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3月1日(木)
ウィーン ブラスチラヴァ エステルゴム センテンドレ ブダペスト
Hotel Radison SAS

今日はスロヴァキアの首都ブラチスラヴァを経由して、いよいよ最終目的地であるハンガリーのブダペストに向かう。今日もほとんど移動日で、これといった観光地が無い。いつものように9時に出発し、まずはブラチスラヴァへ向かう。50分くらい走ると国境で、大型バスのせいか、書類を出すために10分ほど停車する。さらに20分くらい走って、スロバキアの首都ブラチスラヴァに到着した。

さすがに、ここには日本人現地ガイドはいないようで、地元の英語ガイド&添乗員さんの通訳のガイドとなった。超短期滞在のスロヴァキアで、現地通貨をどうやって入手しようかと思っていたら、いつのまにかユーロが導入されていて、なにも困ることはなかった。

ブラチスラヴァ城まずは唯一の観光地と思えるブラチスラヴァ城へ。丘の上に立つ城で、ドナウ川が眼下に見下ろせる。左がハンガリー、正面がオーストリア、右がチェコという三つの国が見える場所というのも珍しい。城に入っている時間はないので、20分程度の自由行動では、お土産屋を冷やかすくらい。

ミハエル門バスで旧市街へ移動して、ぶらぶら散策する。ミハエル門が見栄え良く、昔のままの石畳が残っていたり、よく言えば古い物がよく残っているが、単に新しくできなかっただけのような感じだ。旧市街の中心がフラヴネー広場で、この広場に面して日本大使館とフランス大使館があるのが驚きである。20分ほど自由行動となるが、これではまたしても時間が短く、スロヴァキアはこれで最後かと思うと急いでお土産を買いあさる。

スロヴェニスカニョッキ早めのお昼は、スロヴェニスカ(スロヴェニア風)ニョッキとあったので、やっとお昼は軽めの量になったかと思えば、これは単に前菜で、メイン料理とケーキが付いていた。メイン料理はチキンのハヤシライスのような物で、トマトソース味でなかなか美味。付け合わせがご飯というのが日本人には良いが変な感じ。そして、デザートはザッハトルテのチョコ無し版と言ったところだ。

あっという間の超高速観光で、これにてスロヴァキアともお別れだ。市内観光は半日ずつしか付いていないのは、強行日程のツアーでは致し方がない。これといった見所も無いので、ちょっとした中継ポイントと行ったところか。レストランを出るときには、次の日本人団体が入ってきていて、この後ブダペストまで全く同じルートで追ってくるのだった。

エステルゴム大聖堂12時半に出発して、すぐに国境を越えて、ハンガリーに入る。次の目的地は大聖堂があるエステルゴムである。途中トイレ休憩を入れて、15時15分に一時間半で到着した。ハンガリーカトリックの総本山で、すごく大きな大聖堂が丘の上にそびえていた。また、昔はこのあたりがハンガリー帝国の居城だったそうで、見晴らしも良く、ドナウ川がきれいに眼下に見えていた。

冬期ということで、観光客はおろか、地元の人もほとんど見かけない。公衆トイレも冬期閉鎖だったりする中で、日本人だけが他にも二団体も訪れていた。誰もいない観光地を、日本人ばかりが大挙して来ているとは、なんだか不思議な状況に思えてくる。30分自由行動の後、次はブダペストに近い小さな街のセンテンドレへ向かう。

センテンドレに着くと、町中で30分ほどの自由行動。みんなハンガリーフォリントを準備していないらしく、銀行がぎりぎり閉まる17時前ということもあり、急いで両替をしていた。こちらはトイレ休憩のときにATMがあったので、キャッシングしておいた。クレジットカードを持っている人は、現地通貨でキャッシングするのが一番レートが良いので、ぜひチャレンジして欲しい。全く難しいことはなくて、carrencyを選んで、PIN番号を入れれば良い。

センテンドレセンテンドレは、ブダペストから日帰りでも来るような小さなかわいい町。これまでいろいろ巡ってきた中では、もはや普通の感じの町並みではあるが、ちょっとした丘の上からの景色はなかなか良い。ただ、もう日が暮れる寸前の夕方で、ちょっと暗かったのが残念なところか。

最後に一時間ほど、バスに乗って最終目的地ブダペストに到着。ホテルにチェックインしないままにそのまま夕食の場所へ向かう。今日の夕食は、パプリカチキンと最初にチェコでも食べたがハンガリー名物のグヤーシュ。ハンガリーと言えばパプリカが有名で、唐辛子のような辛いものから、コクを出すために使うものまで様々。深みのある味わいになって、なかなか良い。前に日本人団体が入っていて、これから夜景見物に行くらしい。こちらのツアーは明日だ。日本人団体しかお客がいないが、バイオリンなどの生演奏をする人がいて、日本の曲などをやってくれた。CDを買ってくれと言うが高いので、いくらかチップを上げると、結構驚いた感じだった。日本人はチップをあげないが、CD販売というとお金を出すのだろう。

途中チェスキー・クルムロフでバスの交代があったが、ホテルに到着したら、チェコからずっと来ていたバスともこれでお別れ。このまま泊まらずにプラハまで帰るという。4時間くらいかかるのではないか。一周するバスツアーでは無いので、バスの回送が大変である。

国会議事堂荷物を置いたら、ゆっくりするまもなく、夜景を見に出かける。これまでのホテルと違って、町中のホテルだと思ったが、ブダペストの町自体がかなり大きい。ドナウ川まで歩いて20分くらいかかってしまった。川に着くと、これまた素晴らしい景色。ドナウの真珠と言われるだけはある。これは一見の価値あり。

王宮とくさり橋川沿いをずっと歩いていくことができるので、北側からくさり橋までぶらぶら散策しながら歩いていく。ぱらぱら歩いている人がいるにはいるが、かなり人気がない状況なので、周りの警戒を怠らないようにしなければならない。

聖イシュトヴァーン大聖堂聖イシュトヴァーン大聖堂もきれいにライトアップされていて、町全体的がきれいにライトアップされていることがわかる。歩いて帰れるだろうとさらに歩いていたら、ホテルまで30分くらいかかってしまった。ちょっとでも地下鉄に乗っておけば良かった。さすがに、町中はかなり遅い時間とあって、目つきの悪い人が多く、夜景が見所とはいえ、夜中に出歩くのは相当覚悟がいる。

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