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4月29日(火)
バルセロナ市内観光(サグクラダファミリア, モンジュイックの丘, カサバトリョ, フラメンコ)
Expo Hotel

バルセロナもいよいよ最終日。サグラダファミリアとフラメンコ以外はこれといって予定がないので、モンジュイックの丘にでも行ってみよう。サグラダファミリアの9時の開始にあわせてホテルを出発し、8時40分くらいに到着したが、ほぼ一昨日と同じくらいの長蛇の列。もう並ばないと仕方が無いので、列に並ぶことにした。インターネット予約をしないと、当日券はかなり大変だということがわかった。

サグラダファミリア9時になってもなかなか進まず、係の人が列に向かって12時になりますとの話をしている。3時間も並ぶことはないと思うが、朝から来たのにもう12時のチケットということか。結局、1時間半並んで、チケット窓口にやっと到着したら、教会バシリカ内だけなら12時だが、塔に登るのだったら17時のチケットしかないという。搭に登るとフラメンコに間に合わなくなってしまう。仕方が無いので、塔はあきらめ、12時のチケットを入手し、それまで1時間半ばかり、お土産屋にいったり、カフェに行ったりして時間をつぶす。

やっと12時になったらなったで、インターネット予約の人も混ざってまた入場の列ができている。入るまででなんとも大変だったが、やっとの事で教会の中に入ることができた。10年前はまだ中心部が工事中で、教会として機能していなかったが、今回は普通に教会になっていて、なるほどこれならミサが開けるわけである。ローマ法王も呼んで、2012年には教会として神に奉納され、教会として利用を開始したとのこと。

サグラダファミリアステンドグラスも見事で、前の時に見たあきらかに工事中といった感じはなく、ほぼ完成したと言っても過言ではない。400年かかると言われた工期も、工事技術の進化によりあと10年程度、2026年には完成するという。生きている間に完成を見られるとは思っていなかったが、これなら完成した後にも来てみたいものだ。

ものの10分くらいで見学は終わってしまうので、3時間も待ったのはなんだったのかと思うが、まぁ工事現場見学ではなかったので、入った甲斐はあった。昼食は近くのレストランに入るが、観光地価格で値段が高いことこの上ない。夕食並みの値段がかかる。

モンジュイックの丘地下鉄に乗り、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで、モンジュイックの丘へ。ケーブルカーまでは地下鉄乗り放題券が使えるが、ロープウェイは別である。城に入らないと展望が開けないという趣向で、何も見学するところはないが、モンジュイック城に必然的に入らされる。バルセロナの町が一望に見渡せ、サグラダファミリアだけ飛び出しているのがよくわかる。

カタルーニャ美術館とりあえず景色を眺めたら、ロープウェイで戻ってから、歩いてカタルーニャ美術館の方に歩いて行く。ホテルからもよく見えた見事な建物で、その前の庭園も素晴らしい。ぶらぶら散策しながら噴水前を通り抜けて地下鉄の駅まで歩いて行き、一度荷物を置きにホテルに戻る。

カサバトリョ最後はフラメンコと夕食を食べに、ランブラス通りへ向かう。その途中で、カサバトリョにほど近いカカオ・サンパカというチョコレートの店に寄る。ちなみに、カサバトリョはまたお宅訪問もなんなので、正面だけ見るだけだ。チョコレート店は王室御用達というが、単にるるぶに載っていたから行ってみたという感じが強い。ランブラス通りにはかなり早く着いたので、タブラオに行くまでに最後のお土産屋を見て回る。30%引きで良いよというが、楽天商法と同様で元値が高いんでしょと思ってしまうが、それでも今までで一番安い値段だった。やはり観光客が集まる場所だけあって、お土産を買うならランブラス通り界隈が一番良いようだ。

フラメンコのタブラオには18時過ぎに到着した。店の前にはすでに人が集まっていて、程なくして入場が始まった。チケットを購入した順や団体や購入価格などで席のエリアが決まるらしい。100人くらい入れる部屋で、前から三列目で、まずまずの場所だ。団体席はステージ横から見る感じになるので、個人で直接申し込んだ方が良い席になりそう。といって、前の列には団体っぽい日本人も入っていた。本場アンダルシアではないので、基本は観光客ばかりだ。

ショーはサングリアのドリンク一杯付き。ショーの間は出入り禁止と言いながら、係の人が出入りしまくり、暗い映画館で出入りするようなもので、かなり気になった。観光客相手だからと言って、こういうのは困ったものだ。ショーの間は写真撮影禁止になっているが、最後の5分だけは大丈夫とのこと。確かに、カメラを構えていてはショー自体に集中できないので、写真も撮りたいのにと思う中では良いやり方かもしれない。

フラメンコフラメンコ自体は、男性も加えて入れ替わり立ち替わりのショーで悪くは無いのだが、一人5分くらいずつで間が開いてしまうのがなんだか良くない感じ。間にはギター演奏も入る。前回違うところで見たときは、女性三人で間髪入れず終わりまであっという間だったのに。また、前と違うのは、今回は手拍子よりもタップの方が強かった。これが安いなりのショーなのか、はたまた、出演者がおばさんばかりで安いのか。それでも、それなりに楽しめたのでよしとしよう。

パエーリャ帰るときには、次の回の夕食付きコースの人たちが夕食を食べていたが、やはりというかなんというか、日本人ばかりだった。夕食は目の前のランブラス通りのレストランで最後のパエーリャをほおばる。酒の量が全て0.5lからというのは、もしかして観光客目当てで、少しでもふんだくってやろうという考えの店が多いのだろうか。前回もこの界隈で夕食を食べて、1lのビールを飲まされたっけ。

サングリアのカヴァ版(スパークリングワイン)は、赤のオレンジジュースの様な甘い味わいとはうってかわって、明らかにサイダーという味だった。パエーリャもイカ墨で、何から何まで観光客用と感じだった。夕食後は、地下鉄一本でホテルに戻った。

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