'06夏 灼熱のエジプト旅行'11GW ドバイ・アブダビ街歩きの旅




4月29日(金)
【ドバイ市内観光ツアー】 (9:00〜11:30)
クリーク スパイススーク ゴールドスーク ジュメイラ・グランド・モスク ブルジュ・アル・アラブ ドバイモール
Riviera Hotel

クリークビューさすがに旅行会社で紹介しているホテルだけはあって、四つ星のかなり広々したホテルだった。クリークビューが確定だし、世界一高い塔、ブルジュ・ハリファが遠くに見える。朝食もアジア料理が揃っているし、日本食の味噌汁や漬け物もある。今日の市内観光は他にいないようなので、通常8:00出発が8:45の変更になっていた。最少遂行人数4人となっていたが、GWの書き入れ時だからとりあえず予約を入れてしまって、枠が埋まらなかったのだろうか。

まずはクリークの反対側に渡ってクリークの撮影タイム。さらに、ドバイ博物館は金曜日休みなので、目の前を車で通過するだけで、アブラ船に乗って対岸に戻る。他にいないのだから、最初からここに来てもよかったのに。さらには、ドバイ博物館まで来るなら、バスタキヤを含めれば良いのにと思った。オールドスークとドバイ博物館のすぐ隣に、バスタキヤという古いドバイの町並みを再現した一角がある。

スパイススーク船を降りて、やっと第一目的地のスパイススークへ向かう。カレー粉などのスパイスは言うに及ばず。サフランやハイビスカスまでなんでもある。20分間の自由行動だったが、スークでこの時間は短い。交渉なんてできるものではなく、ほとんど言い値に近い状態で半値にもならない買い物だった。が、ここはホテルに近いので、またの機会に来ることにする。

サフランは高い物は容器に入れて保管されていて、日本では1g千円だが、ここでは20AED(450円)。それも言い値だから、かなり安い。ちなみに、ちょっと質が悪そうな黄色い茎も含んだ物は半額の10AED(225円)だった。

そして、スパイスークから徒歩数分でゴールドスークへ。金が格安で手に入るが、金自体には興味がないので、脇に入った布地屋などでパシュミナなどを見て回る。ここでも時間は20分。一枚150AEDと言っていたが、ちょっと高い気がする。1枚100AEDが良いところかなと3枚250AEDで交渉すると、すぐに300AEDになったがそれ以下には下がらない。ここまでの戦いの感じでは、粘れば半額、軽く交渉するなら3割引くらいが妥当な範囲のようだ。インドやエジプトみたいに値があってないような状態ではないらしい。値段交渉は、時間があるなら1/3から、時間がなければ半額からスタートするべし。

ジュメイラ・グランド・モスク古い町を後にして、次に向かうのはジュメイラ地区である。地元ドバイ人の高級住宅街で、結婚すると王様から家を一軒もらい、この辺りに建てるのだそうだ。ちなみに、税金も無料だし、教育費なども一切無料。さすがオイルマネーといったところだが、オイルの少ないドバイ首長国にあっては、現地人が20%でほとんど外国人ということもあり、外国人にせっせとビジネスしてもらうことで、国全体の経済が回っているというのが正しい姿のようだ。

ジュメイラ地区にあるモスクは、イスラム教徒以外でも金曜日以外の午前中には入れるということだが、今日は金曜日でイスラム教徒が集まる日。やはり、金曜日に市内観光を入れなければ良かったと思ったが、アブダビ観光が明日の土曜日にしかなかったので、こういう日程になってしまったのは仕方が無い。

ブルジュ・アル・アラブ次の目的地は、ドバイを一躍有名にした超高級ホテル、ブルジュ・アル・アラブである。全てスイートの豪華ホテルで、一番安い部屋でも一泊18万円、最高の部屋は300万円もするそうだ。一番長く泊まった人は10連泊もした日本人で、神田うのとのこと。もちろん、中には入れないが、外から写真を撮るならどこでもできる。ちょうど地元の方が集まるジュメイラビーチから見ると素晴らしい。海もきれいだし、ホテルの外観も素晴らしいし、ここは必見のポイントである。

ブルジュ・ハリファ最後に車はドバイモールへ。世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファ前の人工池を取り囲むようにショッピングモールが建ち並び、その中の一つがドバイ水族館を擁する、これまた世界一の広さのドバイモールである。ちなみに、ブルジュ・ハリファは、高さ1kmを目指していたが、2009年11月秋のドバイショックで建設継続を断念。アブダビ首長国のハリファ首長の資金援助にちなんで、この名が付いた。ブルジュとはタワーを意味するのでハリファタワーという意味で、全高828m、160階建てで、文句なしの世界一のタワーである。ここで昼食休憩を含めた2時間休憩となり、ホテルへ送ってもらうだけであるが、それならほとんどの人はそのままドバイモールに滞在することを選ぶだろう。11時半に到着し、本日のツアーは終了。8時45分にスタートして、実質三時間程度のツアーだった。

まずはモールに入って、トイレに向かう。これまた探すのがめんどくさくなるほどの広さなので、インフォメーションで聞いてしまう。噴水のところから入ったのに、LG(LowerGround)地下階だ。UAEは基本的にイギリス式なので、その上のGround地上階から外に出られないのに一階にあたるのでややこしい。トイレの横にあった両替所で両替すると、US$はほとんど変わらなかったが、日本円は空港よりも断然レートが良かった。

フードコートに行けば安い食事ができるだろうと行ってみると、これまたたくさん店があって選びきれない。カレー屋に入って、適当に選んで料金を聞くと、なんとびっくり二人で120AED(2,700円)だ。その値段に負けず劣らず量がとてつもなく多くて、こりゃ食べきれない。旅行前はドバイの物価は絶対日本より安いと思っていたが、どうもそんな気がしない。スークもびっくりするほど安くないし、このモールでは簡単に1,000円を超えてしまう。

