今日はもう帰るだけ。朝食は飛行機の中で食べられるだろうし、何も食べずに出発。階を降りればチェックインができるなんて、すごく快適だ。その分、料金も劇高なわけだが。今回の旅で一番料金を払ったところだろう。メキシコシティからカンクンまでの往復チケットよりも高い。

最後の最後でJALカウンターまで歩かされたが、なんとかチェックインできた。なんでJALが経由便ながらメキシコまで来ているのかなと思っていたが、これだけカンクンに日本人があふれている状況からすると、JALが直行便を飛ばしたくなるのもよく分かる。わざわざ来るにはちょっと遠い距離だと思うけど、アメリカを経由しなくて良いのは英語ができない日本人には良いかもしれない。

最後にテキーラチョコなる物を購入してメキシコの旅も終了である。飛行機は定刻より少し遅れて出発した。さすがにバンクーバーまではガラガラだった。バンクーバーでは1時間半ほどの待ち合わせ時間があるのだが、なんと免税店にも行けずトイレがあるだけのところに缶詰。バンクーバーから乗る客はトランジットの客が完全に乗り終わるまで外で待ちぼうけ。こんな何もできないトランジットは初めてだった。アイスワインの一本でも買って帰ろうと思っていたのに。

こうして、今回の旅は終わった。なんとなく行っていない国ということで選んだだけのメキシコだったが、遺跡あり、きれいな海あり、新婚旅行先として多くの日本人が訪れるだけのことはあると思った。人々の適当さもほどほどで、十分楽しめる。また行きたいと強く思ったわけでもないが、行っても悪くない国だった。