'06夏 灼熱のエジプト旅行'11GW ドバイ・アブダビ街歩きの旅




5月1日(日)
ドバイモール バブアルシャムス
Bab Al Shams Desert Resort and Spa

今日は、一昨日予約していたブルジュ・ハリファの展望台に登るのと、先日行きそびれたドバイ博物館とオールドスークに行って、砂漠ホテルへ移動する。そのため、朝はのんびり10時にチェックアウトして、荷物はホテルに預かってもらう。

一度はドバイの列車に乗ってみたいもの。グリーンラインができていれば歩いてすぐのところに駅があるが、まだ開業前なので、レッドラインのユニオン駅まで歩いていく。隣の駅だが1kmも無くて、歩いて10分。しかし、コンクリートの照り返しが強くて、東京の40度の夏を思い起こさせる。列車はゆりかもめと同じ無人の自動制御列車で、全長50km以上あって無人の鉄道としてはやっぱり世界一である。

ドバイメトロ近年できた列車だけあって、スイカのようにカードをかざして入退場する。大抵の旅行者は、紙のレッドカードを2AED(45円)で購入してチャージする。短い距離なら運賃は2AED(45円)だ。これとは別に、プラスチックのシルバーカードなら一回あたりの運賃が安いが、カード代が6AED、ファーストチャージとして14AEDかかるので、計20AED(450円)かかってしまう。たいして乗らないのはわかっているが、お土産にもしたいので、シルバーカードを購入する。

乗客も多く、ドバイモール駅まで意外に距離がある。ドバイモール駅から接続バスがあるようだが、待っている間に歩いて着いてしまいそうだ。駅を降りれば、ブルジュ・ハリファがそびえており、ドバイモールまでは一ブロック先で200mくらい。しかし、入り口が駅側に向いていないので、車の進入ルートから入り込んでやっとドバイモールに到着した。

ドバイモールまだ予定時刻まで時間があるので、ジェラートで一服する。12時半の10分前に入り口に向かうと、すでに入場が始まっていた。大きな荷物は預けて、いよいよ入場であるが、エレベータにたどり着くまでにあちらこちらと待ち行列があって、なかなかたどり着かない。

展望台は124階にあり、1秒で二階ずつ登っていくこれまた世界最速のエレベータで秒速18m。あまり耳がきーんとしないのは、気圧調整までちゃんとやっているのだろうか。展望台の位置は地上442mで、これは上海環球金融中心の展望台(地上474m)に及んでいない。

アット・ザ・トップ展望台アット・ザ・トップ展望台に到着すると、異様な景色にびっくりする。高さが高いということもあるが、砂漠の中にまっすぐ道路があり、その道路に沿って高層ビルが建ち並んでいる。様々な建物が建ち並んでいる風景は無く、本当に砂漠の中に一点集中で作られた町であることがわかる。展望台フロアはぐるっと一周できるようになっているが、一部窓がないところもあり、写真を撮るにはもってこい。

アット・ザ・トップ展望台所々にデジタル画面の望遠鏡が設置され、ボタンを押すと夜景や昔の風景なども見えて面白い。これが、事前に買ってこないと見られない物だったので、わからないまま買っていたのは結果オーライだった。なにかお土産でも買おうかと思ったら、高い物しかない。Tシャツだって2,000円くらいする。一番安いのはメモ帳で、それでも500円くらいするのだが、仕方が無いのでそれをお土産にする。

地上に戻ってくると、展望台に登る前に撮った写真とブルジュ・ハリファの合成写真ができあがっていて、一番高いセットはいろいろ付いてはいるが、1,000AED(22,500円)ってなんなんだよ。きれいなファイルに入っただけの写真でも500AED(11,250円)とは。お姉さんに写真だけなら350AED(7,875円)でどうだと勧められるが、ここだけはまだドバイショックの余韻冷めやらずといったところのようだ。

バスタキヤ地区今日はフードコートのサブウェイで昼食とし、タクシーでホテルへの帰り道に、バスタキヤ地区へ向かう。こんなところを目的地にする人はいないようで、ダウ船乗りか?とかドバイ博物館か?とか聞かれるが、ただそこに行きたいだけなのに。古い町並みを再現した小さな町なのだが、実際観光客は皆無で、なるほど市内観光に含まれないわけである。

ドバイ博物館程なく歩くと、ドバイ博物館である。ハマちゃんによると、アブダビ民族博物館と同じであまり見所無いとのことであったが、地下の展示がすごい。ドバイの歴史ビデオなんか、ほんの50年で砂漠がこんな大都市に生まれ変わった歴史が見られるので、結構楽しめた。

オールドスークそして最後はオールドスークである。一番古いスークで、パシュミナなどの衣料品が中心の商店街。とてつもなく客引きがすごくて、ちょっと店に入ってしまえば大量に売り込んでくる。中国製のTシャツは10AED(225円)だけど、ぺろんぺろん。インド産の方が生地も良くて良いよって見せてくれる。確かに生地が全く違うが、それで30AED(675円)も高いよなぁと思う。

結局、何個か買うからまけてくれという作戦で、いくらかは安くなったが半額まではいかなかった。やっぱり、時間があって買いたいものが無い時が、スークでの買い物の醍醐味が味わえる。まぁ、るるぶに書いてある通りの作戦が効果的なのであるが、エジプトやインドに比べてあまりぼったくり感がないのも交渉しようって気になれないところでもある。

先日の船とは違う路線のアブラ船に乗ると、ホテルまでは目と鼻の先。これなら最終日にオールドスークにも行ける。ホテルで荷物をピックアップして、タクシーで砂漠ホテルへ向かう。車で50分くらいの距離で、ホテルの空港送迎が片道250AED(5,625円)と書いてあったから、それよりは安いだろう。

町を順調に抜け、砂漠に向かいだしたところまでは良かったが、タクシーの運ちゃんがホテルの場所をわからない。道を聞くにしても人がいないのだから、聞きようがない。たまたま通りすぎた車に聞いてみたところ、親切に教えてくれた。途中で看板通りに右に曲がるだけとの説明だったが、一本前の曲がり道を間違って曲がらないようにと、先ほどの車が待って教えてくれるほどだった。

バブ・アル・シャムスそれでも道を曲がった後、看板通りに行かなくて変なところに迷い込んだりして時間がかかったが、なんとかホテルにたどり着いた。タクシーの運ちゃんが高級ホテルの位置を分かっていないとはびっくりだった。チップ込みで150AED(3,375円)。HISで送迎なんか頼んだら一万円を軽く超えてしまうので、若干冷や汗ものだったが、タクシーで十分だった。

夕陽ホテルはさすが五つ星だけあって、部屋の広さは文句なし。室内も外観も、昔ながらの建物をイメージした感じになっている。ホテル中央にはプールがあり、すぐに砂漠に出られる。そこからは砂漠に沈む夕陽を見ることが出来て、ちょうど日没に間に合った。

アラブ料理有名な外にあるレストランは明日行くとして、今日の夕食はホテル内のレストランにする。レストランと言っても料理の種類毎に8カ所もあるのだから選ぶのも大変だ。ドバイショックで宿泊費が安くなっていたが、滞在費は全く変わらず高いままである。結局、屋上にあるロウソクの明かりだけで食事をするレストランにして、生演奏を聴きながらアラブ野菜料理と肉料理を食べた。

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