'97夏 九州旅行と韓国旅行 その02 - 雲仙

8月9日(土)
長崎8:45 シーサイドライナー6号 9:12諫早 雲仙温泉 島原城 諫早16:20 かもめ30号 17:58博多
駅前ビジネスホテル

今日は諫早からレンタカーに便乗して雲仙へ向かう。台風は朝鮮半島に上陸した後、日本海へ抜けたが、あいにくの空模様。九州に来るとなぜか天気が悪い。雲仙温泉はすっかり霧の中で、数十m先もみえない状況だった。普賢岳への道は風が強くて通行止め。雲仙地獄めぐりも霧の中で、温泉にはいるくらいしかすることがない。というわけで、一応休憩設備もある温泉に行き、のんびりゆっくりくつろいだ。

島原

温泉街一帯硫黄のにおいが立ちこめているのであるが、不思議と温泉に入った後でも硫黄臭くない。源泉が熱すぎて水で薄めただけだろうと思っていたが、だんだん硫黄臭くなっていた。雲仙温泉でのんびりした後は、山を反対側に下って島原へ向かう。水無川の周りは、いまだに普賢岳の噴火による土石流のあとが生々しく残っていて、まったく植物が生えずに大きな岩がごろごろしている。

そこから少し進んだ所にある島原城へ行ってみる。天草・島原の乱として、天草と同じような資料が並んでいたが、天草の資料が充実しすぎるくらいによくできていたので、少しもの足りない。しかし、天守閣からの眺めはなかなか良かった。雲仙と島原を巡っただけであるが、あっという間に時間が無くなった。雨が降ったりやんだりを繰り返す中、諫早駅に到着した。

島原城

博多へ向かう特急まで時間があるので、明日の関釜フェリーをおさえておこうと、駅前のJTBをのぞいてみる。飛行機も一応聞いてみたがやはり満席、では関釜フェリーはどうかと言ったら、なんと満席。信じられない事態にしばし唖然としてしまう。明後日ならなんとか取れるということなので、仕方なしにそれをおさえておく。いつになったら韓国に行けるのだろうか。近くて遠い韓国であった。

ハイパーかもめに乗車して博多へ。駅前のビジネスホテルに荷物を置くと、天神へ屋台のラーメンを食べに行く。博多へ来たら、やはり屋台のとんこつラーメンを食べに行かねばなるまい。雨は降っているし、土曜日という事もあって屋台の数はかなり少なかったが、適当に入って頼んでみる。2軒で食べてみたが、これがまた味の差歴然。屋台ならどこでもうまいと思っていただけに、この差はかなりショックであった。

「福岡・博多ラーメンと屋台」という本によると、うまくなかった屋台の方は、ラーメンをメインとしていないようだった。ちなみに、うまかった屋台ラーメンは、三菱銀行前の”まつや”。博多駅に戻ってくると、まだ雨が降っているというのに、ギターを弾いている若者達がいた。さすが、ストリートミュージシャンのメッカだけあって、かなりうまい。雨が降っていても、ラーメンに音楽に楽しめた夜だった。


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