5月4日(土)
Bergen7:58
Signatur62
9:05Voss10:00
11:25Gudvangen11:30
ソグネフィヨルド観光
13:40Flåm16:55
17:35Myrdal17:50
Signatur64
22:28OsloCentral
どこでも北欧のホテルになら付いているヴァイキングの朝食を食べて、早々と出発。目の前に駅があるのだから、本当に便利だ。今日はノルウェーのもう一つの目的である、ソグネフィヨルド観光である。今日乗る列車の一等では朝食が付いているというので、気持ち少な目に腹六分くらいにおさえておいた。これから乗る特急電車は、シグナチュールと呼ばれるごっつい車両で、一等は4両編成で8席しかないというVIP席。にもかかわらず、席は二等と変わらない。しかも向かい合わせのボックス席とは。
車両故障のためだかなんだか、30分遅れで出発した。出発するとすぐに、ドリンクサービスがあり、食事のメニューが配られる。一等席は車端にあるが、運転席との間に飛行機のキッチンの様なコンパクトに収まった部屋が用意されており、車掌がほとんど専属でお客様係をやってる。
食事はお昼で良いですか?なんて聞かれるが、1時間しか乗らないのに、そりゃないだろう。朝食付きという話はどうなったのか?でも、やはり親切なお国柄、カフェで好きな物を食べても良いよと言われ、もう食べる時間がないからいいよと言うと、カフェから適当なサンドイッチを持ってきてくれた。
右に左に車窓には川の眺めが素晴らしく、ヴォスにはやはり30分くらい遅れて到着した。景色はすっかりスイスの様相で、駅前の湖と緑の高原と山の景色が素晴らしい。特にバス乗り場の表示はなかったが、予定通り10時にバスがあるとのことで、10時までバスを待つ。
ここからグドヴァンゲンまではバスである。ダメ元でスカンレイルパスで安くなるか聞いてみたが、ここのバスだけダメだった。山間をどんどん進み、いくつかの場所で休憩しながら、フェリー乗り場のグドヴァンゲンをめざす。最後に休憩したところは、標高300mを越える山の上にあるのだが、そこから谷の底を目指して、車一台しか通れない道を、右に左に曲がりながら一気に下る。ヴォスから行くとこの道を利用しなければならないが、ベルゲンからは直通の道があるらしく、この道はほとんどバス専用道路のようだった。
下まで降りきれば、フェリー乗り場はすぐ近く。町らしい町はなく、本当にフェリーに乗り換えるだけの町であった。バスを降りると、皆フェリーになだれ込む。ソグネフィヨルドは、ベルゲンからずっとつながっており、その距離は数100kmにも及ぶ。その枝分かれした部分の、グドヴァンゲンからフロムまでV字型になっているフィヨルドは、ネーロイフィヨルドと呼ばれている。ここが、ノルウェーのフィヨルドの中で一番観光客が訪れるポイントで、やはり日本人もちらほら見受けられる。フェリーのアナウンスに至っては、ノルウェー語から始まって、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語と、なんと7カ国語で行われていた。さすが、ノルウェーのBest of 観光地。
フィヨルドは、氷河が溶けた後に海水が入り込んだ川のような海。海であるにもかかわらず、波はなく穏やかである。山の高さの分だけ深さもあるそうで、深いところでは1000m以上の所もあるらしい。車で行くことができない小さな村や、6人しか住んでいないという村、高い山の上から流れ落ちる滝など、フィヨルド以外でも楽しめる。途中からは曇っていた空が晴れてきて、快晴になった。そして、のんびり2時間かけて小さな山間の町フロムに到着した。
フロムは小さな町ながら、オスロからベルゲンまでの大幹線道路が通る町。時間があるので次の列車にして、朝列車でもらったパンを昼食として食べる。フロム鉄道は、60パーミルもある鉄道で、観光鉄道としてもよく知られている。さすがに観光鉄道だけあって、日本語表記もある乗車証明書が売っていた。ここで団体さんはバスに乗りこむのと、フロム鉄道に乗車するのとに分散していたが、鉄道に乗った団体さんは次の列車で戻ってきた。往復してまうほどの列車なのか。
スイスののどかな高原といった感じで、人もまばらでくつろいだ時間を過ごし、2時間待って、フロム鉄道でミュールダールを目指す。この列車はフェリーに接続しないため、フロム鉄道のグリーンの列車ではなく、乗客数の少ないノルウェー鉄道のワインレッドの普通電車だった。なんだ特別な列車でなくても登れるのか。
右に左に川を見ながら、どんどん登ってゆく。かなり素晴らしい景色で、確かに往復乗っても楽しめそうだ。そして、ぐるぐるループ線路を見ながら、ヒョース滝の前で電車は停車。観光用にしばらく停車するのである。しばらく停まった後滝を出発すると、周りの山々は白くなり、終点のミュールダール駅は完全に雪山の上にあった。周りには何もない。標高0mから一気に1000mを越えるところまできてしまった。
ここからは再度シグナチュールに乗って、オスロを目指す。一等車は満席なのに、二等車はがらがら。さすがに16席しかないと取るのは難しいのか。二等車でも席は全く一等車と変わらない。雪山の上をどんどん進み、ノルウェー国鉄最高点の駅は、雪焼けで真っ赤なスキーヤーだらけだった。
一等車なら夕食が付いていたところであるが、二等車では付いていないので、カフェに行ってラザニアを購入する。レンジでチンの温めるだけの料理であるが、生野菜はその場でスライスして盛りつけるという懲りよう。日本ではありえないサービスだ。効率ばかりではない、サービス精神がこの国にはある。
オスロに到着したときは、すでに外は暗くなっていた。昔はヘルシンキの西駅に到着していたと思われるが、今は地下を通ってヘルシンキ中央駅に乗り入れられるようになっていた。駅から徒歩5分くらいの所にあるホテルを取ってあったので、すぐに向かった。

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