'06GW メキシコへの旅'07夏 ペルー世界遺産の旅





相変わらず行きたところじゃなくて、行っていない国でどこへ行こうか悩むのだが、去年はアフリカ大陸に初上陸したので、今回は南米大陸に初上陸したいところだ。イースター島でチリに行ったとはいえ、南米大陸ではなく、オセアニアになるからだ。ということで、夏休みに行けそうなツアーをインターネットであたって見る。思いつくのはやはりマチュピチュとナスカの地上絵だろうか。42カ国目になる国は、ペルーに決定した。

HISでは8月の毎週土曜日出発しているものの、JTBではなぜか8月の出発がない。それなら、今回はしかたなくHISにしておくか。基本的に、ペルーも昨年エジプト同様にちょっと危ない国だから、添乗員付きが必須となる・・・と思っていたが、行ってみたところではインドネシアくらいの危うさで、すさまじく危険度が高いというわけでもない。どちらかと言えば、高山病で倒れる人のために添乗員が必須とみた方が良いのかもしれない。本当に高山病を侮ってはいけない。富士山で大丈夫だったと言う人もけっこう苦しんでいたし、酸素グッズはたくさん持って行くべし。

エジプトもスパルタコースだったが、ペルーもかなりのスパルタコースになっている。JTBはそれを嫌気してか、一泊増して高山病になりにくい日程にすると同時にマチュピチュに泊まる10日間のコースが一般的になっているようだ。そうすると、現地ガイドの日程調整がうまくいかなくなって、8月のかき入れ時に設定コースがないという状況に陥ったのかもしれない。まぁ、インターネットに載せていなかっただけという理由かもしれないが。

ちなみに、ペルーの行程はどの旅行会社を利用しても、結局現地旅行会社は一緒みたいでおおむね同じになる。ナスカの地上絵だけ、”バスでイカまで行って遊覧飛行”、”飛行機でイカまで行って遊覧飛行”、”バスでナスカまで行って遊覧飛行”の3パターンある。もちろんHISは激安強行ツアーだから、一番最初のパターンだ。

HISに申し込みをすると、とりあえず確認のメールが来るのだが、それで申し込みは終了した。なんだか味気無い。しかもカード一括引き落とし。JTBならとりあえず手付金3万円で一カ月前に残金の引き落としだったのだが。それよりなにより、昨年のエジプトは一人部屋追加料金3万円を足しても30万円以下だったのに、今回はそもそものベースが40万円で、一人部屋追加料金の3万円に加えて、飛行機の燃料サージ3万円が別料金になっているという。さらに、現地空港税等US$50くらい必要だとか。

おぃおぃ、全部でツアー料金47万かよ。いくら記述してあるとは言っても、こんなに小さな文字で別料金が増えるのは、ちょっとまずいんでないかい?相変わらずHISの金儲け第一主義が見えてしまう。旅行を楽しんでもらおうとしているJTBと、金儲けのためにたまたまツアーに手を出したHISという気がする。もちろん、その差は料金に跳ね返っている訳なのだが。

食べる酸素と水に入れる酸素さて、ツアーは申込してしまえばもう何もすることが無くてつまらないくらい。しかし、今回は高山に行くということなので、出発前に酸素グッズを買いにいく。ちょっと大きめのスポーツグッズ店なら、富士登山などに向けて酸素関連商品が売られている。酸素ボンベは、ガスと同じく危険物に指定されているので、飛行機には預け荷物でも持って行くことができない。その代わり、酸素の錠剤や、酸素が多く入った水、飲み物に一滴いれるだけで酸素が多く取れる液体など、さまざまグッズがあるので、これらを事前に準備して購入しておいた。

しかし、いつもの出発直前準備が裏目に出る。ペルーの今時は冬なので、上に羽織れるようなフリースやジャンバーなどが必要なところだが、今年の冬が終わったときに捨ててしまった。今時の日本で買えるはずもなく、いろいろ持ち合わせて行くしかなかった。南半球に行く時は、くれぐれも半年前からの計画で。(笑)

そして、前日夜になってなぜか飛行機の時刻変更が伝えられた。標準旅行業約款では、最終確定日程は前日までに伝える必要があり、変更があれば速やかに旅行者に伝える義務があるからだ。っていうか、そんな直前に飛行機の時刻が変更になるはずないだろ。現地での話によると、乗客数が少ないことからキャンセルになったとのことだが、一日一便しかないのにそりゃ無い。ただ昔の記述をコピペしてしまっただけなのだろう。おぃおぃ、HIS大丈夫かよ。ペルー高山の苛酷な環境に、女性の添乗員っていうのも大丈夫かって思ってしまうのだが。

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