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4月29日(木)
【システィーナ礼拝堂とバチカン博物館半日観光ツアー】 (8:00〜12:00)
ローマ市内観光( バチカン サンタンジェロ城)
Hotel Regent Rome

ローマ二日目。本日のメインはバチカンである。午前中にバチカンのツアーを入れてあるので、その後サンピエトロ大聖堂を見て回る予定。ホテルの朝食は6時半からで、ホテルピックアップが7時。なので、一番乗りで食堂に入ったら、まだ品揃えがまばらだった。急いで食事をして準備をするが、それでも早々と迎えのバスは来ていて、ホテルの人が部屋まで呼びに来る状態だった。イタリア人なのに時間通りに来るのにはびっくりする。

結局、7分くらい遅れて出発した。が、最初のホテルだったようで、他にバスで待っている人はいなかった。もう一つホテルに寄って、ツアー会社Green Line Tourの営業所があるテルミニ駅横についたのは7時半だった。ツアーの出発は8時なのに到着が早すぎ。ちなみに、日本語ツアーはなぜかピックアップ料金が無料である。最初からピックアップ料金分上乗せしてあるに違いない。

バスを乗り換えるのかと思ったが、そのまま乗って待っていると、次々に客が乗ってきた。最後にガイドが3名乗車して、英語、スペイン語、イタリア語、日本語の4ヶ国の説明が飛び交う。全員で20名くらいであるが、日本語ツアーは我々だけだった。町中をバスは走っていき、バチカンをぐるりと回ってバチカン美術館の入り口へ。X線チェックで三脚が見つかり、荷物預かりへ預けさせられる。別に持っていたって使わなければいいだけなのに。

バチカン美術館全員集まらないうちに、日本語ツアーだけが先に出発した。こんなところが少人数の良いところ。まずは渦巻き階段を横目に、エスカレータを登っていき、中庭に出てシスティーナ礼拝堂の説明を聞く。

バチカン美術館の最大の目的地であり、ミケランジェロの傑作である。中ではガイドができないということで、あちこちにある立て看板の前でガイドが説明をしている。天井と前方壁面がミケランジェロの作で、あとはそれ以前に書かれていたもので、絵画の図法としても随分違うことがわかる。これらはフレスコ画と呼ばれ、イタリア語でフレッシュの意味。漆喰(しっくい)を塗った壁が乾く前に色を流し込むことで、何年経ってもきれいに絵画が残っている。

バチカン美術館説明が一通り終わると美術館へ。全部見て回ると二日はかかると言われる内容の中で、二時間で見て回るのであるから、見る場所も限られる。とにかく人が多くて大混雑だし、どこをどう進んでいるのかわからないが、さすがに見事な美術品の数々。入り口から半分くらい見て回ったところに、最後の目的地システィーナ礼拝堂がある。このツアーはここで離脱することが可能なので、当然ここでガイドと別れて自由行動とする。

バチカン美術館システィーナ礼拝堂はさすがにすごい迫力。天井を見上げて、うわーとなる。広い部屋の中には何百人と人がいるので大混雑。ガイドはしてはいけないと良いながら、あちこちでガイドをしている。まぁ、ガイドがいなくても、一通り説明を受けていたので、さらに楽しめる。

サンピエトロ寺院半分しか回っていないしラファエロの間にも行きたかったのだが、二つある出口の一方は美術館に戻る方、もう一つはサンピエトロ寺院に直接迎える出口。前者のつもりが気がつけば見覚えのある地下通路で、サンピエトロ寺院の構内に出てきてしまった。残りはまた今度ということで、戻るのはあきらめてクーポラへ登ることにする。

サンピエトロ寺院お昼前ということもあってか、エレベータの列はまだ短かった。狭い階段を上っていくと、ローマ市内一高い建物というクーポラの上に到着する。天気が良いので、ローマ市内が一望できる。反対側はバチカン市国の国内であるが、公園程度の広さしかない。

クーポラから降りてくると、やっとの事で外に出るが、入り口は長蛇の列になっていた。バチカン美術館から直接来ると、この荷物チェックを通らなくても良くなるのが楽である。しかし、バチカン美術館の入り口に三脚を置いてきてしまったので取りに行かないといけない。城壁をぐるりと回って入り口までたどり着き、三脚を受け取ってお土産屋街に戻ってくる。

ボンゴレロッソお昼は適当なお店で今日もパスタ。アサリが入ったパスタで、あまり見かけないトマト風味のボンゴレだった。トマト風味のボンゴレってあまりみかけないが、ネットで見るとボンゴレロッソと言って意外に普通の料理らしい。

サンピエトロ寺院今日最後の目的地は、バチカンからすぐのところにあるサンタンジェロ城。日本語名ではなんだかよくわからなくなってしまうが、英語表記ではセント・エンジェル城で聖天使城となり、天使の像が至る所に立つ城である。映画「悪魔と天使」でも重要な施設として出てきた。屋上からサンピエトロ寺院がきれいに見える絶好の場所でもある。

サンタンジェロ城城を出ると、その前に架かる橋の両側の天使像を見たらローマで見るべきポイントは全て押さえた。二日間連続で歩き通したため、いい加減疲れたのでタクシーでホテルに帰ろうと思ったが、タクシーを停めるポイントが決まっているようで、全く停まってくれない。仕方が無いので、バス停で見つけたテルミニ駅行きのバスに乗ってテルミニ駅まで行って、地下鉄でホテルに戻る。

15時くらいに活動終了だったので、のんびり休んだ後はローマは最後の晩餐ということで、夜景を見に行きがてら夕食とする。何カ所かライトアップされており、その中でトレビの泉を選択する。その近くのレストランで食事とした。夕食らしく魚料理に白ワインにしてみたが、付け合わせがあまりにも多くてとんでもない量だった。

トレビの泉トレビの泉はライトアップされていることもあって、昼間なみの大混雑。だが、ライトアップが見事で、昼間とは違う雰囲気で見ることが出来た。

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