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5月1日(土)
【青の洞窟とナポリ、世界遺産ポンペイ1泊2日観光ツアー】
ソレント カプリ島観光 (青の洞窟、アナカプリ、カプリ) ナポリ ローマ
Hotel Regent Rome

朝食は9時までに済ませ、9時10分にロビーに集合とのこと。ここまで朝早い出発が多かったので、ここでやっとゆっくり出発になった。ナポリツアー二日目は、カプリ島である。ソレントに住む女性ガイドで、ホテルに迎えに来てくれて、港まで大きめの車で移動する。

ソレント今日はメーデーで祝日ということもあって、船乗り場は人でごった返していた。インド人夫婦がどんどん先に行ってしまい、仕方なしに日本人たちもついていく。すると、なんとガイドさんがいない。チケットを買いに行っていたようで、なんとか合流できたものの、こんなところではぐれていたら大変だった。

大きめの荷物はスルーで12ユーロと書かれていたが、カプリ島に渡ったところで預かってくれるという。なので、そこまでは自力で持って行って欲しいとのこと。ちょっと英語力が必要でしたな。ソレントからカプリ島までは高速船で20分。そして、船を降りると、黄色い服が目印のガイドさんをなんとか見つけられたが、ここの港でも混雑激しい。荷物を預けると、ガイドさんは後ろも見ずにずんずん行ってしまうものだから、この混雑の中ではどこに行ったかわからない。青の洞窟行き船乗り場に曲がっていたのをわからずに、危うくはぐれるところだった。

ちょうど最後の乗船ですぐに出発する。30人くらい乗れるが、まさに漁船である。波が高いと、この船の運行も危うそうである。ここで、今日は青の洞窟に入れることが伝えられる。半々くらいの確率と聞いていたから、実際に入れると聞くと良かったと思う。20分くらい島に沿って進むと、同じような船がいくつか待っている場所に到着した。ガイドさん曰く、3艘しか待っていないのはラッキーだそうだ。いつもなら10艘は待っているという。崖の上の方から階段で下りてくる人もいて、ここまでのアプローチは船だけではないようだ。

青の洞窟入り口ここからさらに小さな船に乗り換える。船というよりは水上公園のボートだ。こぎ手と客4名の5人乗り。船が出入りしている穴は、確かに小さい。穴に入るときはほとんど船に寝っ転がって入らないと頭をぶつける。こぎ手もよくまぁこんなところに入れるものだ。連続して何艘か入っていき、しばらくすると一緒に出てくるという感じである。

いよいよ自分らの船の番になると、小さな船が寄ってきて、4人ずつ乗せていく。そして、船の上に券売所があり、そこで入場券を買う仕組み。ここまで来た船とはまた別料金とは。我々のツアーはチケット料金込みなので、ガイドさんがこぎ手にチケットを渡してくれて、そこの船でそのチケットを手渡す。入場の順番を待ち、いよいよ洞窟の中へ。

青の洞窟入り口はとても小さいが、洞窟の中は意外と広い。こぎ手のおっちゃんの片言日本語「うしろ、うしろ」という言葉で振り返ると、なんということか。水が青白く光っている。小さな入り口からだけ光が差し込み、石灰岩の白色だろうか、水の青さとまざってまさに水自体が発光しているような雰囲気を醸し出す。おっちゃんはカンツォーネを歌ってくれるが、どこの船でも歌っているので何が何だかわからない。

真っ暗闇なので一眼レフは暗さに合わせてシャッタースピードが遅くなり、全く撮れない。それよりも、今時のコンパクトカメラの方が良く撮れる。動画も撮れるし一眼レフなんかよりもよっぽどできが良い。あっという間に伏せて〜と言われて洞窟を出る。本当にあっという間だった。戻ってくると、チップチップとせがまれ、一人1ユーロずつ渡す。数分で4ユーロずつもらえるのだから、これは相当の稼ぎになるだろう。あっという間に終わってしまったので、時間があればまた行きたいと思った。

カプリ島全員戻ってきたところで船は元の港に戻る。船を降りてバスに乗車。貸し切りバスではなくて、人が集まると出発する路線バスのようだ。他の同乗者も加えてアナ・カプリを目指す。アナとは高いところという意味で、港からかなり上がったところにあるカプリの町よりもさらに高い位置にある。そこまでの道がまたすごくて、よくこんなところを車がすれ違えるものだと感心する。

アナカプリアナ・カプリに到着すると、すぐに昼食である。普通のコース料理で、一品目料理と二品目料理が選べるのであるが、料理を持ってきてこれで良いかと聞かれたらだいたいはそれにする。パスタに魚料理、デザートで今日の食事は普通だった。

