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8月13日(土)
パペーテ市内
Hotel Tiare

日本時間では寝るのにちょうど良い時間だが、飛行機の中でかなり寝てきたので、あまり眠れないまま10時になった。土曜日でも銀行が11時半まで開いているとあって、その前に出かけたかった。眠さはあるが、歩けないほどでも無かろう。日本より東にくると、時差の関係で初日は調子がでないのはいつものこと。東京のような蒸し暑さではなく、からっとした暑さでしのぎやすい。

パペーテ湾まずはサウスパシフィックトラベルに電話をして、バウチャー状況を確認する。バウチャーは送られていて自分が印刷してこなかっただけかと思ったが、帰国後確認してみてもやはりバウチャーは届いていなかった。予定表には日本の番号しか書いていなかったが、歩き方に宣伝が載っていたので現地に電話できた。そもそも、ホテルを予約しただけなのに、行程表があること自体がちょっと違っている。現地でのツアー客への至れり尽くせりサービスを見ていると、現地に根差した旅行社なのだなぁと感じられる。

大概は0発信でホテルから電話がつながるのだが、つながらない。レセプションに電話をしてみると、予想どおり回線が開いていなかった。やっと電話をかけられたが、日本の予約窓口と現地は別になっているということで、先方も状況つかめず。現地と日本の連携が悪い。とりあえず、レターを送ってくれることになったが、まぁバウチャーくらい無くとも、カードで保証しておけばホテル側としても問題ないはずだ。今日の夜ホテルに戻ってきたら、最後の別のホテル分のバウチャーが届いていた。

市庁舎ホテルを出てすぐのところに銀行があって、しかも自動両替機。試しに100ドル交換して見たら、40,000CFPまでは500CFPくらいの手数料が一緒だった。もったいない。今日は町並みをぶらりと見るだけであるが、徒歩5分の範囲にほとんどの物が集まっている、というか見所が無い。教会があるくらいであとはショッピングセンター。市場ではトロピカルな魚が並んでいたり、パレオ売り店が目立つ。土曜日は休みだと思っていたが、午前中はいくらか店は開いていて、フランスパンのサンドイッチを朝食兼昼食に。

言葉はメルシーだし、食べ物はフランスパンだし、やはりここはフランスである。サンドイッチは350CFP(427円)とそこそこであるが、コーラ一本で210CFP(256円)と劇高である。パンだけが政府の援助により安い。CFPはおおむね日本円と同じ感覚で使えるのが良いところであるが、いくらか表示よりも高めと思っておくと良いだろう。歩き疲れたところで、ビールを頼めば、地元のヒナノビール。ヒナノとはタヒチで良くある女性の名前だそうで、タヒチでビールと言ったらこれになる。沖縄でビールと言ったら、オリオンビールと同じなのだろう。何から何まで沖縄・八重山の雰囲気そっくりである。

モーレア島町をぶらぶらするにも見所は無いが、港の先にはモーレア島が見える。タヒチに移り住んだゴーギャンが古城のようだと表現した島で、確かにこんなに近くにあんな高い山を持つ島があるなんて、かなり驚かされる。のんびり町を二往復くらいしている間に、店は次々に閉まっていき、土曜日は半日営業なんだなと思う。観光客相手の店はおおむね開いており、日本人の店員がいる店は間違いなく開いている。さすがに見所なく歩き回るのも疲れはて、15時には一旦ホテルに戻り、うつらうつらしながらのんびりする、これもリゾートの楽しみだねぇと思うが、冷房の部屋にいてもいまいち。

さて、日が落ちてきたところで夕食に出掛ける。ちょっと遅かったかなというくらいだったが、夕闇のモーレア島は美しかった。その足でフェリーターミナルへ。夜になるとルロットと呼ばれるトラック屋台が集まってきて、屋台街となる。なぜかお酒が飲めないのがつらいところであるが、星空の元食べる夕食は、結構楽しめる。中華が中心だが、ポリネシア料理と呼べるものがほとんど無く、なんでも取り入れるお国柄。もちろんフランス料理が一番多いのであるが、シーフードふんだんの中華に、SASIMIと日本語そのままに出てくる刺し身も定番メニューである。

ルロット今日はふらふら歩いていたら、入り口の店でおっちゃんに呼び止められ、日本語メニューを渡される。かなり日本人がひっかかっていたが、タヒチ風中華丼はシーフード満載で、かなりよかった。これだけでも山盛りで十分だったが、エビ野菜炒めも頼んでしまい、腹がはちきれんばかり。中華なのに最初にフランスパンが出てくるのは、さすがフランス風中華。今日は週末だからだろうか、となりのステージではずっとハワイアンならぬタヒチアンというのだろうか、ウクレレのような楽器にあわせてずっと歌っていた。こういうものだけでも、南の島という雰囲気が高まる。

お腹が落ち着いてきたところをみはからって、地ビールのお店へ。歩き方には三種類と書いてあったが、四種類あった。一番小さなサイズで250ml。店の中にタンクを持つほどのビール屋なので、すばらしい味わい。二種類飲んでますますお腹一杯。のんびりゆっくり、だらだらしたタヒチの初日は過ぎ去って行った。

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