4月30日(火)
CopenhagenCentral9:56
Lyn29
11:12Odense
オーデンセ市内観光(アンデルセン博物館, 鉄道博物館)
Odense15:06
Lyn44
16:22CopenhagenCentral
コペンハーゲン市内観光(王宮, 人魚姫像)
やっと移動ばかりの日々は終わり、今日の夜は同じ宿に連泊なので、幾分気が楽である。もちろん、ホテルには朝食がついているので、北欧らしくヴァイキングの朝食を食べられる。デンマークでは一日半時間があるので、今日はちょっと足を延ばし、デンマークの代表列車IC3に乗車して、オーデンセを目指す。デンマークは大小さまざまな島からなる国で、列車のまま船に乗り込む風景が見られると思っていたのであるが、資料が古かったせいで、とっくの昔に橋ができていた。コペンハーゲンからスウェーデンのマルメまでの橋も同様である。船に列車を載せる路線は、コペンハーゲンからドイツのハンブルクへ向かう路線のみ。なんとか往復できそうであるが、行って帰るだけで5時間もかかるのはばからしい。
残念ながら船に乗るのは断念し、予定通りオーデンセへ向かうだけにする。コペンハーゲンからオーデンセを経由してオーフスまでの路線は、大幹線になっており、30分おきに特急列車が走っている。コペンハーゲンからオーデンセまでは全席指定とのことだったので、窓口で席を予約する。次のICがすぐあるものの、その30分後のInterCityLynの予約を取る。ICとLynの違いは、Lynの方が停車駅が少ないため、オーデンセの到着時刻はあまり差がないので、違う車両と思いLynにしてみたのだ。しかし、実際にはICもLynも同じ車両を使っていた。
駅構内でぶらぶらして、やっとお目当てのLynが入線してきた。IC3やIR4などの特急列車は、基本的には3両や4両編成を基本とし、複数の行き先に分割併合ができるように、連結時には運転台が格納できるようなっているのがおもしろい。ホームにも番線の他にA〜Dの表記があり、掲示板にはその乗車位置で行き先が表示されている。乗る場所を間違えると、とんでもないところへ連れて行かれてしまう。
これから乗る列車も分割する列車であるが、出発前に空港からきた車両をあっさり連結していた。日本並みに連結作業も手際よく、デンマーク人の几帳面さが伺えた。ちなみに、車両を切り離すときは、停まる寸前で連結器がはずれ、自動的に数10m間隔をあけて停まるのにはびっくりした。
オーデンセまでは1時間半もかからない距離である。昔は船に列車を載せていたため、3時間もかかったのであるが、大幅に時間が短縮されている。デンマークでは、席の予約料がタダであるが、一等車には水やコーヒーのサービスがあり、水を買う手間が省けて良かった。
オーデンセはデンマーク弟4の都市ということで、東京と大阪に挟まれた名古屋という位置づけになろう。といっても小さな町で、1時間もあれば町をぐるりと見て回ることができる。また、デンマークといえば、アンデルセン童話でおなじみのアンデルセンを輩出した国であり、ここオーデンセはアンデルセンの生まれ故郷。アンデルセン童話には、人魚姫、みにくいアヒルの子など有名作品が数多い。昔の町並みを残した一角に、アンデルセン博物館があるが、童話にまつわる話はほとんどなく、彼の一生をまとめた博物館といえる。
駅に戻ってきて反対側へ降りると、昔の車庫を利用して造った鉄道博物館がある。京都の梅小路機関区みたいな扇形の車庫の中に、すごい数の様々な車両が集まっている。鉄道模型が走っていたりして、規模が大きい。それもそのはず、北欧最大規模を誇る鉄道博物館だそうだ。
一通り見て回って、駅でお昼にファーストフードのソーセージを食べる。ドイツでよく見かけたソーセージの屋台が、ここデンマークでもよく見かけ、ファーストフードの店もソーセージなのだ。だが、ホットドック一個ではお腹がふくれず二個食べた。お昼を食べたら、コペンハーゲンへと戻る。駅の窓口で次のICの予約をしたいと言うと、なんと満席だそうだ。長距離列車のため、混雑しているのだろう。結局、帰りもLynになった。おおむね、長距離路線がICのディーゼル特急であり、短距離路線がLynの電車特急のようである。
コペンハーゲンに戻ってくると、先行していたICが停まっており、Lynからの接続を取ってコペンハーゲン空港へ向かっていった。ここまでダイヤが正確にきっちり組まれている国は日本以外にここデンマークくらいしかないのではなかろうか。ただ、外国の人にはやはり難しく、効率重視しすぎるのもあまり良くない気がする。
15時過ぎには戻ってきてしまったので、明日ぶらぶらしようと思っていたコペンハーゲンの市内観光へ繰り出す。駅前のチボリというテーマパークを横目に見ながら、クリスチャンスボー宮殿やアマリエンボー宮殿などを見て回る。あちらこちらに豪華な宮殿が建っており、現在の効率重視の風潮からは、その無駄にたくさんある宮殿は理解不能である。
世界一長いという歩行者天国のストロイエを歩き、長々歩いてやっと人魚姫の像に到着した。デンマークといえば、これしか思いつかないくらいの有名な像であるが、ベルギーの小便小僧と同じく、まぁこんなものかな、といった感じしかない。近くの駅まで歩き、近郊電車で一つだけ駅を進み、ローゼンボー宮殿を眺めると、ホテルへ戻った。
一昨日、昨日と歩き通しだったので、今日はのんびりするはずだったが、またしても一日歩き通しとなり、運動不足に北欧の紫外線の強さが影響し、ばてばてになっていた。それでも夕食へデンマーク料理を食しに出かける。ストロイエにあるニュートウというレストランは、各種デンマーク料理が少量ずつ一度に味わえるということでわざわざ行ったのであるが、入ってみると誰も客がいない。とりあえず席に着くが、なんと厨房をもう閉めてしまったので、料理が出せないという。メニューを持ってきておいて、何を言うか。仕方がないので別の店へ。すぐ近くの歴史あるプックという店で、デンマーク料理と名のついた物ではなかったが、アイデア料理でかなりお腹がふくれた。デンマークの料理は、こういったアイデア料理が多いらしい。
もう歩き疲れたからタクシーで帰ろうかと思ったら、タクシー乗り場に停まっているタクシーに運ちゃんの姿なし。結局、ぶらぶら歩いて帰っているうちに、ホテルに着いてしまったのだった。結局、今日も歩き通しの一日となってしまっていた。

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