天気の思わしくない日が続いたが、最終日にしてやっと晴れた。今日は清里町を自転車でのんびり散歩である。清里というと信州の避暑地を思い浮かべるがさにあらず。ここは北海道内でただ2カ所、美瑛町と共に全国農村100選に選ばれたところである。

100選に選ばれただけあって、見事なじゃがいも畑が広がり、特に最高のポイントが宇宙展望台である。昔使われていた木の電柱で立てられており、展望台とい言うよりは、盆踊りのやぐらを思い浮かべる。少々揺れるが、土台の上に登れば碁盤の目に区画整理された緑のじゃがいも畑に、斜里岳、オホーツク海がよく見え、反対側には山々が連なっている。美瑛の様に立ち止まれるポイントは少ないが、決して負けない景色の良さである。

帰りがてら、パパスシャトーへ。ここは結婚式場と焼酎工場があり、一角の売店で焼酎の無料試飲もできる。さすがじゃがいも畑が広がっているだけあって、焼酎もうまい！！　1本1500円くらいの物になると、そのまますんなり飲むことができ、日本酒か？と思うほどのできである。これはお勧め。(ちなみに、駅から少しの距離のところに町営の清里温泉があり、いろいろなお風呂があってお勧め)

さて、半日のサイクリングを終え、列車で帰路に着いた。途中時間があるといことで、駅の喫茶店で昼食にする。釧網本線の藻琴、北浜、浜小清水、止別の各駅内に喫茶店ができているのである。まずは浜小清水で第一ラウンド、次に一つ戻って止別で第二ラウンドとし、北浜駅に寄ってくるというプランを打ち立てた。

が、止別では30分あったにも関わらずラーメンがでてきたのは列車到着の3分前。当然間に合うはずもなく、北浜へ行く計画はおじゃんになりかけたが、お店の人に車で北浜駅まで送ってもらえることになって、何とか予定通り進めることができた。ちなみに、北浜駅はオホーツク海に1番近い駅であり、冬は流氷を見るのに最適。駅舎内には旅行者の切符がたくさんはってあり、以前貼った物などを見るために何度か訪れているところでもある。

そうして、網走から女満別空港へと向かい、東京最終便に乗った。外は暗いのだが、帯広、えりも岬などがよくわかり、さらに下の方で花火があがっていたりと、景色を楽しんで羽田に降り立ったのだった。