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8月14日(日)
Papeete9:00 9:30Baiare
モーレア島
Baiare17:40 18:10Papeete

今日の予定はタヒチ島のすぐ隣にあるモーレア島へ行く。リゾートアイランドとして名高い島で、タヒチに行く人は大概この島に滞在する。もちろん、タヒチ島もリゾート施設はたくさんあるが、モーレア島をお勧めする。ちなみに、さらにハイグレードなボラボラ島というのもある。こちらは旅行記の後の方を参照されたい。ちなみに、アイタペアペア(気にしない)のコマーシャルに出てくる島がこのモーレア島である。タヒチ島でもホテルはベラボウに高いが、モーレア島はもっと高い。島の大きさから十分日帰り圏内で、タヒチ島に泊まって往復する人も多い。まさに、石垣島と竹富島の関係ににているが、その規模ははるかに違う。

パペーテ市内今日の夜は夜行の飛行機なので、宿が無いから荷物をすべて持ち歩かないと行けない。まぁホテルに預けておけばいいのだが、バックパックだからどっちでも良い。このティアレホテルは、夜間出発の人のためにデイユースもしているので、使えるかどうか聞いてみると、今日は一杯とのこと。シャワーが使えないし、レンタカーがなくてレンタバイクになると辛いところであるが、まぁ何とかなるだろうと出発する。

モーレア島へは高速船と飛行機で行けるが、飛行場まで戻ることを考えるとフェリーで行った方が早いし安い。フェリー乗り場は桟橋の端の方だが、ホテルから歩いても10分はかからない。高速船は二社がアレミティ5とモーレアエクスプレスを運航しており、ほとんど同じ時刻に運航しているのは、八重山七不思議の一つと同じ。こんなところもタヒチと沖縄・八重山の雰囲気が似ている。

アレミティ5アレミティ5が9:00出発でモーレアエクスプレスが9:05出発なら、前者をほとんどの人が選んでいたが、なんとアレミティ5はモーレアエクスプレスの後に到着して15分遅れで出発した。なんだかなぁ。アレミティ5は、屋上甲板に出ることができて、天気も良いのでかなりの人が繰り出して席が座れない程。港の中を出るといくらか揺れはあるものの問題なく、シャークだぁの声に乗客が右に左に動きまくっていた。30分強くらいでモーレア島の東海岸にあるバイアレ港に到着した。

レンタカー屋が並ぶ中、とりあえず人がいたユーロップカーに聞いて見ると、空車ありとのこと。オートマはどうかと聞いて見ると、あるがサイズは大きいものになると言う。6時間のレンタルで13,000CFP(15,860円)もしてしまうのはどうかと思うが、ひさびさの運転だし、右側通行だし、ギヤが右側にくるのがつらい。オートマ車は飛行場にあるとのことで、そこまでお姉さんと一緒に車で連れていってもらう。日本人はオートマを選ぶ人が多いのよねぇ、日本にはマニュアル車は無いの?と聞かれるが、確かに最近はそんな状況とも言えるが、右側通行だし、気をつけないと、と言っておいた。

トアテア展望台時計と逆回りで回ろうと考えていたが、何は無くともすぐ近くのトアテア展望台へ行かねばなるまい。タヒチと言って思い浮かべるのが水上コテージ。ここモーレア島にもたくさんあるのだが、その水上コテージを小高い丘の上から眺められる絶好の展望台があるのだ。車で1分くらいのところで駐車場を発見し、たぶんここだなと車を停める。そこは、期待を裏切らない展望があった。リーフの上に水上コテージが並び、この上ない風景である。まさにタヒチのイメージどおり、というかタヒチと言えばこの写真が使われているのであろう。

さて、いよいよ周遊開始である。周囲60kmの小さな島。見所というほどのところはない。景色が良さそうなところで車を停め、写真を撮っては車を進めるという流れだった。特にモーレア島の特徴といえば、湾が二つあるところで、不思議な形をしている。その二つ目の湾から山道に入ると、その二つの湾が一望できるベルベデールの展望台に到着する。海ばかりでなく、山も美しい事が感じられる。ちなみに、この展望台に行く途中に、神殿の土台だけが残るティティロアのマラエというところがある。

