今までの気楽な品川N'EX乗りが今回からできなくなり、ラッシュにもまれて都内に出ることはしたくないので、リムジンバスで成田空港へ向かう。朝はいつもの通勤と同じくらいの時間帯で、逆方向でも結構混んでいる。バスは混雑を避けてか、東名ではなく横羽を利用していたが、成田にはほぼ予定通りに到着した。

ゴールデンウィークには少し早いがガラガラというわけでもない。いつものごとくラウンジに向かうがこの時間はアジア方面とヨーロッパ方面が重なるため、ラウンジは大混雑となる。アネックスを勧められるが、静かなことしか特徴がないアネックスに向かう人がいるわけがない。中に入ると確かに大混雑だったが、奇跡的に席が空いていた。いつものカレーが無いなと思ったら、しばらくしたら出てきた。昼食メニューということのようだ。

飛行機は時刻通りに出発した。今年は初めての搭乗だったが、破綻したJALにあっては機内食は昨年でもひどいと思ったが、さらにひどくなっていた。カレーの具を選ぶくらいしか選択肢がない。これ以上質が落ちることもないだろうが、そのときは機内食サービスが無くなるときだろう。

久しぶりのヨーロッパで、かなり長丁場だったが、予定通りローマ・フィウミチーノ空港に到着。5年ぶりの空港だったが、古びた感じの併設の駅も何も変わっていなかった。切符を買うのに長い列で、一本列車をやり過ごしてしまったが、なんとか次の列車に乗ることができた。普通列車かと思ったら、いわゆるレオナルドエクスプレスで、ノンストップのままローマ・テルミニ駅に到着した。

テルミニ駅から地下鉄を乗り継いでホテルまで行っても良いのだが、前に仕事できたときの閑静な住宅街にあるホテルにしたので、ちょっと時間がかかる。タクシーで行こうと思ったらおっちゃんにつかまった。白タクだったら逃げるぞと思ったが、普通のタクシーだったのでまぁ良いかと思ったら、30ユーロ(3,990円)だという。どうみても15ユーロ(1,995円)くらいだろ。高いと言ったら、荷物があるからそれくらいいくんだよ、ともっともらしきことを言う。

イタリアでもぼったくりと戦わないといけないのかとがっくりきたが、結局面倒なのでそのまま乗っていく。予想通りメーターは動かしていなかった。後日、テルミニ駅に向かうタクシーは15ユーロもしなかったので、やっぱり倍くらいふっかけられていた。ホテルはというと、予約していたホテルが団体客で一杯だったせいか、建物でつながっている隣のホテルへ行けと言われる。通常料金は実に倍以上もする豪華ホテルだったが、通りに面していて一晩中車が走り、うるさかった。