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3月2日(金)
ブダペスト(英雄広場、聖イシュトヴァーン大聖堂、漁夫の砦、オペラハウス、ドナウ川クルーズ)
Hotel Radison SAS

いよいよこの旅の最終地である。いつものごとく半日観光、半日自由時間でいよいよ終了となるが、こちらは延泊プランにしているので、もう一日のんびりできる。現地ガイドは日本語を話すハンガリー人のおっちゃん。女子大生組になぜか大人気で、一緒に写真を撮ったりしている。若くて格好いいとかでもないし、現地人なら誰でも良いのか?

英雄広場最初に聖人の銅像が立ち並ぶ英雄広場へ。ハンガリー建国1000年を記念して作られた広場で、夜景ポイントとしても挙げられる場所である。市民公園内に位置し、屋外温泉として有名なセーチェニ温泉も近い。が、いたって普通の広場なので、これといって見るべきところは少ない。

聖イシュトヴァーン大聖堂次は、聖イシュトヴァーン大聖堂へ。昨日は夜で中に入れなかったが、今ならもちろん入ることができる。ハンガリー初代国王イシュトヴァーンを奉る大聖堂で、内部の豪華さも見事。裏手にある礼拝堂には、イシュトヴァーンの右手のミイラがあるそうで、お金を入れると何秒かライトが点く仕組みになっているようだが、誰も入れなかった。

聖イシュトヴァーン大聖堂中の見学が終わったら、すぐそばにあるお土産屋に連れていかれる。定番のお土産屋付きで、ここまでは集合場所などでうまく使われていたが、ここブダペストでは露骨にお土産屋休憩だった。連れていかれる店は高いのはわかっているので、どんな物があるか、値段はどれくらいかを見るだけで済ませる。

漁夫の砦次はいよいよドナウ川を渡って、ブダエリアへ向かう。ちなみに、ドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれているので、ブダペストと呼ばれている。漁夫の砦からはドナウ川と町並みが一望できて、これは見事な景色である。つい写真を撮りまくっていたら、集合時間に遅れてしまった。

マーチャーシュ教会すぐ隣にマーチャーシュ教会があり、中に入りたい人は別料金でガイド付きで入れるという。ガイド料を取られるかと思って警戒して入るのを辞めたが、普通に入場料だけで入れたようだった。というのも、午後にオペラ座見学ツアーを日本語ガイド付きでやってくれるというのだが、ホテル送迎も付いちゃって15,000Ft(5,400円)と言う。個人で行けば英語ツアーながら、3,000Ft(1,080円)なのだからべらぼうに高い。添乗員さんも、高いから辞めた方が良いですよなんて言ってしまうものだから、誰も申し込んでいなかった。

女子大生二組は内部見学に行くというので、こちらはその間近くのお土産屋を冷やかして回る。先ほど連れていかれた店に比べると明らかに安いものばかり。短い時間だったが、いろいろ買ってしまっていた。バスに戻り、再度くさり橋を渡って地下鉄の駅もある待ちの中心街、ヴェレシュマルティ広場で解散となる。ここからのびるヴァーツィ通りがブダペスト一の買い物スポットになっている。

それにしても驚くのは、ツアー参加者の皆さん。次の集合場所は夕方ホテルというのに、こんなわからないところで降ろされても、全く問題なし。プラハでも皆ホテルまで戻ってきてたし、さすが、中欧に来るとなると、それなりに旅行歴も高い人ばかり。添乗員さんにとっては、今回は本当に楽な客だったに違いない。

ヴァーツィ通りヴァーツィ通りをぶらぶらして、遅めの昼食とする。ハンガリー料理と言えばパプリカであり、グヤーシュだから、昼から豪勢にグヤーシュと肉料理を食べる。お勧めは肉丸ごと料理で、隣の日本人は勧められるままに頼んでいたが、予想通り食べ切れていなかった。

オペラ座のんびりしていたら早くも時間が無くなって、地下鉄に乗ってオペラ座へ。観光は明日もできるから、今日の午後はどこへ行こうかと思っていたが、ガイドのおっちゃんによってオペラ座ツアーがあることがわかったので、行くことにした次第。複数の言語でガイドツアーがあるのだが、日本語はないので英語ツアーに参加する。

オペラ座ウィーンでオペラ座に行ってきたばかりだが、同じような作りながら、二階とか様々なところを見学できたので、これはこれで楽しかった。一番舞台よりの席は舞台が半分くらいしか見えず、これは確かに雰囲気を楽しむだけだ。

地下鉄ちょっと遠回りだが、地下鉄を乗り継いで国鉄の西駅まで行って、ホテルへ戻る。すぐだと思った距離が昨日は散々歩いてしまったので、出来る限り地下鉄に乗って帰る事にした。地下鉄は欧州(ユーラシア大陸)で初めての地下鉄ということで、地上から電車が見えるくらいすぐ下を走っている。

地下鉄ホテルで少し休憩したら、今回の旅最後のイベントへ向かう。が、その前に夕食を食べに行く。最後の料理はパプリカチキン。やはり、ハンガリーはパプリカ三昧。そして、夜景を見ながらのドナウ川クルーズへ向かう。貸し切り船でウェルカムドリンクも出るが、それもそこそこに甲板に出て夜景を眺める。夜景と言ったら三脚立てて撮らないといけなさそうだが、このデジカメは手持ちでも夜景を取れるという優れもの。船は意外と速い速度で、写真をばしばし撮っているだけで、あっという間に時間が過ぎていく。

地下鉄結局、ほとんどの人が、寒い中一時間ずっと甲板に出ていた。さすが、ブダペストの夜景は見事この上ない。バスでホテルに戻り、これでこのツアーの皆さんと一緒に回るのもお別れである。皆さんの出発は朝早いので、お見送りは出来そうにない。

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