図らずも、世界最高峰のタワーの展望台アット・ザ・トップに登る入り口があった。ブルジュ・ハリファはドバイモールに入り口があるのだ。人数制限のために予約制で、一人100AED(2,250円)。当日券は400AEDもするので、なんと展望台ごときで一万円もする。基本的には30分おきに人数制限を持ち、高い金を払っても当日登りたい人は、入れてあげるという仕組みのようだ。そんな人いるのかねと思ったら、ちょうど400AEDでも良いからすぐ行きたいと言っているおっちゃんがいた。明後日お昼に予約をして、なんだかよくわからないが付けるかと聞かれて、OKと言ったら望遠鏡の利用カードだった。そんなのいらないと思ったが、あとになって思えばあって良かったので、結果オーライだった。

ドバイ水族館いよいよドバイモール最大の目的地、ドバイ水族館へ向かう。沖縄の美ら海水族館を抜き、これまた世界一の一枚ガラスでできた水族館がなんとモールの中にある。地上階にチケット売り場があり、同時に外からでも無料で水族館を見ることができる。たまにダイビングしている人を見かけたが、餌でもやっているのかと思ったら、なんと体験ダイビングができるとのこと。約2万5千円もするが、水族館でダイビングをするなんてなかなかできない体験だ。

ドバイ水族館チケットはアクティビティによって料金が異なっており、だいたいの人が全てパックのUltimateを選ぶだろう。100AED(2,250円)で、トンネル、水族館、餌やりボート、お土産付きとなってる。まずは、巨大水槽の前を通って、トンネルへ。ちなみに、チケットを購入した人しか水槽の近くに寄ることができないようになっているが、近くに寄る意味はあまりない。そして、お決まりの写真撮影場所があるが、写真撮影を拒否してスルー。そして、水族館の下から魚をのぞけるトンネルへ。なかなか見られない角度の魚が見られるが、最近はどこでもよく見るようになったものでもある。

そして、エスカレータで2階へ上がり、先ほどのレシートを見せて再入場する。まずは、魚の餌やりボートの予約を行う。金曜日の昼間ということもあって客が少なく、20分後にすぐ乗れるという。普段はこのボートの時間を待つ間に水族館を見学することになるのだが、時間があまり無い上、5分後の1時半からペンギンの餌やりがあるという。急いで一番奥にあるペンギンブースへ向かった。ちょうどはじまったところで、ペンギンが並んで餌をもらっていた。ある程度見たら、また急いで入り口に戻る。ちょうど人が集まってきたところで、一応ライフジャケットを着て船に乗り込む。エンジンは付いていなくて、人がひもをたぐって動かす仕組み。

ドバイ水族館先ほどトンネルを通ってきた同じ水槽の今度は上から水槽を眺めることになる。魚はあまり見えないので、餌をやるのが目的といえよう。鰹節のような臭いがするペレット状のすり身を水槽に投げ入れると、泳いでいる魚が集まってくる。かなり大型の魚が集まってくるので、なかなか体験できない機会ではあるが、実際にはあまり魚が見えないので、いまいちな感じだった。

ウォーターラットあっという間に餌やりが終わると、やっと水族館をゆっくり見て回る。魚だけではなく、ペンギンからビーバーのような水生動物もたくさんいる。そして、今の期間はサメ特別展が行われていて、サメのグッズが売られていた。さらには、上の階には爬虫類館ができており、蛇と一緒に写真撮影もできるようだった。

ペンギンその後、水生ネズミともう一種類のペンギンの餌やりがあって、なんと二時間も滞在してしまった。最後に何のお土産をくれるのかと思ったら、買い物時に20AED(450円)分おまけしてくれるという。その値段で買える物はなく、結局プラスしてお土産を買うことになるので、うまくできた仕組みになっている。結局高い買い物をしてやっと水族館を後にする。

そういえば、アラブのお土産と言えば、エジプトでも見かけたデーツ(ナツメ椰子)である。そのナツメ椰子のブランド、バティール(Bateel)がドバイモールにあるとガイドブックに書いてあった。チョコレートで言えばゴディバのようなもので、サウジアラビアに本店があるそうだ。試しに食べさせてくれるが、これまたおいしい。種を取っただけではなく、間にアーモンドなどを入れるのが特徴になっている。スークでは一個20円くらいのものが、一個100円くらいするブランド品である。これをいくつかお土産に買っていくが、もちろん会社などにはもっと安い物である。

ドバイ・ファウンテン一通り店を巡ったが、ドバイファウンテンの開始時刻の18時まで、まだ二時間もある。一度ホテルに戻って出直すか、このまま待つか微妙なところであるが、ドバイモールをもう一周している間に噴水開始の良い時間になった。まだ明るい中だったが、噴水ショーが始まった。しかし、たった3分くらいで終わってしまう。これだけで帰っては寂しいので、あと30分待ってもう一回ショーを見る。さきほどよりも長く迫力があった。暗くなっていく中で、だんだん良くなっていく演出も加えられているようだ。

ドバイ・ファウンテンここまでくると、夕食を食べながら噴水ショーをみたいところ。FRIDAYが良いと書いてあったが、混雑で全く入る余地なし。反対側のレストランはガラガラだがかなり費用が高そうだ。行ったり来たりしている間に橋を渡るたびに何度かショーを見ることになった。結局、夕食はドバイモールで食べるのをやめ、スーパーでサラダボウルを買って、タクシーでホテルへ戻ることにした。このサラダボウルが昼に続いて大容量で、またしてもお腹いっぱいになってしまった。

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