'95夏 今年の夏は八重山へ その6 - 与那国島

8月1日(火)
竹富島8:45 八重山観光フェリー 8:55石垣島離島桟橋 石垣空港10:30 JTA861 11:10与那国空港
与那国島(東崎, 立神岩, 西崎最西端の碑)
民宿はいどなん

なぜだぁ〜、なぜなんだぁ〜。東京では猛暑猛暑の連続で、39度を記録したという。なのに、ここ八重山諸島はどこもかしこも天気が悪く、最高気温が27度なんて。避暑にきたのではないぞぉ!!とりあえず予定通り進むとする。昨日も訪れた石垣港近くのJTAに行くと、昨日と同じ人であった。与那国へ飛行機が飛ぶことを確認し、空港へ向かう。

YS-11

初のプロペラ機で与那国へ。高度も低いしのんびり飛ぶので、各島が全て見渡せて遊覧飛行のようだ。そして、たった40分で与那国空港へ到着。石垣よりももっと小さな空港で、またまた驚いてしまったが、つい3年くらい前まで19人乗りの飛行機しかきていなかった頃の建物跡がすぐ横にあり、これまた余りにも小さなほったて小屋のようで、驚いてしまった。

驚いたといえば、与那国の人々。本土の人と比べると、肌の色が黒い人が多くて、さらに全く何を話しているかわからない。あぁ〜、ここは日本国内なのか? 方言というより、外国語のような感じ。八重山諸島のほとんどは竹富町であるのに、ここ与那国島だけ与那国町なのも納得。陸の孤島ならぬ、本当の孤島なのだ。台湾へも石垣島へも距離は同じ130kmである。

今日の宿は、日本最西端の民宿「はいどなん」。空港までの送迎つきなので、宿まで送ってもらい、レンタカー屋に電話する。レンタカー屋は2件ほどあり、どちらも事務所まで送迎付き。レンタカーを借りて、まずは近くの食堂で腹ごしらえ。ソーキそばは豚足丸ごと入っていて、気持ち悪いわ食べにくいわだったが、豚骨のだしがきいていて、そばといいつつ豚骨ラーメンそのものだった。これでも一応八重山そば。

東崎

まず、島の最東端東崎(あがりざき)へ。天気が良ければ西表島も見えるようだが、全く何も見えない。それにしても、ちゃんと観光地化されていて展望台や駐車場は完備されているのに、人っ子一人いない。こういう観光地に人がいないと何となく違和感を感じてしまう。東側の海岸沿いの軍艦岩、サンニヌ台、立神岩と自然の芸術品を見てまわる。サンニヌ台は大河ドラマ「琉球の風」のロケでも使われ、記念碑もたっていたが、途中で見るのをやめてしまったので、ぜんぜんわからない。

そのまま南側を走ると、途中、世界で一番大きな蛾「ヨナクニサン」の生息地を通るが目撃できず。とにかく大きな蛾で、羽を広げると20cmにもなり、蛾というより鳥と思った方がいいらしい。この島と西表島でしか生息していない。あと、この島しかいないヨナグニウマのいる牧場を通り抜け、ついに日本最西端の地西崎(いりざき)に到着。ついにやってきたという感慨にふける。最西端の碑と灯台があり、天気が良ければ台湾が見えるところだが、全く見えず。しばらくボーっとして、戻ることにする。

日本最西端の碑

妊婦を岩の割れ目の上を飛ばして人口抑制を行った名残のクブラバリ、祖内集落を一望できるティンダバナを見てまわって、はいどなんまで送ってもらった。見所は多い島なのであるが、観光地以外何もないといった感じの島であった。でも、何となく海外のような雰囲気を得るには、実際に行ってみなければわからないだろう。ダイビングをやる人にとっては、石垣では見られない魚も多いので、かなり長いこと滞在する人も多いようだが。


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【目次】
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西表島
西表島
西表島
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石垣島
波照間島
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石垣島