛇の列だから、フォロ・ロマーノから入るべしと言われるのだが、コロッセオはほとんど列がなかったが、フォロ・ロマーノは列が出来ていた。結局、朝早く行けば空いているということにつきるようだ。

パラティノの丘今も発掘が続くローマ市内のど真ん中にある遺跡群で、ツアーでは大概飛ばされるポイント。それもそのはず、構内は全て歩きで回るしかない上、一時間以上炎天下にさらされる。やはりポンペイに一度行った後では迫力が違いすぎるが、入り口を入ってすぐの市庁舎周辺は見応え十分。今回はさらに、フォロ・ロマーノ併設のパラティノの丘にも行ってみたが、こちらは住居跡があるだけなので、あまりぱっとしなかった。

真実の口結局一時間半くらい歩いて、コロッセオの正面に戻ってきた。真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会はパラティノの丘を半周回ったまるっきり反対側。タクシーか馬車に乗りたいところだったが見つからず、またしても30分くらい歩き通しで教会に到着した。

フォロ・ロマーノ真実の口と言ったら、皆が口に手を入れて写真を撮るのだが、今や0.5ユーロ(66円)と書かれた寄付金箱の前に人が立っており、一人一人整然と列を成して写真を撮っていた。寄付金と言うよりも、すっかり写真撮影料になっていた。思いのままに我先にと割り込む風景よりは、この方が良いかもしれない。写真撮影後は案内に従うと教会に入り、今まで一度も教会自体に入っていなかったことに気づく。

ミケランジェロ広場また黙々と歩いていく。この真実の口だけ距離が離れているので、ツアーでは来ないし、タクシーなりバスなり足を確保して行く方がよさそうだ。次に向かうのは、ヴェネチア広場の裏にあるミケランジェロ広場。丘の上にある小さな広場で、幾何学模様のデザインが見所。また、フォロロマーノ全体が丘の上からきれいに見えるところでもあり、フォロロマーノに入場しなくても、実はここから見るだけで十分とも言える。

ヴェネチア広場ヴェネチア広場を通り抜けてパンテオンに向かうが、歩き通しで疲れてきたし、昼も随分過ぎてしまった。ナヴォーナ広場まで行けば昼食場所には事欠かないと思っていたが、そこまではもうもたない。歩いている途中のランチをやっているバーでパスタの腹ごしらえ。どこで食べても基本的にパスタはおいしいのだが、たぶん普通のレストランで食べたらもっとおいしいのだろうなと思う。が、ギネスビールが出る店だったので、それはそれでまた良かった。

パンテオン少し歩けば、ラテン語で全ての神という意味のパンテオンに到着する。外観は修復作業中で、足場が組まれてほとんど見ることができないが、内部は荘厳な雰囲気で、円筒形のドームの頂上には丸窓があり、日の光が射し込む。来るときはいつも晴れているのでわからないが、雨が降ったらどうなるのだろうか。このあたり結構見所豊富だが、日本人は相変わらずバスで点と点の移動でしかないので、日本人は見かけない。

ナヴォーナ広場パンテオンを出て、この辺りで一番広いナヴォーナ広場へ。ムーア人の噴水、ネプチューンの噴水、四大河の噴水という三つの噴水を配し、レストランなどの店が連なる。お菓子のホームラン王の亀屋万年堂のナボナはこの広場から名付けたそうだ。個人的にはローマに来たらこの広場は是非来て欲しいところで、夜になるとライトアップされるされる5カ所のうちの一つでもある。

ジェラートナヴォーナ広場を出ようとしたところでジェラート店を見つける。イタリアと言ったらパスタなどもおいしいが、ジェラートも欠かせない。本場のジェラートは普通のアイスとは少し違う感じがする。ジェラート専門店だけあっていろいろ選べるのは良いのだが、三玉が基本セットのようだ。やはりというか、こんな一等地では高いセットしかないようだ。

トレビの泉そしてローマの一大目的地であるトレビの泉へ。建物に囲まれた一角にあり、広場と言うよりは大型噴水といった面持ちである。相変わらず人が多い。後ろ向きにコインを投げ入れていないのに、何度ここへ来たことか。来るたびに写真を撮るが、何年たっても同じアングルで全く同じ写真を撮っている事に驚く。

ここで道を間違えて、クリナーレ宮を3/4周もしてしまった。ずっと歩き通しだったのに、さらに最後の最後で無駄に歩いてしまった。昔来たときはきれいにヴァチカンのサンピエトロ寺院が見えるところだなと思っていたのだが、建物が増えてしまったのか記憶が定かではなかったのか、たいしてきれいな風景ではなかった。

スペイン広場最後に、スペイン広場まで歩いて、ローマ観光は終了である。今では階段で飲食をしてはいけないそうで、階段に腰掛けてジェラートを食べる人たちは見られないが、それでも人はとにかく多い。夕食にはちょっと早い時間だし、と言ってもうブランド街を歩いて回る気力もない。地下鉄と列車を乗り継いで、ホテルに戻る。

夕食は駅前にレストランがあり、やっていなかったらホテルで良いだろうと思っていたら空いていた。パスタとピザが一緒になったチェーン店PastaritOで、なかなかめずらしい店ではあるが、ピザにはちゃんと釜がある。パスタは予想どうりの大ボリュームだったが、十分満足のいく味だった。

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