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8月18日(木)
Papeete(FAAA)8:25 VT262 9:15Bora Bora
ボラボラ島内一周
Hotel Nobotel Beach Resort

予定どおり6時半には起床。飛行機の中でいくらか寝れたし、今日も5時頃到着の客がいたようで、シャワーを使いまくってうるさかった。今日は日本便が無いはずだが。朝到着時は、周りの人にも迷惑なのですぐに寝ましょう。7時前にチェックアウトして、まさに寝に来ただけのホテルとなった。タクシーを頼むがなぜか呼べず、徒歩数分のタクシーステーションに行けと言う。電話で呼べないのに、タクシーはたまっているというのもおかしな話。夜中は一台も停まっていなかったが、今は5台くらい停まっている。夜閉まるのが早い町の店も、朝7時だというのにかなり開いている。マクドナルドも6時半からというから、ここでは朝が早い。

エア・タヒチタクシーは夜間割増料金がかからないが、タクシー代1,500CFP(1,830円)は高い。1時間前にはチェックインしましょうと書かれていたが、1時間前から窓口が開く。早く着き過ぎてしまったが、窓口を動き回っている間に4番目になってしまった。後ろには、イースター島で一緒のホテルだった人が並ぶ。全部で10人くらいしか並んでいないが、これなら窓側ゲットも楽勝だろうか。ちなみに、国内線のエアタヒチは全席自由席である。

それにしても、一番最初の人が荷物が重量オーバーのようで、窓口を30分くらいふさいでしまった。小さな飛行機なので、預ける荷物は10kg以下が必須で、ちょっと大きめの荷物を機内に持ちこもうなら、すぐに預けろと言われてしまう。結局、チェックインだけに1時間もかかってしまい、早くも飛行機出発の20分前だ。急いでマクドナルドでサンドイッチの朝食を食べて出発ゲートヘ。マクドナルドでサンドイッチや菓子パンが買えるのは、フランス的発想だろうか。ゲートに到着すると同時に搭乗手続きが開始された。しかし、8時10分発の同じくボラボラ行きは手続きがまだ開始されていない。8時10分発は経由便だし、朝早いということで敬遠した。9時くらいの飛行機をねらったがどれも経由便になるため、8時25分発という結局早い便になってしまったのだった。

モーレア島搭乗手続きには10人くらいしか並んでいなかったのに、なぜか子供やなにかの団体やら、地元の方らしき人が大勢いて、ほぼ満席状態。これでは窓側確保が厳しいかと思ったが、なんとか無事前方左側を確保した。左側が良いとどこでも言われていたからである。飛行機はYS-11を彷彿させる定員60人程度の機体で、ほぼ満席。ジャンボも降りられる滑走路では、この機体では半分の長さで十分。前の飛行機が左に曲がって離陸していったのと同時に、こちらの飛行機は右に曲がって離陸した。こんな使い方で良いのだろうか。

離陸するとすぐに、左手にモーレア島が見えてくる。若干曇っているが、山の上だけ見えない状況。すさまじくありえない状況でリーフが広がっている。これを見るためには、エアモーレアでは難しい状況で、ボラボラ島に行かないと見られない景色である。モーレア島を過ぎると、しばらくは島がないが、その前に雲に突入して雲の上に出てしまった。そのまま雲の間から島がちらっと見えるだけで、景色は良くない。

ボラボラ島そして飛行機は降下を開始した。ボラボラ島に到着しますと案内があると、雲の切れ間からボラボラ島が見えて来た。曇っているが、なんとか見える。左に滑走路を見ながら一度通り過ぎる。違う島かと思ったが、島の形からボラボラ島に間違いない。予想どおりUターンして着陸した。リーフの外にまた陸地がある、なんとも不思議な形をしている島であるが、火山が噴火して出来た島の周りに環礁が出来て、真ん中の島が沈んでしまった結果とか。

飛行機を降りて一度荷物を受け取り、またナベットと呼ばれる送迎船に荷物を預ける。昔は全ての人がバイタペ村に向かったようだが、今では空港に直接船が出迎えに来てくれるホテルもある。イースター島で一緒だった人も一緒に降り立ったが、そちらの直接送迎船だった。ツアーアレンジなら、少し安めで海が見えるホテルに泊めてもらえるそうだ。こちらは送迎船でバイタペ村へ。船が出発する前からついに雨が降り出し、甲板に陣取っていた人達も船内へ。それにしても、水不足になる8月だというのに、雨が降るとはどうしたことか。また歩き方にだまされたか。船内は強烈に冷房が効いていて、タヒチ人は冷房をいつでも20度くらいで使っているのには恐れ入る。エアタヒチヌイも異様に寒かったし。

ノボテルホテル送迎のバスというかルトラックに数名乗り込み、本日の宿ノボテルリゾートへ。ホテル予約時に送迎料金2,500CFP(3,050円)を取られたが、どうやら必要なかった模様。どの便で到着するかの連絡だけだったようだ。ホテルに着くと、皆ロビーに集められ、チェックインリストに書き込みながら、ウェルカムドリンクとおしぼりサービスもあった。最初は間違えて違うホテルに来てしまったかと思ったが、どうやら間違っていなかったようだ。さすが、高額な料金を出しただけはある。英語組とフランス語組に別れて、ホテルの説明を聞く。

