'06夏 灼熱のエジプト旅行'11GW ドバイ・アブダビ街歩きの旅




4月30日(土)
【アブダビ観光ツアー】 (7:30〜17:00)
ドバイ シェイク・ザイード・グランド・モスク ヘリテージビレッジ エミレーツパレスホテル フィッシュマーケット ドバイ
Riviera Hotel

今日もハマちゃんのツアーに参加して、アラブ首長国連邦の首都アブダビに向かう。今日は出発が早くて7時30分にロビー集合なので、6時に起きて7時前に朝食を食べる。今日はさすがに一週間に一回のツアーのため、人数も多くて、あちらこちらとホテルを巡り、それだけで一時間もかかってしまった。

ホテル巡りの間に、ヤシの木の人工島でおなじみのパームジュメイラやドバイマリーナを通っていく。宿泊しているホテルからはかなり遠い位置で、世界一のビル、ブルジュ・ハリファがある中心街とはまた違った高層ビル街ができあがっていた。このあたりは、ジュメイラ地区に続く高級住宅街ということだ。9時前になってやっとドバイを後にして、車は一路アブダビへ向かう。ドバイからアブダビまでは150kmくらいで高速道路は140km/h走行可能なので、途中休憩を挟んでも一時間半くらいの距離である。

シェイク・ザイード・グランド・モスク最初の目的地シェイク・ザイード・グランド・モスクには10時半頃到着した。前のアブダビ王のシェイク・ザイードが造らせたというか現在も建設中のモスクで、世界第三位の大きさという。なんと4万人以上入る事ができるとか。ちなみに、一位と二位のモスクはサウジアラビアにあるとのこと。

建設中のモスクなので、逆に観光客が入り放題。ただし、モスク参拝の礼儀は同じなので、男性は肌の露出を避け、女性は黒い布をまとって入場する。短パンなんかで来た男性には布が配られ、女性は全員に黒い布が配られた。

シェイク・ザイード・グランド・モスクまずはモスクを囲む回廊を歩く。外は日差しが強かったが、直射日光に当たらなければ意外と涼しい。入口近くの隅に女性用のトイレと手足を洗うところが、その反対側に男性用のトイレと手足を洗うところがあり、男女別になって見学する。洗面所は建設中だったが、トイレは利用可能だった。一度に数十人が入れるようになっていて、ここだけでも巨大な施設である。こう見ていると、お祈りの前に手を洗うというのは、神社で手と口を洗ってから参拝するのと同じと思えた。

シェイク・ザイード・グランド・モスク靴を脱いで、いよいよモスクの中に入る。建物自体もすごいが、内装もすごい。世界一のシャンデリアや総大理石の壁、世界最大の一枚ペルシャ絨毯など。絨毯には人がきれいに並べるように線が入っていて、ハマちゃんがお祈りの仕方を教えてくれた。隣の人とは肩があたるほど密着して並ばなければいけないそうだ。これは一人でも多く中に入れるようにという考えだろう。

シェイク・ザイード・グランド・モスク次に小さな部屋に入ると、ここは女性がお祈りする場所とのこと。イスラム教では男女の区別は明確であり、お祈りをする部屋でさえも男女別になっている。男性用のホールみたいな広さに比べると、女性用はこぢんまりとした小さな部屋だが、そもそも男性は毎週金曜日のモスクでのお祈りが必須、女性は必須ではないというところもあるそうだ。

ここに来るだけでも十分アブダビに来た甲斐があったというものだが、実際にはこれだけだった。一通り巡ったらもうお昼の時間で、昼食はシェラトンホテルでバイキングだった。飲み物が別なのはいつものことで、朝食に毛が生えたくらいの食事だったが、お腹いっぱいになった。ロビーにあったコーヒーはアラビアコーヒーで、なんとも言えないまずい味。とりあえず皆試しに飲んでいたが、最後まで飲み干せない人が続出するほどまずかった。これが本場のアラビアコーヒーなのだろう。

ヘリテージビレッジ次に向かうのはアブダビのヘリテージビレッジである。昔の人の生活を復元した民族村だが、砂漠の上にいくつか小さな布の家が建っているだけで、お土産屋の方が多いんじゃないかと思うくらい、民族村にしては寂しい限り。後日行ったドバイ博物館の方が断然楽しめた。

アブダビモール見所が少ないところでは、毎度のごとく含まれるのがお買い物だ。アブダビ最大のモールだが、ドバイモールの規模にはかなわない。上の階には高級ショップが連なり、キティショップがあったりしてびっくりするが、探してみたらドバイモールにもあった。地下のカルフールでお土産などを購入しようと中に入ろうとすると、荷物を預けないと入れないらしい。ちょっとめんどくさいシステムだった。

エミレーツパレスホテル そして、バスはエミレーツパレスホテルが見える場所で止まる。アブダビのランドマークと言えば、先のモスクとこのホテルが挙げられる。バージュ・アル・アラブと並ぶ七つ星ホテルと言われる超超高級ホテルである。ドバイのホテルと違って、こちらは大理石などを使って、建物自体が高級だそうで、宿泊料金自体はお手頃らしい。それでも普通に泊まるようなホテルではない。

フィッシュマーケット時間つぶしの旅が続く。もうこれで帰ってもいいやと思っていたところで、なぜかフィッシュマーケットを見学する。普通の魚市場で、何か食べられるようになっているわけでもなく、トロピカルな魚が並んでいるわけでもなく、なんでこんなところに来たのかわからない。外に出ると暑いが、中にいると涼しいが魚臭いので、なんとも微妙な時間だった。

午後はほとんど時間つぶしの旅だったが、16時を過ぎてドバイへと戻る。最後はドバイモールで降ろしても良いということで、半数ぐらいはそこで降りていたが、昨日散々巡ったから、今日はホテルに戻ることにした。リビエラホテルはアブダビからしたら一番遠い場所なので、本当に最後の下車だった。

ケバブ夕食はホテルの裏道をぶらぶら歩いていたら、ケバブ屋を発見したので、そこで食べることにした。ケバブと言ったらトルコ料理かと思ったが、アラブ全域でよく食べられる料理のようだ。ファーストフードのようなお店だったので、かなり料金は安め。いろいろな味を楽しめて良かった。

ホテルの近くに24時間スーパーも見つけたし、高級ホテル街でなくて良かった。それにしても、ロシア語があちらこちらに目立つ。そういえば、ケバブ屋でもロシア語が飛び交っていた。灼熱の砂漠で毛皮のコートを売っているのにはびっくりしたが、これもどうやらロシア人向けで、このあたりはロシア人が集まる場所のようだ。

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