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2月27日(月)
プラハ チェスキー・ブディェヨヴィツェ チェスキー・クルムロフ
OLD INN

今日は早くもプラハを離れ、次の目的地、チェスキー・クルムロフへ向かう。その途中で、バドワイザー発祥の地であるチェスキー・ブディェヨヴィツェに寄るだけで、今日はほとんど移動日といった感じである。9時に出発し、途中ガソリンスタンド休憩を挟んで、三時間弱の予定が、渋滞にもはまらず思いのほか早く、バドワイザーの工場に11時10分に到着してしまった。昼食の予約が早めの11時45分と言っていたのだが、さらに早まってしまった。

バドワイザー工場すぐに食べられるということで、かなり早めの昼食である。チーズ入りのチキンカツがおいしいが、毎日昼からがっつり夕食みたいな量を食べさせられしまうのが、食事付きツアーの難点である。バドワイザーの工場だけに、バドワイザービールが一杯ついているが、せっかくのチェコで水っぽいビールはちょっと残念。さらに、デザートは巨大なケーキでだんだん食べるのも大変になってくる。ちなみに、アメリカと商標権で負けて、チェコではバドバーという商品名で売っている。

ブジェミスル・オタカル2世広場お昼を食べたら工場見学でもあるのかと思ったら、残念ながらそのまま町中へ向かう。バスで十分くらい走ったら、一時間の自由行動である。街の中心のブジェミスル・オタカル2世広場からブラブラ歩いてみるが、町並みがきれいなのは完全にここだけ。展望台にもなっている黒塔は冬期休業中。凍結のためか噴水も水が止まっているし、なんとも寂しい感じ。観光客といったら日本人ばかりで、何組も同じような日程で走っているようだ。

スヴォルノスチ広場14時に出発し、30分で目的地であるチェスキー・クルムロフに到着した。街の中心にあるホテルなので、大型バスが入れず、少し離れたところから歩いてホテルまで向かう。荷物は車で運んでくれる。城の下をくぐっていくと、小さな街が現れる。テーマパークみたいな何とも見事な町並み。さすが、世界遺産に指定されただけはある。迷路のような細い路地を歩いくと、ものの5分くらいでホテルに到着した。街の中心にあるスヴォルノスチ広場に面したペンションみたいなかわいいホテルだった。

チェスキー・クルムロフ城ガイドさんが写真ポイントに連れて行ってくれるというので、30分ほど休憩してまた集合する。聖ヴィート教会の少し先に展望台があり、城が目の前に見える絶景ポイント。何から何まで絵になる見事な風景。この街に来た甲斐があったというものだ。

チェスキー・クルムロフ元来た道を戻り、城への坂道を登っていく。塔も城も冬期休業中なのだが、城の中を歩いていくことができて、よく写真で見かける景色が現れた。これもまた素晴らしい風景。街が一望できて、左に城、中央に教会というみごとな景色になっていた。川が馬の蹄鉄並みに蛇行していて、その中に街が凝縮している。どこに行ってもきれいな町並みで見事としか言いようがない。

このあと、一時間弱の17時までに、お土産を買い求めなければならない。観光シーズンでないので、ほとんどの店が17時にはしまってしまう。お土産屋がいっぱいあるが、同じような物を置いていないのがめずらしい。ぶらぶら歩きながら、やっぱりさっきの店に戻ろうなんて行き来している間に、17時過ぎて行き、チェコのお金のコルナをほとんど使い果たしてホテルへ戻った。

再度19時に集合し、広場に面したレストランで夕食となる。肉料理ばかりが続いたので、ここはマス料理。内陸地のため海魚が取れず、川魚が一般的。マスの姿焼きだが、焼いたというよりは、フライだった。そして、当然のごとくデザートが付いていて、今回はアップルパイだった。店には日本語メニューもあり、日本語を話す定員もいたりした。かなり日本語が通じる地域と言える。

チェスキー・クルムロフ夜景夕食後は腹ごしらえに夜景を見に出かける。チェスキー・クルムロフは通り抜けるツアーが多い中にあって、宿泊して夜景を見ることができるのが、このツアーの特徴でもある。先ほどの城が見えるポイントでは、城がライトアップされていて、これまた見事な景色だった。

チェスキー・クルムロフ夜景逆に城側に登ってみると、昼間に来て一番良かった展望台への入り口が閉鎖されており、残念ながら途中の橋から見えるだけ。街の明かりがぼんやり見えていて、城のライトアップの明かりが邪魔して、全体的にはいまいちな感じになっていた。それでも、見に来た甲斐があったというもので、昼に夜に十分満喫した滞在だった。

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