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8月17日(水)
天売島(遊覧船)
天売島 羽幌 炭坑跡 黄金岬 雄冬岬 増毛
増毛YH

今日も夜中にザーザー雨が降っていた。明日は大丈夫かなぁと思う心配はどこへやら。やはり朝になったらやんでいた。今回は、北海道入りしてからこのパターンが多い。涼しくなるし、昼間は雨が降らないしであるから、いいことずくめであるのだが。

今日はまず遊覧船で天売島を海から見る。鳥がいるときにくればどんなにいいだろうと思ったりもするのだが、今はカモメがいる程度。でも、水がとにかくきれいで、さらに海底の岩場にはウニがごろごろ転がっている。こんなにいっぱいあるのだから一個ぐらいと思ってしまうが、素潜りでもしようものなら、すぐに警備の人がすっ飛んでくるらしい。

天売島風が強く、波が高かったため、天売島のシンボル赤岩を遠くに見るところで折り返しとなったが、陸から自転車で、海から遊覧船で天売島を見れてなかなか楽しめた。遊覧船を下りたあと、島唯一の郵便局に行きたかったのだが、港から2kmほど離れており、昨日の自転車屋で自転車を借りる事にした。そうしたら、「車で行ってきなよ。貸してあげるから。」と言ってくれて、うれしい限り。島の人達は暖かい人達ばかりであった。

羽幌に戻ってきて、次に向かうのは炭坑跡である。昔、羽幌の近辺には3つの炭坑があり、炭坑の周りには町が存在していたのだが、急な炭坑閉鎖によって町は一瞬のうちにゴーストタウンと化した。そこへ今回訪れたのだが、森の中に突如現れる団地や、そびえ立つ縦坑など、何とも異様な感じを与える。団地の中へ足を踏み入れると、昭和45年の新聞が落ちていたり、表札がかかったままだったり、炭坑閉鎖の時から時間が止まっているかのようであった。

さて、今日は天気もいいし、夕陽が期待できそうである。オロロンラインを南に進み、途中寄り道をしながら留萠の黄金岬に到着した。17時だというのに、だいぶん沈んできた太陽を見つつ、今頃昼食を食べる。

雄冬岬今日の最終目標地は、最後の秘境雄冬岬での夕陽であるが、この時間になって急に水平線のところだけに雲が発生してきた。なんということだ。案の定、雄冬に着いたときには、太陽は雲の中。どうも夕陽にはことごとく縁がないようである。

雄冬は増毛−雄冬の道ができる前とはすっかり変わっていて、雄冬から船に乗ったときには人も時間ものんびりしていたものだが、今はそのときののんびりした雰囲気がすっかりなくなっていた。こうして、とっぷり日が暮れた頃増毛に戻り、YHに泊まった。

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