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4月26日(土)
SQ334 8:05Paris(C.D.Gaulle)
パリ市内観光(ノートルダム寺院, ルーブル美術館)
ParisLyon15:00 TGV617 17:00LyonPart17:21 5761,5760 19:06Geneve

シンガポールからパリ行きの飛行機はA340。夜中にシンガポール空港を飛び立つと、即座にヨーロッパ時間に時刻を変更し、いきなり夕食となった。お腹は空いていないが、とりあえず食べておく。食事が終わるとおやすみタイムで、歯ブラシと靴下が配られるのは、よくわからないサービスだ。ヨーロッパ時間に慣れるため、がんばってゲームをやってから寝た。

たまに起きてGPSの画面を見ると、イラク上空だけを避けて、一直線にヨーロッパへ向かっているのがわかる。朝になり機内食の朝食を食べれば、パリシャルルドゴール空港に到着である。第一ターミナルの入国審査場所は狭く、人でごった返していて、なかなか出られない。だが、自分の番まで回ってくれば、審査自体はまったく何もなく、スタンプすら押してくれなかった。なんともあっけない。

両替をすまして、まずはカウンターでリコンファームにチャレンジ。予約は取れているから、再確認しなくて良いですよなんてことを言う。システム自体を理解していないようなので、パリのシンガポール航空営業所へ向かうことにした。しかし、住所はわかっても、場所がわからない。RERの乗車口もわからないので、やっぱりタクシーのお世話になることに。住所を書いた紙を見せて、タクシーの運ちゃんに連れていってもらう。

フリーウェイを突っ走り、来年開催へ向けて建設中のサッカーワールドカップスタジアムを過ぎればもうパリ市街。線路をまたいだ時にユーロスターが見えたので、中心街を迂回して、やはりシャンゼリゼ通りに近いところに向かっているのだろう。そして、凱旋門がちらりと見えるところで小道に入り、シンガポール航空の看板を発見。なんとか無事到着した。

リヨン駅だが、10時を過ぎたというのに入口は閉ざされたまま。もしかして、今日は土曜日で休みなのか。行程上パリには今しかこれない。英語に不安があるが、後日電話をするしかなさそうである。ということで、さっさとメトロで、パリ・リヨン駅をめざす。メトロの駅がすぐ近くにあったので、自分のいる位置の確認はすぐにできて、一回の乗り換えでパリ・リヨン駅に到着できた。

今日はパリではなく、ジュネーブに泊まる予定である。今回は、往復飛行機とユーレイルパスの最低限の予約しかしていないため、もちろんホテルも取っていない。早くも強行スケジュールなのだ。パリから直通で行くことができる、ジュネーブ行きのTGVに乗って行きたいところであるが、わけあって、15時発のリヨン行きTGVに乗る。その訳は後を参照。

ルーブル美術館まず本日の列車窓口でTGVを予約、と同時にユーレイルパスへ乗車開始日のスタンプを押してもらう。TGVはユーレイルパスを持っていても、予約料20F(460円)が必要で、閑散期、繁忙期など料金差がある。そして、インターナショナル窓口でパリへ帰ってくるときのアムステルダムからパリのThalysを予約する。Thalys特別料金の適用で、ユーレイルパスを持っていても、127F(2,900円)もかかってしまう。

予約すべきものが完了したので、去年もよく使ったサンドイッチのファーストフード店で昼食とする。なんだか去年に比べて値段が高くなった気がする。円安のせいばかりでもなく、物価自体が上昇しているようだ。TGVまで時間があるため、ノートルダム寺院に行ってみるが、今年も改修中だった。去年もやっていたのに。そして、ルーブル美術館の入口だけ見て、パリ・リヨン駅に戻ってきた。

TGV-Duplex今回の旅行の鉄道の旅第一弾は、フランスご自慢のTGV。さらに、去年の12月から走り始めたばかりのTGV-Duplexで、オール二階建て車両である。一日に二往復しかなく、調べていった時刻が合っているかどうか不安だったが、どうやらあっていたようだ。日本ではJR東日本のMAX車両が世界に先駆けてオール二階建て高速列車を運行しているが、それに続く形となった。

MAXはオール二階建てとはいえ、全車両電車なので、機械を詰め込んだ感じで圧迫感があるが、TGV-Dは車両自体は客車なので、二階席でもゆったりしている。さらに、車両間の行き来がすべて二階でつながっているのがおもしろい。階段の登り降りなしに隣の車両へ行ける。一階は車両の端で行き止まりになっている。列車自体の揺れも少なく、本当に270km/hで走っているのだろうかと思ってしまう。

コルナバン駅2時間などあっという間で、リヨンの町の最初の駅、リヨン・パートに到着した。ここからすぐにジュネーブへ向かう列車に乗り継ぐ。本当は終点のリヨン駅まで行ってみたかったが、この列車に乗り換えられなくなるのでやむを得ない。TGVは遅れることもなく、無事次の列車に乗り継げた、列車はフランスらしからぬ峠を越えて、2時間かけてジュネーブ・コルナバン駅に到着した。

スイスはEU加盟国ではないため、ジュネーブの駅で一応入国審査などが行われるが、他の国々と同じで、特に申告する物がなければパスポートチェックのみで、スイスに入国ができる。ここでは、しっかりパスポートにスタンプが押された。明日は超高級リゾート地に宿泊予定なので、夕食はおさえめにスーパーでパンを買って、駅前のホテルへ入った。

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