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4月28日(月)
バルセロナ8:15 11:45 アンドラ 15:15 18:45バルセロナ
Expo Hotel

バルセロナ二日目は、この旅の目的の一つであるアンドラ観光に向かう。ホテルからバス乗り場まで歩いていけるというのもサンツ駅周辺のホテルにした理由である。8時前にホテルを出て、バス乗り場のカウンターでチケットを購入する。往復49.5ユーロ(7,177円)。一日6便あり、乗客も20人くらいいる。アンドラには空港がないため、どこかに行くにはバルセロナまで出てくるのが一般的なようだ。ちなみに、このバスはサンツ駅を経由して、空港まで行っている。

バスはトイレも付いているので、全く休憩なく突っ走る。丘の風景が続く場所では、制限速度70km/hなのにどう考えても120km/hくらいでぶっ飛ばしている。そのうち山の風景となってきて、11時前には国境に到着した。前の車が異様に時間がかかり、通り抜けるだけなのに15分もかかってしまったが、その後パスポートコントロールがあり、一人一人パスポートの確認が行われた。結局、20分くらい駐まっていたが、そこから15分でアンドラの首都、アンドラ・ラ・ベリャに到着した。

何はともあれ地図をもらう。バスターミナルというかこのバスの営業所にインフォメーションが併設されており、地図をもらうことができる。町中まで徒歩15分くらいという話を調べていたので、中心部だろうと思われる方向に歩いて行く。標高が1,000mを越えているので、灼熱のバルセロナは23度だが、アンドラは14度と寒いくらい。平日昼間ということもあって、町全体は閑散としている。

アンドラ・ラ・ベリャ中心街何をしてこの人たちは生活をしているのか不思議で仕方がないが、観光が80%というから恐れ入る。免税の国でもあるので、ヨーロッパ各地から買い物バスが乗り付ける時に落としてくれる外貨頼みというところのようだ。大型スーパーには、ちょうどオランダの大型バスが何台も停まっていた。

スーパーの中に入ってみると、さすが免税なんでも安い。ワインなんかボトルで1ユーロからあるし、ビールも1.2ユーロ。そして、ネスレのドルチェグストのカプセルが日本には無いものがかなりあって種類豊富。スペインのスーパーでも見つけていたが、ほこりをかぶっていたので購入断念したが、ここではついつい買ってしまう。まさに買い物ツアーと化していた。

トルティーヤお昼にちょうど良い時間になったので、レストランに入ってみる。アンドラ料理というものは無いようで、フランスと混ざっていると言うこともなく、トルティーヤとスペイン風フライドポテト、かにコロッケと至ってバルセロナと同じスペイン料理を満喫した。だが、たまたま入った店はかなりおしゃれな店で、逆にスペインではあまりお目にかかれないような感じだった。

アンドラの見所はと言うと、これまたびっくりするほどに何もない。ルクセンブルクの世界遺産とか、リヒテンシュタインの切手とか、小国は何かとがんばって外貨を稼ごうとするものだが、これといった特徴が無いのもアンドラの特徴。お土産もスキーをしている置物くらいで、何があるのかさえもわからない。山間の小さな町で、山の上の方まで家が建っているのを見ると、スイスのような感じをうけるが、建物もこれといって特徴がない。至って普通なので、買い物以外に何もない。

スパリゾートinuuそんなどうしようもない状況を打破しようとしたのか、特徴的な建物のスパリゾートinuuが少し離れたところにあるが、ショッピングモールは閑古鳥が鳴いている状態で、まさに人っ子一人いないとはこのこと。第一次世界大戦のヴェルサイユ条約にも取り残されてしまった地域という話もあり、なんとなく全体的に国としてやって行けているのかという感じがしないでもない。

アンドラ・ラ・ベリャの町並み結局、町をぶらぶら散歩して、バス停まで戻ってきた。18時15分のバスを予約していたが、もはややることもないので、一本早い15時15分のバスに変更してもらい、バルセロナに戻ることにした。ほぼ予測していたとおりの街の感じだったが、まぁのんびりすることができたので良かった。

それでもバスの時刻まで、一時間くらい時間がある。目の前のマクドナルドで時間をつぶすが、えーハンバーガー買わないってどういう事よって感じで見られて、カフェになっているのは日本だけといった感じをうける。帰りのスペインへの入国審査はフリーで、パスポートチェックもなかった。まぁ小国への入国だけチェックが入ることが常であるから、予想通り。同じ時間かけて、バルセロナに戻ってきた。19時前なので、まだ明るい。一度ホテルに戻って、夕食に出直す。

イベリコ豚の生ハム今日の夕食は、昨日行きそびれたレストランにしようと思ったが、他にも数軒レストランが並んでいるので、良さそうな店を選んでみる。日本語メニューもある店で、ピザが基本の店だったが、イベリコ豚(ドングリ)の生ハムにひかれる。(ドングリ)で無いものも置いているくらいだから、さすがにドングリの物はうまい。少し厚めにスライスされたハムは超絶品。フォカッチャもイタリア料理店ならでは。ワインもうまいし、だらだら一日だったが、逆に今日はのんびりできて良かった。

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