'02GW 北欧鉄道の旅'02冬 北欧オーロラの旅'05GW イギリス・アイルランド鉄道の旅'05冬 アイスランドオーロラの旅





昨年に続くオーロラ観賞旅行。当初は同じアラスカを目指していたのであるが、去年のテロ出控え組と今年は曜日の配列が良くなったことで、チケットが全く取れない。いつもであれば、一ヶ月前を切れば確実にどこかは取れるはずである。仕方がないので、HISで去年と同じ大韓航空にキャンセル待ちを入れ、他の方面を当たってみる。イースター島なんていうとっぴな案も考えたが、ヨーロッパ方面ならJALの空きが出始めた。とすると、今回は北欧オーロラの旅か。そろそろ行程も決まり、さて予約をしようかなと思ったところで、なんと大韓のキャンセル待ちが出たという。もう出ることはないと思って他を当たっていたのに、しかも数日で出るとは予想外。しかし、土曜日出発ではなく、日曜日出発が取れたということだったので、残念ながらキャンセルした。そして、北欧行きが決定した。

北米と北欧のオーロラ観測の大きな違いは、北欧ではほとんどがホテルから少し出ただけで観測が可能な点だ。アラスカでさんざんお金を落としてきたツアーに参加する必要がない。(しかし実際に行ってみると、条件を良くするためにはツアーに参加しなければいけないのがわかった。)また、オーロラの出現時間が21時前後というのも、観測がしやすい。アラスカは1時前後である。しかし、北欧は晴天率が北米に比べると低く、オーロラベルトからやや外れている。アラスカは3日間で2日見られる率に比べて、北欧は3日間で1.6日と若干率が悪い。しかし、これは晴れるか曇るかの天候とほぼリンクしているから、寒い正月は同じ天気が連続することが多く、なんとも言い難いところではある。去年のアラスカのように惨敗の場合もありえる。

北欧のオーロラ観測ポイントとしては、フィンランドがかなり力を入れており、あちらこちらのリゾート地を観測ポイントに当てている。スウェーデンとノルウェーは、日本の旅行会社が2,3ホテルをピックアップしているだけなので、フィンランドとは気合いの入れ方が違う。また、サンタ村や砕氷船などスキーだけではないイベントもあり、オーロラといえばフィンランドという認識になりつつある。そんなわけで、フィンランドを目指したが、やはりノルウェーやスウェーデンにも行ってみたいところ。そして、2日ずつ各地のオーロラ観測地を巡る予定が完成した。北欧は元々物価が高い上に、飛行機で何度も移動をするとあり、交通費とホテル代だけで35万円もかかる非常に高額な予算になっていた。

さて、今回の事前準備は大変である。まずは移動手段として、ノルウェーの国内航空線とフィンランドの国内航空線を取らなければならない。SASとフィンエアーに電話して予約をした。これらは特に問題ない。普通の旅行会社の常識が通じる。

今回は田舎を巡る事になるため、日本でホテルを予約できるサイトが少ない。オスロに至ってはクリスマスと正月休暇のようで、ほとんどのホテルが営業をしていない。5ヶ所泊まるうちの2ヶ所をサイトで、2ヶ所をメールで直接予約した。残る1ヶ所スウェーデンのドゥンドレットがくせ者で、直接申し込んだらノーザンエキスプレスという日本の旅行会社を通してくれと突き返された。そしてそちらを利用すると、ホテルだけの予約なのに、旅行申込書を書かされ、その提出が終わってからやっとホテルの予約を開始するという殿様商売。その間一週間の間に満室になっていたらどうするつもりなのか。こんなめんどくさい手続きをとるのは初めてだったが、さらにこの旅行会社を通したことによって、トラブルの種になったのだった。

さらにもう一つ、スウェーデンのそのドゥンドレットから、フィンランドのオーロラポイントのレヴィまで一日で移動することは困難で、どこかで一泊しなければならない。そこで一日オーロラチャレンジをみすみす捨てるのはもったいない。ということで申し込んだのが、ロヴァニエミ発のモイモイ号。申し込み時は特に問題なかったが、これまたトラブルの種になるのだった。北欧自体は良いところなのに、日本の旅行会社が食い物にしてイメージを落としている。そんな感じの旅になった。

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