今日は行程が忙しいので、早々に出発する。まず向かうは裏摩周展望台。ここは、第1、第3展望台が霧に包まれるときでも、摩周湖がよく見えるポイントであるが、今回は真っ白けっけの霧の中。前回きたときは鏡のように空を映し出す摩周湖が見えたのに。

その後、摩周湖の水の源である神の子池へ。こちらは何とか大丈夫。すごく透き通った水であるのに、ちょっと深いところではエメラルドブルーに色づいているのは、なかなか素晴らしい。

同じ道を引き返し、次なる場所は900(きゅうまるまる)草原である。摩周駅から8km程度の場所にある最近できた大規模牧場で、広さが900ha以上あることからこの名が付いている。360度ぐるりと見回して、ああ素晴らしいともう一度まわってしまうことから720度の展望と言っている。

開陽台のようにさえぎるテレビ塔もなく、多和平のように山があるわけでもなく、地平線がずっと続き、遠くに阿寒富士が見えるなどなかなかいい場所である。ただ、観光バスやらなんやらがたくさんは入れる駐車場完備のため、人の多さはどうしようもないけれど。

川湯温泉の駅で昼食とし(駅舎内に喫茶店があるのだ)、駅前の温泉でひと風呂浴びる。ここから斜里までレンタカーを返しに行かなければならないのだが、そのまままっすぐ行ってもおもしろくあるまい、と言うことで藻琴峠へ向かう。屈斜路湖を見るには美幌峠があまりにも有名であるが、ここもなかなかすてたものではない。ただ、今回は雲が低くて、美幌峠ほど美しいとは思えなかった。このあと宇宙展望台へも行ったのだが、明日もまた行ったので、次で詳しく書きます。今日の宿は清里町のYH。