インド人のおばちゃんはまぁ気が短くて、ガイドさんが戻ってこないのに食事が終わったとたんに席を立ち上がる。まだみんな飲み物代も払っていないのに、どこに行こうとしているのか。日本人たちも席を立とうかどうしようか迷っているところで、なんとかガイドさんが来てくれたので、なんとか団体行動が維持できた。

ソラーロ山広場に行ったん出て、これから一時間自由行動。リフトに乗って山頂に行っても良いし、お買い物をしても良い。ゴンドラは片道15分というから、滞在時間も含めるとほとんどこれだけに時間を費やすことになるが、景色が良さそうなので行ってみることにする。乗り場はすぐのところにあったので行ってみると、ゴンドラじゃなくてスキー場にあるリフトじゃないか。山の頂上までまっすぐ延びている。もう一組の日本人と一緒に山頂へ向かう。アナカプリの白い町並みがきれいに見え、そして地中海が水平線まで見渡せる。が、展望台では雲が立ちこめ、きれいな海を見ることができなかった。残念。

同じく15分かかって下りてくると、残り時間は30分ない。お土産通りに行って、お土産などを買い求める。最初2枚で45ユーロと言っていたお皿が30ユーロ。ここでも言い値の半額が当たり前だったか。あっという間に集合時間となって、時間通りにバス乗り場へ。しかし、あまりの大混雑でバスになかなか乗れない。どうなっているのかわからないが、しばらくみんなでぼーっと待つ。

カンノーネの展望台10分くらい待って、やっとのことでバスに乗車。同じ道を戻ってカプリでバスを降りる。こちらもまぁ人が多いことこの上ない。インド人のおっちゃんが途中ではぐれてしまったが、背が高くて少し飛び出しているのでなんとか見つけることが出来た。集合時間を確認して、展望台まで行きたい人はガイドさんが連れて行ってくれるという。道自体は難しい道ではないが、とにかく人が多くて原宿の竹下通りみたい。こちらの展望台の方が山の上まで登った展望台よりも海の色がきれいに見えた。

帰り道は自由行動で、お土産屋を冷やかしながら集合場所まで戻る。皆さん疲れてますか〜とガイドさんの問いに、「場合によるな」とインド人のおっちゃん。先ほどもその問いに展望台まで歩きましょうとなったので、今回もその可能性大。予想通り、もう一つ展望台があるらしいのだが、今日も晴天続きで、なんだかんだ行って歩き疲れた。結局、港へ戻ることになった。

バスを待つ間、お土産屋でレモン酒の試飲をさせてくれた。ここまであちこちで買ってきたものがこれかと思いつつ、また買ってしまう。バスで港に戻ると、荷物をピックアップするのだが、朝ワゴンに積んだままの状態だった。まさにコインロッカーの様な感じ。荷物一個あたり3ユーロ払って荷物を引き取ると、船のチケットをもらってナポリへ向かう。出航までまだ30分くらいあったが、ここでガイドさんとお別れ。ガイドさんは、ソレントに住んでいるそうなので、別の船で戻るのだろう。

カプリ港50分くらいでナポリに戻る。右側に赤い屋根のコーヒーショップで待ち合わせということだった。船を降りるとすぐに見つけることが出来たが、そのままずんずん行ってしまう人もいた。意外とぼーっとしていると見つけられないかもしれない。集合時間は17時20〜18時20分と幅が広い。17時20分をちょっと過ぎたところだが、当然のごとく待っている人はいない。

待ち時間にちょうど良いコーヒーショップだったので、夕食までまだ時間があるから軽くピザで腹ごしらえ。ここまでピザをまだ食べていなかったし、ナポリのピザはこれが最後。もちもち感のあるナポリ風ピザ・マルゲリータで、ファーストフードではあったがおいしかった。

18時を過ぎて、本当に迎えに来るのかと焦り始めた頃、ようやく日本人ガイドが現れた。バスにはすでにカプリ島ツアーの皆さんが乗車済み。カプリ島で一緒に合流させてくれれば良かったのにと思った。この時間で出発すると、ローマに到着するのは21時を過ぎるだろう。途中休憩場所は行きとは違うお店で、貝で作ったカメオはアウトレットが並び、明らかにここが一番安かった。

予想通り、ローマに着いたのは21時。それぞれのホテルに一台のバスで送るものだから、まだ一時間くらいかかりそうだなと思ったら、3番目くらいで21時過ぎにはなんとかホテルに着けた。今日は隣のホテルにはならず、予定通りのホテルで若干狭め。隣のホテルまで荷物をわざわざ取りに行かないといけなかった。

最後に、一昨日も行ったホテルのすぐそばにあるPastaritOで夕食とする。パスタの種類が豊富で毎日来ても飽きないし安い。このお店はお勧めである。今日は、ピザにしてみたが、パスタに比べると作るのに時間がかかっていたが、専用釜で焼いているので、やはりおいしいかった。

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