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8月16日(火)
羽幌 焼尻島 天売島
旅館

二年前の利尻・礼文島に続き、離島を訪れる機会がやってきた。この二島は北海道に何度も来る人でも、なかなか行かないところであり、自分も例外ではなかった。お盆のこの時期は、天売、焼尻共に4時間滞在で羽幌から日帰りという事もできたのだが、あえて天売に宿泊することとした。

早朝のYH、島へ行く人のために6時30分から朝食が始まる。船は7時30分出航であるから、これでもなかなか忙しい。港近くの駐車場に車をおいて、船へと急ぐ。今日は天気も良く、利尻富士がよく見える。

焼尻島まずは焼尻島へ上陸。島の周囲は約12kmであるから、次のフェリーまでの4時間で巡ることができる。こんなに素晴らしい景色はそうそう巡り会えまい。緑一面のじゅうたんに礼文島を思い出してしまった。とにかくのんびり歩き、サフォークの牧場で羊とたわむれ、島の端の”こうのほね展望台”に到着したのは、船を下りて実に3時間後であった。この展望台は、目の前に天売島を望み、360度海が見える。

ここで30分ほどぼーっとして、帰路の途中で海水浴場に寄ることにしたのだが、砂浜は何もなく、膝下までの岩場が続くだけ。泳ぐどころではなく、浜辺でねっころがっているだけであった。これがあとでつらいことになろうとは。

郷土資料館を見学し、食事どころかジュースの自動販売機も港の周りにしかないので、やっと遅めの昼食を取り、高速艇で天売島へ。本来の予定では昼には天売島にくるつもりであったのだが、焼尻島でのんびりしすぎて到着がかなり遅くなってしまった。たが、自転車で島一周するぐらいの時間はまだある。天売島も周囲12kmほどで、アップダウンが激しいが、2時間あれば一周できる。

天売島天売島は、ペンギンのようなオロロン鳥(学名ウミガラス)の繁殖最南端であるが、年々数が減り続け、今年は30羽あまりだったとか。最後に巣立ったのが8月上旬であったため、少しの差で見ることはできなかった。

8月はちょうど鳥のいない時期なので、何もない天売島であったが、なんといっても夜の食事はすごかった。ウニなんかまるまる一個で、生きているのをそのまま切ったらしく、いつまでもとげとげが動いているし、カニやら刺身やら、とにかく海の幸が豊富で新鮮。生ウニとはこんなにおいしいものだったのか!! 今まで食べてきた生ウニ丼なんて。とにかく柔らかくて苦くない。島の旅館はほとんど漁師を兼任している人が多いので、安い値段でおいしい物が食べれるそうである。島に泊まって正解だったと思ったのであった。

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