'06GW メキシコへの旅'07夏 ペルー世界遺産の旅




5月4日(木)
シュノーケル・ツアー(9:00〜12:00)
Cancun17:30 AM650 19:35MexicoCity
Hilton Mexico City Airport

実際はメキシコシティでトランジットの一泊するのだが、いよいよ最終日となった。メキシコシティは空港ホテルなので、深夜着でもよかったのだが、まずまずの時間で夕食が食べられる時間ということで、17時半の飛行機にした。これは図らずも、石垣島へ行った時に東京へ帰る時に乗る最終飛行機と同じくらいの時間だった。

今日のツアーは9時からスタートだが、8時半に集合とのこと。そんなに早く行くことないのになぁと思いながら、朝飯を食べることを考えて7時半に出発する。昨日寝たのは1時過ぎで、かなりお疲れモード。昨日食べたところとは違うタコス屋にしようとしたら、まだ開いていなかった。同じ店で食べるのも何だし、ぶらぶら歩いて中心街まで行くが、さすが夜中まで騒いでいたところだけあって、人っ子一人歩いていない。

仕方ないのですぐさまバスに乗って今日のツアー会社のアクアワールドへ。バスで20分といったところか。その周囲で朝食を食べられそうなとこはマクドナルドだけで、しかも開いていなかった。チケットを渡して環境保護料$20(220円)を払い売店を抜けて海側に出ると、レストランみたいなところがあった。朝食用のパンケーキとコーヒーでチップまで勝手に取られて$100(1,100円)のお釣りが$20とUS$2。タコスに比べるとなんて高い食事だろうか。

日本人もちらほら見かけるが、基本的には日本人インストラクターが付いている方へ行くだろう。そもそもアメリカ人のお金持ちのための料金設定に加えて日本語通訳料が足されているのだから、日本語関係のツアーの料金の高いことといったら半端でない。でも、みんなそれに参加するのだから、日本人はさすが金持ちである。

マングローブシュノーケリングのツアーと潜水艦のツアーが一緒になって出発する。今回も出発時に写真撮影があった。もちろん、帰って来たときに写真を買わせるつもりなので、買うつもりもないから撮ってももらわない。ラグーン側から出発し、海に出るまでのところにマングローブの森がある。ジャングルツアーではそこをボートなり水上バイクなりで抜けて行くのだが、ここはやっぱりカヌーでのんびり行くところだなと思う。

行き帰りの船は30分くらいかかるのだが、飲み物が飲み放題で込みになっていて、どんどん勧めてくるので、これからシュノーケルをやるというのにたぷんたっぷん。海に出ると、浅瀬のポイントに浮かんでいるハシケというか船に降りる。潜水艦ツアーの人達はそちらに移動して、20分くらいで帰ってくる。こちらシュノーケルは1時間くらいシュノーケルをやって、次の10時の便で来た船で帰ることになる。最短で、その潜水艦ツアーの間だけ、そのへんを泳いで帰って行く人もいる。9時の便で来たシュノーケル組はもう一組の老夫婦だけだった。2,3mくらいの浅瀬だが、なんともきれいとは言いがたい。タヒチの水中写真はとんでもなくきれいに撮れていたので、カメラを新しくしたせいかと思っていたが、そうでもなかったらしい。タヒチの透明度がピカ一なのだ。

船特にここはカリブ海に直接面しているため、サーフィンができるくらい荒波がたっている。それだけ、海も濁ってしまうということだ。しかも、ハリケーンの影響だろうか、サンゴがぜんぜん大したことない。魚もあまり泳いでいない。少し深いところでは、若干大きな魚も見られたが、一昨日の方がまだましだった。サンゴ礁に期待するなら、やはりシェルハか隣の国ベリーズへ行くべきなのだろう。次への課題である。

珊瑚船に戻ると、ちょうどタクシー船が到着したところ。潜水艦ツアーとシュノーケルツアーに別れて行く。こちらは潜水艦ツアーが終わるのを待つ。ちゃっかりチップも要求されるのは毎度のこと。おっちゃんはチップを出すからUS$を崩してくれなんて言っているとこをみると、やっぱりUS3$くらいが相場で、特に楽しませてもらったり、一日ツアーなんかでは、US5$くらいはずめば良い。まぁ、基本的にはアメリカンのノリで、ちょっとの間でも楽しませようとするので、楽しくなければ本当はチップを出す必要がないのだが。

帰路はメキシカンハットにテキーラを持って自分のカメラで記念撮影させたり、マングローブを抜けたところでフルスロットル固定で運転席に座らせて写真を撮っていた。とことんサービス精神旺盛だ。ちょっとやり過ぎなところもあるのだが、これがアメリカンスタイル。予想どおり、下船時にもチップ箱を持ってチップの請求。一つのツアーで二回もチップを出させるとは。結局、金持ちの道楽に参加しているのだから、それなりの対応をしなければいけないのは仕方がないことで。

バスに乗って町中に戻ってきた。町の南側はまだ来ていなかったが、フリーマーケットと称してお土産屋が連なっている区画があった。いつものぼったくり土産物屋とわかっていながら、くだらないやり取りがおもしろかったりもする。適当に入った店では、アステカの石板は$350(3,850円)でどうだなんていうから、あぁそんならいいやって店を出ようとすると、どんどん値が下がって$200まで下がっていた。じゃぁいくらならいいんだって言ってたけどそのまま店を出る。やはり、正規値は最初の言い値の半値だ。

少し歩いてつかまった店では、Tシャツどうだと勧められる。一枚$200(2,200円)だって。ばかばかしい。ダウンタウンでは三枚千円で売ってたぞ。まぁ、確かに質としてはそれより良さそうだが、$100(1,100円)がいいとこだろう。予想通りどんどん値が下がり、半額の$100まで下がった。いくつか買うつもりだったので、次から次から勧められる中から三枚を選択した。