トアテア展望台さらに時計と逆回りに車を進め、次はジュース工場だと思っていたらいつの間にか通り過ぎていて、小さな集落が現れたところで昼食とした。焼きそばがチャオメンとして一般化していてそれを頼む。なぜ日本ではチャーメンにならず焼きそばになったのか謎である。上海風焼きそばといった感じで、おいしいのであるがやはり高い。車を運転しているからビールも飲めず、トロピカルジュースで二千円近くになる。昼二千円、夜五千円の相場はどうにもくずせないようである。

停まりついでに浜辺に出てみると、変わった水着だなぁと思ったらトップレスだったり、びっくり外人が多い。沖縄ではこういったことはありえないので、さすがフランス〜という思いだ。島の南側は特に何も無く、あっというまに島一周が終了した。最後に、空港近くのパブリックビーチで泳ごうと思ったら、あまりの水の冷たさに速効で退却。日が照っていれば十分泳げるのだが、曇っていると冬の水は冷たい。それでも元気に泳いでいる人達がたくさんいるのには恐れ入る。ここにはシャワーもあるので、このまま飛行機に乗っても大丈夫。

トアテア展望台1時間くらいぼーっとして、それでも船の出港時刻までまだ1時間ある。もう一度展望台でコテージを眺めてから、港に戻ってきた。ガソリンは最初満タンでなかったので、こちらも同じくガソリンを入れず。ガソリン代として1,300CFP(1,586円)は少々高かったかもしれない。大きな見所のない島だったが、やはり泊まってのんびりする島なのだろう。タヒチヌイだけの滞在ならつまらないので、一日くらいはモーレア島に行って欲しいが、観光しておもしろい島とはいえない。

長々船を待って、パペーテに戻ってきた。もうすっかり外は真っ暗である。とすれば、ルロットの夕食だ。今日は、SASIMIとステーキにしてみた。SASIMIはツナが一般的だと思っていたが、出てきたのはハマチ。3人分くらいあるかという量に、キャベツのツマ。醤油の代わりにタルタルソースのような物につけて食べるが、これが案外美味。ステーキ自体はおいしくなくて、ステーキは毎日客が入っている店を選ばないとだめなようだ。

バイパ前のタクシー乗り場まで歩いて行くが、なんと驚くことに一台もいない。来るか来ないかわからないルトラックにするわけにもいかず、他のタクシー乗り場を探す。すると、ルロットが集まるエリアの目の前から乗れるようだ。結局元の場所に戻ると、タクシーが並んでいた。夜のタクシーはこちらに並んでいるようだ。奥さんと思わしき人を途中で乗せて空港へ。タクシーというより、ヒッチハイクで乗せてもらったという感じがしなくもない。車自体も大型バンだったし。

空港のレイ作り20時には空港に到着したが、これから乗る飛行機はAM1時出発である。これから5時間も待たなければならない。まぁ、気楽に待ちましょう。22時半くらいに、そろそろかなぁと思いチェックインカウンターを見に行くと、なんともう長蛇の列。3時間前から受付開始のようだ。後ろにツアー参加者と思われし日本人達が並ぶ。タヒチ滞在中は、赤いシャツのタヒチヌイトラベルか、緑のシャツのサウスパシフィックトラベルを選択することになるがどちらも到着からチェックインまで、きめこまやかにサービスを行う。上げ膳据え膳を好む日本人旅行者には、数万円払っても喜ばれることだろう。

1時間くらい並んでやっとチェックインが完了した。荷物を預ける人は、これからまた荷物のセキュリティチェックがあり、御苦労なことであるが、こちらは全ての荷物を機内持ち込みなので、そのまますぐに出国手続きへ。お土産屋をひやかしてまわり時間をつぶした。

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