'06GW メキシコへの旅'07夏 ペルー世界遺産の旅




8月4日(土)
東京(成田)15:55 CO006 13:55Houston(George Bush Intercontinental)15:40 CO590 22:50Lima
Sheraton Hotel & Convention Center

当日は、なんと出発の2時間半も前の13時25分に集合ということで、普通列車では待ち時間が長すぎなので、成田エクスプレスで行くことにした。11時過ぎに家を出て、相変わらず猛暑の中の出発となった。ペルーは冬で寒いくらいだから、こんな格好は日本だけなのに。空港には定刻に到着し、少々お買い物をして集合場所に行くと、ちょうど良い時刻になっていた。

が、集合場所には留学のための説明があちこちで行われていて、ジオスもNOVAも胴元はHISだったのかとわかる。そんなことより、今回のツアーの集合場所はどこだ?どこにもスーツケースを持って集まっている人垣が無いし、受付はFカウンターですというボードを頼りに行くと、添乗員付きツアーは元のところですと言われるし、なんなんだ。散々探した結果、二つ隣のカウンターに紙切れに書かれたツアー名が。ツアーボードじゃないじゃないか。受け取ったチケットは既にチケット自体は取られていて、最後のレシート部を残すのみ。リマ往復の全行程がコンチネンタル航空だからできる技だろう。

ちなみに、これを見ると全行程の運賃がわかるようになっていて、NUCがドル建て運賃、ROEが為替レートだ。計算すると38万円くらいになるが、実際には割引がされていて、キャンセル時など他社便への振り替えに使うだけの額面だろう。それからチェックインの長蛇の列に並び、なんとかチェックインできた。また元のところに戻って、燃量サージ分を払う。そんな高額の日本円持って来て無くて、カードキャッシングして払うはめになってしまった。ことごとく出発前からはまっている。

コンチネンタル航空出国の列もかなり長くて、やっとゲートにたどり着いたときには出発一時間前を切っていた。コンチネンタル航空はアルコールが有料なので、飲みたかったら持ち込んでくださいと言っていたのに、持ち込んだら怒られた。乗り継ぎ空港で飲み物は没収されてしまうから、ここで飲むしかないので、強引に飲み切る。席幅は狭いし、後ろの壁が近すぎてリクライニングが倒れないし、機内食はしょぼいし、酒は有料で持ち込み禁止だし、アメリカの航空会社はできれば使いたくないが、南米に行くには仕方がない。ただ、パーソナルテレビは付いていたので、良かったのはそれくらいか。

12時間かけて、西海岸でも東海岸でもなく、つい最近の湾岸戦争の立役者、パパブッシュの名の付くテキサスヒューストンに到着した。西海岸だと、日本ではそろそろこれから寝るという時間に到着するので一番眠い時間に着いてしまうが、今回は日本時間朝4時で仮眠くらいはできる時間だ。時差は夏時間のため-14時間(+10時間-1日)。乗り継ぎは2時間無いが、アメリカに一度入国しなければいけないのがやっかいなところ。

今回のツアーの参加者は全員で10名で、ここで一度集まって入国の説明を聞く事になったが、乗り継ぎ時間が短いので、飛行機の中でやっておきたいところだ。入国審査場は予想通り長蛇の列になっていて、どうやらメキシコに行くにはここを経由して行くのが便利らしい。日本人がテキサスやペルーに行くので満席になるはずが無いから、大多数はメキシコのカンクンなのだろう。どうみても一時間以上はかかりそうだ。

ちょっと待つと、かろうじてリマ、カンクンへ乗り継ぐ人はこちらと案内される。それでも結構並んでいたが、30分くらいで通ることができた。乗り継ぎがわかっていることもあってか、アメリカで初めて何も質問が無かった。一組出国で遅れたため、先に行ってくれと言われて皆自力で搭乗ゲートまで向かう。添乗員付きなのは乗り換えのサポートが一番のような気もするのだが。アメリカでは珍しく、ヒューストンでは荷物が最終目的地まで送られるということなので、ここでは荷物のピックアップはしなくても良い。皆バラバラになりながらも、なんとか無事全員ゲートに到着した。

乗り換え便はまた国際線だから同じ建物で、入国して荷物チェックを受けてまた戻って来た感じ。もう、ボーディングが始まっていて、なんとか間一髪だった。トランスファー用のゲートを作るべきだと思うが、去る者追わずのアメリカだから、国際線も国内線も区別が無くぐちゃぐちゃなのが問題のところ。そういえば、緑のカードを渡しそびれた。自分でも気にしてないと、係員の人も忘れることが多い。

最近は、ちゃんと出国の記録をしておかないと、違法滞在リストに入り、次の入国で問題になることがあるそうだ。くれぐれも渡しそびれないようにしたい。今回は帰りにもアメリカに来ることになるから、一緒に渡せば問題ない。ここからペルーの首都リマまでは6時間40分。12時間も乗って来た後で、東京からタイへ向かうくらいのしんどさだ。ヨーロッパでは乗り継ぎが良くあったが2時間くらいだし、今までの一番の遠出のイースター島を越えて、しかも同日移動だから大変だ。

6時間も乗るから機内食もガッツリ出るのだが、経費節約でさみしい食事ばかり。最後の食事にいたっては、小さなサンドイッチと袋入りのミニニンジン、デザート代わりのチョコ、とびっくりするとりあわせ。マヨネーズをつけてニンジンを食べろって事か。隣の席のアメリカ人は暇を持て余して話しかけてくるのだが、ペルーまで何をしに行くんだとは。マチュピチュに行くだけっていうのは、アメリカ人にとっては旅行ではないらしい。逆に、ペルーまで行ってジャングル探検をするとのこと。なんかどこに行ってもできそうな感じだが、それがアメリカ人クォリティ。旅行はどこに行くより、何をするのかが重要なのだ。

東京を出て20時間、やっとリマに到着した。税関のところで変なボタンチェックがあり、赤が出ると抜き打ち荷物検査が行われる。今回は全員緑ランプで、無事すぐに入国できた。現地の旅行会社の人が迎えに来ていて、これからリマの滞在の間ガイドをしてくれる。町中のホテルには空港から30分くらいで到着したが、荷物を整理したりいろいろする間に1時になってしまった。日本時間ではほとんど昼夜反対の15時なので、寝る時間ではないのだが、いいかげん寝なければいけない。

それなのに、明日はお祭りのようで、隣の部屋では地元の人が大騒ぎ。ファミリールームで隣の部屋と扉でしか隔たっていないから、音が筒抜けだ。ビールを飲んで一眠りしたけれど、途中で起きてしまって2時を過ぎても大騒ぎ。こちらの人らしいという感じだが、わざとうるさくしている感じもする。いいかげんレセプションに電話しようかと思ったら急に終了して誰もいなくなった。誰かの部屋じゃ無くて、宴会部屋を取っていただけなのか。やっぱり、五つ星と言ってもツアーの安部屋だとこうなる。トイレの水を流す音もすごいうるさかったし。

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