レセプションからして豪華なら、ホテルの室内はもっと豪華。生花のハイビスカスが部屋中に置かれ、なんともトロピカルムード満載。バルコニーにテーブルと椅子が置かれ、建物が庭をぐるりと囲んでいるので、庭が一望できる。海でない所が外のホテルとは違うところであるが、その点が料金の差だ。プライベートビーチはあるので、まぁ問題ないだろう。カップルでここの島にくるなら、出し惜しみ無く水上コテージをお勧めする。モーレア島なら、往復航空券代を考えれば十分水上コテージが実現する。

ノボテルホテルイースター島で適当に詰め込んだ荷物を開くと、モアイチョコがかなりぼろぼろの状態に。なんとかくずれないように処置はしたのだが、かなり危険。冷蔵庫にとりあえず入れ、最終日どのように持ち帰るか考えなければいけない。ひとまず落ち着いたら、まずは島一周観光を考える。レンタバイクでも借りようと、ホテル前のレンタカー屋に行くと、自転車ならあるよと勧められた。確かに自転車も英語でバイクと言うけれど。レンタカーは一杯で、営業時間が17時までということだが、明日の朝返したいと言ったら、明日の朝からの予約を入れられた。どうも英語が通じない。タヒチでは結構英語が通じない。さすがフランス領。

結局、なにも借りられないまま、近くのレストランで昼食にする。車を運転することを考えると、ビールが飲めないのが悲しい所。パスタとマンゴジュースで1,500CFP(1,830円)。イギリスと同じく、二倍の物価と考えないとやってられない。昼食が終わるころ、突然雨が強く降り出した。スコールだろうと思ってもなかなかやまない。小降りになった所で、ひとまずホテルへ戻る。近くにはレストランもあるし売店もあるし、案外隔離されたリゾートではないので、お金をかけないことも出来る。フランスパンだけなら長いままで無造作に箱に入れられ、100円くらいで売っている。

バイタペ村結局1時間くらい待ち、14時頃になって活動開始。ほとんどのホテルでは自転車が無料で借りられるそうだが、ここのホテルには無いとのこと。歩き方をみると、ティアレ岬まで1kmもないくらいに書かれていたが、予想どおり縮尺が間違っていた。歩いて行ったら、30分以上かかっただろう。徒歩5分ほどの所にあるレンタバイク屋に行ってみると、車ならあるとのこと。バイクと1,000CFPしか違わないなら車にする。ガソリン代5リットル分を入れられ、4時間で約一万円だった。だが、久々のマニュアル車で右ギア。右ハンドルのマニュアル車は初めてだったが、なんとか車を出発させられた。

車を時計と逆回りに走らせる。すると、さっきまであがっていた雨がまた降り出した。展望台への道も見つけられず、見つけられてもこの雨ではどうにもならず、まったく見所なくバイタペ村までたどりついてしまった。ここでやっと雨がやんでくれた。小さなお土産屋で写真集がてらのカレンダーを買うが、この当たりにはおかしな形の島が多く、紐みたいだったり、ハート形だったり。どのように島が形成されたのか不思議でしょうがない。

ティアレ岬ティアレ岬でシュノーケルでもと思い、岬の先まで車を進めるが、終点は民宿だった。インターコンチネンタルホテルの前のビーチがパブリックビーチだそうだが、わざわざ行くまでも無いかなと思った。島を一周する道は30kmしかないから、車なら1時間もあれば周ってしまう。お土産屋で時間をつぶしたにしても、2時間で十分だった。天気が良くなったので、レンタカー屋の前を通り過ぎ、写真を撮りながら途中で折返しても、それでも1時間前の返却だった。はっきり言って、この島でレンタカーを借りる意味はない。バイタペ村なら、どのホテルも送迎してくれる。

まだ17時であるが、18時くらいには日が沈むので、ビーチでごろごろしても東向きに海に面しているので寒くなってきて、30分くらいで退散する。季節外れの大雨で、こう天気が悪いと、リゾート地では何もできない。明日は天気が良くなれば良いのだが。19時から夕食が食べられるということで、ホテルで夕食にする。予想通りの劇高で、半ばあきらめモード。サラダ一つで二千円以上もするし、メインデッシュとほとんど同じ料金だから、フルコースで頼んだら一万円は軽く飛ぶ。まぁ、二人で行ったら、サラダとスープを一つずつ、メインを別々に頼んで、デザート・コーヒー無しでワインを一本でも空けて一万円といった頼み方が良いだろう。救いは、目でも楽しめる盛り付けが出てくるところ。イギリスのように普通の食事で二倍の料金とは訳が違う。それに、こんなところまできて、菓子パンとかで過ごそうというのはやぼな話である。

食事が終わると、8時半からバーでポリネシアンショーがあるとのこと。ビーチリゾートなるカクテルを入場料代わりに頼んでみるが、実際にはほとんどの人が何も頼んでいなかった。8時半にはお客さんが数えるほどしかいなかったが、人が増えるのを待っていたのか、待ちくたびれて帰る人がいる中、いつのまにか席が埋まっていた。結局9時からスタート。イースター島の有料ショーと比べるまでも無く。しかし、タヒチとイースター島の違いがかいまみえる。

タヒチはハワイのフラダンスに似ているが、それ以上に腰を振る。男はひざを動かす。音楽は太鼓、竹筒がメイン。イースター島は腰の動きは少なく、ウクレレとギターに歌。こちらはどちらかといえばフラダンスに近いかもしれないが、南米文化と交ざってこんな形になった気がする。ちなみに、ハワイもポリネシア文化圏の一つであり、同じように母音を多く使う言葉などに共通なところがある。日本もその文化と中国文化が交ざって現在の言葉が形成されたのではないかと考えている。ショーは30分ほどで終了し、甘いがむちゃくちゃきついカクテルを飲み干し、今日の活動は終了した。

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