'02夏 美ら島沖縄 その8 - 石垣島

8月10日(土)
石垣島(白保シュノーケル, 玉取崎展望台, 平久保崎灯台, 川平湾, 御前崎, バンナ公園)
ペンション美咲

今日は、今回のもう一つの目的地、白保の珊瑚を見に行くことにする。空港移設先候補地として挙がって以来、白保の珊瑚は世界的に有名になってしまった。それならば、一度は見に行っておかねばなるまい。満潮に併せてシュノーケルの船を各民宿が出しており、今日は午後に干潮をむかえるとあって、9時に出発するとのこと。それならば、半日暇になってしまうから、レンタカーを借りて島一周することにした。

珊瑚

ここでも20%引きになっているOTSレンタカーで車を借りる。離島桟橋に近いところにある営業所までは歩いていける。8時に営業開始ということなので、ほぼ8時きっかりにいって、車をスタートさせる。白保までは車で20分ほど。商店も併設している民宿まえざとに申し込んでおいた。近場で2時間のシュノーケルということもあり、2千円という安さ。ちなみに船で一日出かけると、8千円くらいが相場である。

海岸からすぐのところが白保の珊瑚群落である。百種を越える珊瑚があり、熱帯魚もたくさんいて、素晴らしい所であるというふれこみであるが、雨が降った影響もあって、水は濁っていた。さらに、1998年の白化現象で多くの珊瑚がここでも死滅していて、確かに珊瑚の種類は豊富のようであるが、目を見張るというほどのものではない。船は3ヶ所場所を変えながら、珊瑚を見てまわった。確かに、学術的には保護しなければならない場所なのかもしれないが、見た目には残念ながら、言うほどのことはなかった。

玉取崎展望台

シャワーを浴びて、12時前には島内観光へと繰り出す。レンタカーで石垣島の島内観光をするのは、これで4回目。天気が良かったり、悪かったりであるが、今日は曇りだが時々日が差すような天候。風景写真は、いまいちかもしれない。玉取崎展望台、平久保崎灯台と、定番の見所を巡ってゆく。平久保灯台は、7年前に訪れて以来で久しぶり。石垣島最北端の看板や、山の上に登る道ができていたり、次から次から来る観光客、すっかり代わったものである。

平久保灯台

平野の海岸から平久保崎灯台を眺めてから、明石の集落にある明石食堂へ。ソーキそばがむちゃくちゃうまいと評判のこの店は、行きに寄ろうと思ったら列ができていたので、帰りに寄った。すると列はできていなかったので、車を停めて入ろうとすると、団体客に割り込まれた。あとからきた家族連れにも危うく割り込まれそうになったり、早くもうんざり。確かにソーキがやわらかくておいしいのであるが、並んでまで食べるほどのものではなかった。豚カツ定食とか頼んでいる家族連れ、並んでまで待って頼むものか???あちらこちらと観光地化している現実に、がっくりきていた。

川平湾

車は川平湾へと向かう。ここは石垣島定番の観光地で、潮流が速いため遊泳禁止。そのため、グラスボートで珊瑚を見ることになる。ここも競争が激しさを増しており、夏休み特別価格で、どこも1,000円を700円にしていた。今回初めて船に乗ってみたが、まずまずの珊瑚が広がっている。白保の珊瑚よりはきれいだと思う。

帰りには、川平湾からまだ行ったことのなかった御前崎へ。小浜島、西表島がよく見える。こんなところ、誰も来ないだろうと思ったものの、やっぱり次から次から観光客が押し寄せる。石垣島もすっかり様変わりしてしまった。

バンナ公園に寄り道してから、営業所へ車を返すと、営業終了時間ちょっと前。また歩いて宿へ戻る。離島桟橋近辺を歩いていても、昔とはすっかり客層が変わったことが感じられたが、車で一周してさらに確信するに至った。7年前、エンストして止まるような車を貸していた石垣島レンタカーも、きれいな車を並べていたし、茶髪のおねーさんが波照間島に泊まりますなんて電話しているのにも驚いた。ちなみに、波照間島にはリゾートホテルのような宿は存在しない。


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【目次】
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久米島
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与那国島
与那国島