早朝外を見てみると、町の灯りが遠めに見えるところに停泊していた。かなり沖合いに停泊しているようだ。もう一眠りして朝食を食べると、下関港に到着した。日本から出国審査を行った同じところが、入国審査の場所となっていた。下関港から下関駅までは徒歩で10分程。車が左を走るようになった以外は、あまり風景の違いは感じられない。
下関駅に到着し、ここからが問題である。一ヶ月前に申し込みを行ったにも関わらず、のぞみ号は全席満席だった。そのため指定席は何も取っていない。下関駅で指定席の確認を行うが、やはり残数0。ここで考えられるルートとしては、博多まで行って自由席に並ぶか、ひたすらこだま号で帰るか。下関〜博多間は案外距離があるので、よけいな出費をするくらいなら、こだま号でのんびり帰ることにする。
下関駅から新下関駅へ向かい、そこからこだま号に乗車した。お盆の帰省ラッシュでこだま号もさぞかし混んでいると思ったが、まったく問題なかった。途中広島始発のひかり号に乗り継ぐことも考えたが、そのまま新大阪駅まで行った。新大阪駅からなら、ひかり号がどんどん出ているから、少し待てば座れるだろうと思ったのは甘かった。1時間後のひかり号まで長蛇の列だった。
それならこだま号で帰った方が早く着く。結局、新下関から東京までこだま8時間の旅となり、くたくたになりながら帰宅したのだった。今回初の韓国訪問で、いままでの韓国のイメージががらりと変わってしまった。いろいろハプニングもあったが、個人旅行とグループ旅行も楽しめたし、ハングルもぼちぼち覚えたことだし、また韓国へ行ってみたいと思った。
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