'06GW メキシコへの旅'07夏 ペルー世界遺産の旅




5月1日(月)
MexicoCity10:35 AM907 12:35Cancun
カンクン
Hotel Great Royal Lagoon

今日は移動日である。カンクンヘ移動し、町中をぶらぶらする予定。空港には1時間前の9時半くらいには着きたいところ。タクシーなら30分、列車なら1時間だが、タクシーだと1,500円くらいかかるところ、列車なら残りのチケットがあるのでタダだ。なら、時間もあるし列車で行くことにする。歩き方によると、タクシーの方が危ないようだし。

朝食にはまた、日本人ご一行様が集まっており、昨日また着いたらしい。HISも掻き入れ時だ。8時過ぎにホテルをチェックアウトし、まずは最寄りのメトロバス乗り場へ。土日と違って平日ということだろうか客が少ない。メトロ5号線の乗り換え駅まで行って乗り換える。これまたバスから地下鉄の乗り換えをあまり考慮していないので、階段を上ったり降りたり、乗り換えだけで10分くらいかかる。

メトロに乗り込めば、あとは駅に着くばかり。と思ったら、駅を出たら道路の反対側に出てしまい、道行くおじさんに教えてもらいながら、歩道橋を渡ったりしてなんとか空港に到着した。やはり1時間かかるかかからないかくらいで、9時前には到着した。いやはや、1,500円分の運動だったか。昨日はほとんどお金を使わなかったものの、これから大リゾート地に向かう前に残りの現地通貨が一万円分を切っている状態は心もとない。また両替所に足を運ぶが、今回はというか当たり前だが表示通り、10.8の表示でUS$100が$1,080になった。

ドメスティックでチェックインし、さっさと中に入るが、まだゲートが表示されていなかった。30分前になって、やっと表示されたのだが、まだ飛行機は到着していない。20分前になって現れた飛行機は、これから乗るアエロメヒコではなかった。おかしいと思い搭乗口案内を確認してみると、ゲートが変わっていた。すると、列をなしていた人々も一気に動いて来た。

アエロメヒコ今度は大丈夫だろうと思っていたら、飛行機が到着したのが出発の10分前くらいで、これじゃ定刻出発ができるわけない。予定時刻ころから、搭乗はしないのになぜか半券を切り取られ、皆待たされる。このままキャンセルなんてならないよなぁと待つことしばし、なんとか無事搭乗でき30分遅れで出発した。国内線だから、機内食まではでないが、おつまみと飲み物サービスがあった。日本では考えられない状況である。そして、遅れを引きずったまま、13時にカンクンに到着した。

外に出ると、暑〜の一言。沖縄と同じような灼熱の太陽が照らしている。高度も海抜0mになっているし、メキシコシティとはまた暑さが違う。そして、気圧の差がペットボトルに現れていた。通常、飛行機の中でペットボトルを開けたら飛行機を降りた時つぶれているものだが、今回は一度も開けていないのにつぶれていた。そもそも、飛行機が飛んでいる時の気圧は1,500mくらいが一般的だが、メキシコシティは2,000mを越えていたので、その飛行機の高度よりも高い。

さて、ホテルのチェックイン時刻は15時以降なので、今の時刻では早すぎる。昼飯に空港のレストランで食事にするが、これまた高い!昨日までビールといったら、$20までの攻防で、店で飲むビールは$17(190円)と相場を踏んでいたのだが、ここはなんと$40(440円)だった。食事にチップまで置いたら$140で、軽く1,500円を越えてしまった。1,500円も出したら、昨日は2食食べてもお釣りが来たのに。

ホテルへ向かうのにタクシーは劇高なのでおいといて、たまたま停まっていたバスに聞いて見ると、ダウンタウンに直行してホテルゾーンへはいかないらしい。次のバスなら行くよみたいなことを言っていたが、他の人があっちのグリーンラインで行ってと言う。で、行って見るとコレクティーボだった。いわゆる相乗りタクシーだ。歩き方にまたしてもだまされた。荷物が多い人はタクシー利用がお勧めなんて書いてあるが、そもそもバスなんか無いじゃないか。ダウンタウンを経由する必要があるってちゃんと書いてくれよ。ほんと、タクシーが好きな歩き方。バックパッカーとしては、タクシーは最終手段。最初からタクシーを勧めていたら、ガイドブックの存在価値を疑う。

仕方がないので、$90(990円)を払って相乗りタクシーに乗車。30分くらい走って、途中雨が降りながら次々人を降ろして行くが、ロイヤル・サンドに着いたぞと言われる。いやいや、こちらの目的地はロイヤル・ラグーンだ。確かに、レシートにサンドと書かれている。運ちゃんも分からないようで、ホテルのボーイさんに聞いていた。高級ホテルが立ち並ぶこの界隈で、一泊US$45の三ツ星ホテルなんてわからない可能性が高い。

それでもなんとか最後の最後でたどり着いた。ちょうど15時ちょっと前になっており、無事チェックインできた。メールで申し込まれたのは初めてだったよと、おじさんの談。あまり英語が得意でないようだが、そんなところが安宿チック。今時追加されたとは思えないから、昔ながらのバックパッカーが入れておいてくれたのだろう。あと何年この本に載っていられるだろうか。最終日に15時チェックアウトしたいと言ったら、予想どおり半日分の料金だった。

