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1月5日(日)
シルッカ・レヴィ-34度
Kittilä13:45 AY444 17:10Helsinki(Vantaan)17:00 AY825 18:40Frankfrut20:20 JL408
1月6日(月)
15:40東京(成田)

ついに本当の最終日。近くのキッティラ空港からヘルシンキ、フランクフルト経由で東京まで一気に帰国する。日曜日だから、フランクフルトまで直行便が飛んでいたりもするのだが、残念ながらJALに接続する飛行機として取ることはできなかった。

ホテルは12時にチェックアウトすれば良いということなので、14時前の飛行機ならまずまずであろう。朝食を食べて一段落したら、最後に売店やお土産屋を巡る。今日の気温は昨日の夜の気温を引きずって-34度。ちょっとだけだからいいだろうと防寒対策もそこそこに外に出たのであるが、数分で戻ってきたら耳がしゃりしゃりいっている。耳が取れるのではないかと思うくらい、短時間ですごい状態になっていた。極寒の地恐るべし。まさにバナナでくぎが打てる世界だ。

キッティラ空港空港へ行くなら12時45分くらいにバスがくるということであったが、タクシーで一足先に行くことにする。空港まではタクシーで15分くらい。近くはないが、それほど遠いというわけでもない。チェックインして荷物を預ける。無事2ヶ所の空港で積み替えが行われるだろうか。ここでは3便目のJALのチェックインまではできないとのことだったので、フランクフルトでチェックインをしなければならない。またしても、飛行機は自由席だった。

建物が一つ建っている小さな空港であるが、国際線も出るとあってパスポートコントロールがある。ロシアなどに向かうときは、そこを利用するのだろう。もちろん、これから乗る飛行機は国内線だからそんなところは通らない。早めに着いただけあって、まだがらがらであるが、出発間際になるとかなりの混雑になっていた。一応、ちょっとだけお土産屋があるが、あくまでも一応あるという程度だった。

フィンエアー飛行機は折り返し便であるから、飛行機が到着しないことには搭乗することはあり得ない。時刻表をよく見れば、なんと25分で折り返すではないか。八重山なみの運航率。そして、予定通り飛行機は到着した。飛行機に乗り込むときは、当然階段を使って乗り込むタイプで、ゲートから飛行機に乗るまでだけでも寒いことこの上ない。

飛行機はほぼ定刻に動き出したのであるが、滑走路の前で停まってなかなか離陸しない。そのとき、ちょうどロシアの飛行機だろうかフィンエアーではない飛行機が到着した。こんな小さな空港で着陸待ちをさせられるとは。

凍ったバルト海を右手見に見ながら、飛行機はヘルシンキへ。1時間半のフライトはあっというまである。ヘルシンキでは最後のお土産の買い物をするが、サンタクロース村と同じような品揃えかつ安くてがっくり。しかし、またいろいろ買ってしまう。

次の飛行機は出発が15分くらい遅れ、フランクフルトでは1時間ちょっとの接続時間になってしまった。あまりにも空港が大きくて、どこをどういったらいいのか迷う。やっと案内板を見つけたが、今度はチェックインカウンターを探さなければならない。フィンランドもドイツもEU加盟国であるから国内線のようにパスポートコントロールもなく外に出られるので、普通に外のカウンターでチェックインを行った。パスポートコントロールの後でもチェックインできたようだが、この際どちらでも良い。預けた荷物があるかどうかだけ聞かれ、やっとのことでゲートにたどり着いた。

いやはや、ドイツビールを飲む時間もないな・・・と思ったら飛行機の出発時刻が1時間遅い表示になっている。夏時間と間違えてしまったか?しかし、そんなことはない。こちらに来る飛行機で病人が出たとかで1時間遅れになってしまったようだ。それならばドイツビールだ。しかし、レストランのようなものがない。売店もない。あちらこちらさまよって、やっと売店を見つけてソーセージと缶ビールを買うことができた。寂しいドイツの晩酌だ。また出張ですぐにドイツには来るからまぁ良いのだが。

そして、1時間遅れで飛行機は飛び立った。さて、またつまらないゲームでもやろうかと思ったら、コントローラが外れない。隣の人は映画が見られないと騒いでいる。満席なので席も替われず、どうトラブル対処をするのか見物だったが、リセットしたので20分くらい待ってみてくださいと謎のメッセージ。席ごとにリセットできるはずがない。確かにそれくらい待たせれば落ち着くかもしれない。しかし見えるようになるはずもなく、ビジネス用のポータブルテレビが貸し出されていた。そんなトラブル対応ができるとは。

結局、最初の遅れを引きずって、1時間遅れて成田に到着した。無事2ヶ所の空港で荷物も乗り継ぎできていた。今回はオーロラが見えたと言っても感動するほどではなかったし、帰国後もトラブル対応で大変だったし、さらには物価が高くてとてつもないお金がかかってしまったし、なんだか疲れて帰ってきただけだったかなという旅になってしまった。やはりオーロラは北米だと思うのだった。いや、グリーンランドという手もあるのだが。


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