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3月3日(土)
ブダペスト(ゲッレールトの丘、ゲッレールト温泉、中央市場、ブダ王宮、ゲッレールトの丘夜景)
Hotel Radison SAS

自由橋予想通りお見送りはできず、のんびり起床とは言っても、7時過ぎには起きて、朝食を食べたら8時半には出発する。まずどうしても行きたかったのは、夜景ポイントとしても挙げられるゲッレールトの丘である。夜行くには厳しそうに思えたので、昼間に行ってみたかった。一番近くの地下鉄駅まで行って、トラムに乗ってドナウ川を渡る。

ゲッレールトの丘さて、どうやっていくのか、ガイドブックを見ただけではよくわからない。バスで行くらしいが、そのバスに乗るところがわからない。仕方が無いので、基本山を登ればたどり着くだろう、と言うことで徒歩で向かう。麓から見上げると、200mくらいはありそうだ。ところどころに展望台があったり、休憩ポイントがあったりで、のんびり登っていれば疲れも感じない。ただ、夜は明かりが全くなさそうなので、こんなルートでは夜景を見に来るのは危ない。

自由の像30分かけて、自由の像が建つ頂上にたどり着いた。景色はあまり良く無いなぁと思ったら、展望台の裏手にあたり、きれいな景色が望めるのはそこから少し下ったところ。どうやら、普通に来るルートではなく、裏手から来てしまったようだ。

ゲッレールトの丘ドナウ川を中心に、ブダ地区とペスト地区が見事に見渡せる。これは素晴らしい絶景である。お土産屋も建ち並び、登ってきたルートは徒歩でしか来れないが、逆側は車でも来ることが出来、観光バスも回ってくるようだ。ということは、車道を下ればバス停があるはずだ。予想通りバス停を発見し、モーリツ・ジグモンド広場に向かうバスに乗車して、終点で降りる。どこに着いたのか全くわからない状態だったが、見覚えのある番号のトラム乗ってみたところ、ほんの数分で見覚えのあるゲッレールト温泉に戻ってきた。

中央市場なんとか自由の橋のところで降りることが出来た。昼間にルートを確認出来て良かった。これなら、夜景を見に行くことが出来る。橋を渡って、ペスト地区に戻り、中央市場に向かう。今まで巡ってきた店はなんだったのかと思うほどなんでも安い。三大貴腐ワインといわれるトカイワインもここで買う。等級6ともなると値段がびっくりする価格になるが、甘さ飲みやすさは半端無い。

中央市場また、ハンガリーと言えばパプリカで、辛いのと甘いのとセットでたくさん売っている。食べ物だけでなく、お土産も売っているので、ここに来るだけで全て揃う。昼食も適当な店でソーセージを買う。これまたとてつもなく大型サイズ。隣の人は顔と同じくらいのサイズのハンバーガーを食べていた。観光客目当ての特別サイズらしい。

ゲッレールト温泉中央市場をぶらぶらした後は、またドナウ川を渡ってゲッレールトに戻る。ホテル内に温泉施設がある。ホテル正面からは入れず、裏手から入る。ロッカーだけと着替え個室兼荷物置き場を選ぶことが出来、個室なら二人で使っても良いとのこと。まさにプールのロッカールームで着替えると、温泉自体はまさにプールだった。真ん中は本当に泳ぐようで、脇の小さなプールで皆くつろいでいた。温度は30℃くらいで超ぬるめ。全てにおいて、温泉と言うより、温水プールだった。

王宮展望最後の観光ポイントは、トラムにちょっと乗って、ケーブルカーで王宮へ。ちょうど衛兵交代式をやっていたが、あまりたいしたことはなかった。見晴らし自体も昨日行った漁夫の砦にはかなわず、昨日は時間が足りなかったわけではなく、短い時間で効率良く回るには王宮にまで行く必用は無いと言うことなのだろう。

王宮王宮自体の中に入るわけでもないので、ぶらぶら散策して終了。漁夫の砦まで行こうかと思ったが、意外と距離があるので、ケーブルカーで坂を下り、くさり橋を歩いて渡る。対岸から地下鉄で一度ホテルへ戻り、夜景の時間を待つ。

ゲッレールトの丘夜景ホテルで少し休憩した後、夜景を見に出かける。朝と同じように地下鉄に乗り、市電を乗り継いで、バスを降りたモーリツ・ジグモンド広場からバスに乗ってゲッレールトの丘を目指す。朝下見をしていただけあって、降りるバス停も間違えなかった。ここから山を少し登っていかなければならないところ、ちょっと治安的によろしくないが、車通りでもあるので、そこそこ広い道だしなんとかなりそう。

ゲッレールトの丘夜景展望台ポイントに到着すると、見事な夜景が広がっていた。ドナウ川からの景色とはまた違って、ブダ・ペストの町並みが一望できるし、目の前の王宮も見事この上ない。少々治安状況を気にしたが、来た甲斐があった。おそらく車で来ているのだろうが観光客も多く、そんなに治安が悪い場所ではなかったのが幸いだった。

バスとトラムでくさり橋まで戻り、夜景を見ながら橋を渡ると、聖イシュトヴァーン大聖堂に戻ってきた。夕食場所を探していたときに、赤白緑の国旗を発見。最後の晩餐にハンガリー料理としましょうかと思ったところ、なんとこれはイタリアの国旗でイタリア料理の店だった。

なぜか日本人おばさんが多く、ぐだぐだ文句を言いながら夕食時なのにコーヒー一杯で粘っているのが驚きだった。遅い時間だったので、夕食はどこかで食べてきて、ホテルから出てきてお茶をしている感じだった。昨今、旅の恥はかきすてという年配の人が多すぎて、そのたびに日本人として恥ずかしくなる。

英雄広場夜景夕食を食べると、かなり遅い時間になっていたが、地下鉄でちょっと先に行くくらいなので、もう一つの夜景ポイント英雄広場へ行く。人が多くて写真を撮るのは至難の業と書かれていたが、冬の寒さのためか誰もいなくて、誰もいない中きれいなライトアップを見ることが出来た。ホテルに戻ったら22時を過ぎていた。明日の出発準備を整えたら、ほとんど寝る時間がない。

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