ラグーン部屋に入ったらちょうど電話がかかって来て、HISからだった。もう、いまさらHISが関与して入るとは思っていなかったのだが、ちゃんとツアーのご案内が届いたかどうかの確認だった。こういうあとで問題になりそうなところだけはなぜかマメだ。最初から英語ツアーなら、取り扱いないと言って転送してくれれば良かっただけなのに。高級ホテルは海側にずらっと立っているのだが、今回のホテルはラグーン側。まぁ、ラグーンもきれいっちゃきれいだが、そこそこである。このホテルにはビーチがないので、タヒチのようにのんびり読書なんてできないが、一応プールはある。

ぶらぶら町の散策へ。とにかく太陽が照りつけて暑い。アスファルトなんて、熔けちゃってるから黒くてテカテカ。沖縄の道路みたいだ。海に面してホテルがびっしり立っているから、海がなかなか見えないのだが、イスラ・ムヘーレスへ向かう船が出るプラヤ・カラコル桟橋のあるところで海に出られる。うぉ〜バスクリンの海だぁ〜。青い海に白い砂浜。まさに歩き方が世界一と評しているだけはある。

プラヤ・カラコルしかし、なにか釈然としないもやもや感がある。沖縄にしろ、タヒチにしろ、もっと声にならない感動があった。よくよく考えてみると、この高層ホテル群の景観がまったくマッチしていないことにあるだろう。夜でも遊べるような建物が盛りだくさん。アメリカが造るリゾート地は、とかくお金を落とさせるのが目的で、そんな魂胆が透けて見える。しかし、タヒチは景観にあわせてコテージを造っている。その分料金が高いのは致し方がないことに思える。アメリカにあまり行きたくならないのも、そんな事からかもしれない。英語をできない奴をバカにする国民性ってのも、いやな原因なのだけれど。

ぶらぶらしていたら、日本語で書かれた、というか日本語でしか書かれていない旅行会社があった。カンクン観光とのことで、まぁHISと変わらない日本語通訳業だが、今日は祝日なのにやっている。というか、客商売でしかも掻き入れ時だから、やっていない方が不思議。基本的にスペイン語のできる日本人が常駐しており、4日の15時までに戻ってこれるツアーはないですかね〜と聞いて見る。日本語のジャングルツアーが3時間くらいだけど、12時出発なのでちょっと無理そう。英語ツアーなら9時発があるけど、水上バイクは二人乗りでだれと組むかわからなそう。一人旅の人なんかそうそういないだろうし。で、見つけたのがシュノーケリングツアー。最短30分滞在で、2時間おきに送迎船が行き来するそうだ。これなら9時出発で昼頃には終わりそう、ということで申し込んだ。いろいろなツアー会社を並べて選べるというのも代理店ならでは。

その後バスに乗ってダウンタウンへ向かう。バスは5分に一本くらいあると書かれているが、まさに数珠つなぎになって抜きつ抜かれつしながら走っているので、山の手線並にちょっと待てばバスが来る。均一料金で$6.5(70円)。終着駅がバスターミナルだろうと思っていたら、気がつくと乗客は誰もいなくなっていて、またしてもとんでもないところへ連れてこられてしまった。とりあえず、逆方向のバスに乗り、同じ道をひたすら戻る。適当なところで降りて、なんとなく曲がってみたところが大当たり。またしても野性的感により、バスターミナルにたどり着けた。やれやれ、やっと現在地がつかめたぞと思ったのもつかの間、時刻は17時を過ぎており、夕暮れの空に。そうだ、メキシコシティに比べたら、かなり東に移動しているのだから、夜になるのが早いはずだ。

コロナ土産コンビニで明日の朝食を購入する。ホテルは安いなりで朝食別の素泊まりだ。民芸品市場が良いという話だったが、商店が集まっているだけでぱっとしない。それよりは、トゥルム通りの西側、パラパス公園からモニュメントにかけてが旅行者でにぎわっているところ。変なお土産も多く、コロナのビンがよじれているものなどを購入。そして忘れてはならない、メキシコといったらサボテンとメキシカンハット。その置物もついに発見!そんな風景この辺では全く見当たらないのに、まさにステレオタイプですな。本格的なメキシカンハットとなると持って帰っても困るところだが、置物として小さめのものも売っていた。お土産の量では、さすがカンクン。

パラパス公園の屋台パラパス公園とトゥルム通りを結ぶ道にレストランがひしめいており、生演奏を聞かされている日本人がいた。店が空いている時は、家族連れがターゲットになりやすそう。ぶらぶら通り過ぎてしまうと、公園で屋台というか出店が立っており、そこでまたしても簡単なタコスとスープにしてしまった。メキシコ料理といってもなかなか思いつかないもので、こんな屋台ではタコスになる。スープにトルティージャが付いていたが、どうやって食べるのだろうか。

夜も暗くなって来て、トゥルム通りから来た時のバスと同じR1に乗る。どうやら決まったバス停はないようで、適当にバスを停めて乗っている。降りるところを見失いそうだったが、ちょうどそこから乗る人がいて停まってくれたので、無事最寄りのバス停で降りられた。最後にスーパーでコロナのセット買い。6本で$625(690円)。日本じゃこんな値段で飲めないが、ライムがないとなんだか味が違っている。泡盛にシークァーサーを絞る沖縄と同じだなと思った。

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