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5月2日(金)
モンサンミッシェルツアー(7:30〜21:00)
PAVILLON OPERA BOURSE

今日は一日バスツアー。7時半に出発ということもあって、6時半にはホテルを出る。地下鉄の本数が少なかったら困ると思って早めに出たが、直ぐに来たのでマイバス社には6時45分には着いてしまった。7時オープンということなので、入り口前で15分ほど待つ。徐々に日本人ばかり集まってきて、7時になると同時に入って確認を済ませる。どうせ使えないからとスマホはホテルに置いてきてしまったが、オフィスでもバスでもWiFiが使えるので、持ってきておけば良かった。

バスはあまりにも長距離なので、運転手二名体制で、さらに日本人ガイド付き。乗客は20名くらいでまずまずの人数だ。フランスお得意のストライキが、昨日から開催されているという。なるほど、ルーブル美術館に入れなかったのもそのせいか。モンサンミッシェルも同じくストライキ中とのことで、入れるかどうかは、行ってみないとわからないとのこと。今回の旅最大の目的地で中に入れないとなると、残念至極。

オンフルール朝は良い天気だったのに、バスが走るにつれ雲行きが怪しくなってきた。バスは二時間くらい走ると、途中トイレ休憩がてら海沿いのオンフルールという街で休憩となる。昔イギリスとの貿易で賑わった街だが、今は小さな田舎町。港にはヨットが留まり、町並みがまたきれいである。ちょっとしたお土産屋などもあり、30分の休憩はあっという間だった。

さらにバスは二時間走り、モンサンミッシェルがちらほら見えるようになると、13時に対岸の街に到着した。結局、ストは予定通り実施されており、修道院への入場はできないとのこと。天気は雨こそ降っていないが、相変わらず曇り空。モンサンミッシェルに一番近いルレ・サン=ミシェルホテルに入り、窓越しにモンサンミッシェルが見えるところで昼食となった。10Euroの違いならつけておいて悪くないと昼食付きにしたのだが、昼食時間を長々取られてしまうので、観光に時間を取りたい場合は自力で昼食を食べた方が良い。

オムレツ今日のメインはサーモン。これ自体はたいしたことないが、定番のリンゴ酒と泡立てオムレツ、ラメールプラールが含まれている。リンゴ酒はまぁ悪くはないが、わざわざお土産に買っていくほどでもない。そして、超まずいと言われる評判のオムレツであるが、意外と食べられる。もちろんうまいものではないが、まずくて食べられたもんじゃないと言うほどでもなく、ちょっぴり拍子抜け。まずさを見越して、ケチャップとか持参する人もいるとか。

そして、このあたりは羊で有名なので、一皿を三グループで分割してはどうかとのガイドさんの提案。ちょうど三グループ手を挙げたので羊を頼んでみた。これはこれでうまかったが、これと言ってわざわざ食べるほどでも無かった。たった一口で16ユーロ(2,304円)。

モンサンミッシェル食べ終わった人から順次出発になったが、昼食で一時間も取られてしまった。集合時間は16時半なので、残り二時間半だ。ホテルを出たところに橋が架かっていて、モンサンミッシェルが遠くに見える。やや遠すぎるので、このあたりから狙うなら、望遠レンズが必要だ。天気は相変わらずだが、雨は降っていないのが救い。

モンサンミッシェル島まで無料のバスがひっきりなしに往復しているので、バスに乗ろうと待っていると、ガイドの方が現れ、どうせ修道院に入れないのだから、歩いていっても時間は大丈夫、というので歩いていくことにした。が、これがまた結構な距離があり、30分はかかったのではないだろうか。だんだん近づいてくる島を見るのはなかなか良いのだが、時間が限られた中で歩くのはやめた方がいい。修道院の中に入らなくても全く時間は足りなかった。

一番の干潮時に来てしまったようで、昨今言われている泥が堆積してまったく景観が良くない。やはり満潮時にみたいところだ。現在は新しい橋が造られており、今年秋から切り替えられるという。数年して景観が変わったら、また来てみたいと思った。

グランド・リュ島の中に入ると、修道院まで続くメインロードのグランド・リュは、観光客でごった返していた。道の両方にお土産屋が並び、歩くのもままならない。お土産屋もレジは大混雑で、お土産を買っているだけであっという間に時間が無くなる。

モンサンミッシェル修道院の入り口まで行かずに折り返してきただけで、もう時間が迫ってきていた。帰り島の周囲の道を戻るが、ここも混雑がすごい。本当に時間切れになって、走って帰らねばと思っても走れる余地がない。時間は十分に取っておいた方が良い。というか、やはり個人的に十分な時間を取ってくるか、泊まりがけでこないといけないなと思った。

塩キャラメルソフト急ぎすぎて忘れていた。そうだ塩キャラメルソフトを食べていなかった。細い路地を降りるとグランド・リュに戻ることができて、すぐに店を見つけられた。これと言ってどうしても食べないとというものでもなかったが、おいしいことはおいしかった。急いで入り口に戻ってバスに乗り、ホテルまで戻ってきたら16時過ぎ。二時間丸々歩き通していた感じになる。すごい勢いで一周してきた感じだったが、まだ写真を撮る余裕くらいはあった。

モンサンミッシェルそれにしても、バスで4時間もかけてきたのに、なんだかあっという間でなんだかやるせない。やはり今度は泊まりがけでリベンジせねばと思った。モンサンミッシェル以外は何もないところなので、バスからは遠ざかるモンサンミッシェルと、草原にいる羊を見ることができる。ガイドさんは、先ほど食べた羊ちゃんですよ〜なんて、言わなくていいのに。

帰りは一回だけ休憩を入れるだけで、4時間かけて一気にパリに戻ってきた。予定の21時よりはやや早かったが、もうすっかり夜である。マイバスのすぐ近くにあるブラッセリが悪くなさそうだったので、そこに入る。日本語のメニューはあるし、エスカルゴもやっと食べられた。思えば、昔出張に来たとき、ここでお昼を食べたような気がしなくもない。

夜景食事が終わると、夜も遅いのですぐに帰りたいところであるが、川沿いまで数分歩けば夜景が見える。毎時00分丁度にエッフェル塔のライトアップが行われるのだ。エッフェル塔は、ライトアップというよりは光り輝いていた。まぁ、ルーブル美術館のライトアップも見られたし、移動ばかりの一日だったが、まずまず楽しめた一日だった。

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