そしてさっきのアステカ石板も聞いて見ると、ハンドメイドだから高いんだよとやっぱり$350スタート。そりゃあり得ない。で、やっぱり$200まで下がった。Tシャツと石板で$500だなって言うと、いやいや、他のTシャツは物が違うから一枚$150で$600だよだって。敵もさる者だ。もうちょっとまけてよと言って、$550になったところで、じゃぁ、あと一つ追加したいものがあるって小さな置物をいれると、+$100ねなんていう。おいおい、どんなに高くても$50だろ。あとで空港で見かけたら、$30だったけど。

+$50でどうだっていったら、おまけをつけるから$600でどうだって。おまけはテキーラのショット用グラス$30程度。じゃぁ、US$ならいくらっていうと、US$60だそうだ。ここらのレート換算では1/10だけど、明らかに損している。US$55でいいだろっていうと、やっとそれで確定。最後に、ちゃっかりチップまで要求され、なんで店の人にチップをはずまなきいけないんだよと思いつつも、US2$あげてしまった。結局最初に言っていた$600におまけ二点つけさせた訳だが、どっちかといえば高い買い物だ。こんなところで買うのは、こういった買い物自体もエンターテイメントと思える人じゃないと、やめた方が良い。

タコスとコロナまだ明日の朝までメキシコにいるが、恐らくメキシコらしい安い飯を食べられるのも最後だろう、と適当なお店に入る。お昼にはあまり人が集まらないようで、どこの店も閑散としている。一つ100円が普通のタコスにあって、3つでUS$7.5(850円)とは。しかし、タコスだけでなくていろいろ載っていてこれなら満足。最後の食事としては良い感じだった。おっちゃんも暇そうで、ナプキン折りをしながら、日本人なのに英語しゃべるなぁだって。

プラヤ・カラコル最後に海を見る。昼頃から天気がすごく良くなってきて、海がすごいきれいな色になっていた。立っているだけで汗だくという状態にならないのは、少し風があるからだろうか。スーパーでサルサメヒカーナとトスターダを購入する。サルサメヒカーナは調味料というよりは、グリーンピースのような食料品扱いで、カンで売っている。一カン$4(44円)くらいだから、これにはまった人はスーパーをのぞいてみるといい。お土産品として売られているタバスコなんか買って行くよりよっぽどいい。

ホテルに戻ると14時でちょうど良い時間。シュノーケルセットを水洗いして荷物に詰め、15時ちょうどに出発する。コレクティーボを呼ぼうとしたら、ダウンタウンからじゃないとだめということで、片道でしか使えないらしい。タクシーに乗ったら2千円くらい軽く飛ぶから、バスを利用してダウンタウン経由で空港に向かう。こんなこともあろうかと、時間は十分に取ってある。

この時間は道がすいていて、ダウンタウンまでは20分もかからない。バスもすっかり慣れたもので、通りが終わるところで降ろしてもらうと、バスターミナルの目の前である。空港までのバスはここから$35(385円)で、地元バスに比べると結構高い。地元の人は空港なんか使わないから、料金を高く設定しているのだろう。タクシーにしたって、メーターがなく言い値なのだから、ぼったくりもいいところだ。まさに赤信号みんなで渡ればこわくない。

空港には16時には到着した。メキシコシティから到着した時は、カウンターが激混みだったが、今日は閑散としている。祝日ということもあったのだろうか。お土産などを買い求め、このあたりから英語をしゃべれない人が現れ始める。カンクンの町中だけ、英語をしゃべれないと商売にならず、その分技術料として高くなっているのだろう。日本人も英語対応できるようにしようと言っているが、ただで英語対応をするのは非常にもったいないことだ。ばか正直にやったって、だれも評価してくれないし、お金も落ちないのだから。

アエロメヒコ飛行機は予定時刻に出発した。高度をどんどん上げて行くが、通常の気圧をさらに越えて、一気に2,000m程度の高度まで上がって行く。行きと変わらず、おつまみと飲み物サービスがあった。この便も満席で、メキシコ人自体もかなり移動しているものと思われる。メキシコシティにはほぼ定刻に到着した。西に移動してきたので、20時前だからまだ明るい。まずはホテルにチェックインしなければ。

エアロメヒコのターミナルは一番端。ずっと国内線が続いて、その先に国際線があり、たぶんそこにホテルがあるだろうと黙々と歩いて行く。1kmくらいあっただろう。またホテルの入り口が分かりにくく、エレベータでしか行けなくて、ぐるぐる回ってしまった。案内が少ない旅行者泣かせの空港だ。そして、最後のメキシコの食事にと思って行ったレストランが超どはまり。コロナ以外のビールを頼んだのにコロナが出てくるし、メキシコトラディッショナルデザートがあるならと頼んでみたら、こないうちからフィニッシュか?チェックか?とすっかり忘れてるし、デザートって何度も何度も単語だけ言っても誰も理解できないし、あまりの英語力のなさに泣けてくる。最後には誰か連れてきて、同じくデザートって言ったらやっとわかった。

結局、頼んだものとは全く違うデザートで、なんのためにデザートを頼んだのか、しかも料金は高くなっているし、最悪だった。レストランでは、タコスも前菜に入っているし、メインメニューはファヒータ以外は普通にステーキなどしかないので、わざわざレストランに気張って入らなくても、安くてうまい物がたくさんあることがよくわかった。それにしても、国際空港で働く人がこんなレベルとは驚くばかり。英語メニューを用意しているのだから、せめてそこに出てくる英単語くらいは理解しておいて欲しいものだ。こんなレベルから比べれば、日本人は英語ができる方だと思う。義務教育で英語を勉強しているのだから。

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