'09夏 マレーシアとブルネイへの旅 その05 - ブルネイ

8月12日(水)
バンダル・スリ・ブガワン
Brunei Hotel

移動三昧の日々がやっと終わり、今日はこのホテルに連泊である。ラオスのビエンチャンなみに見所なく、予定している行くところは三カ所だけ。なので、朝食もゆっくり食べて、10時近くになってから出発する。まずは昨日見ただけのオールドモスクである。今日はラグーンをまるまる一周してから中に入ることにする。まず靴を脱いで建物の中へ。中に入るために長ズボンできたのだが、半袖Tシャツでも駄目なようで、黒いマントを着させてくれる。

オールドモスク

見学者が入れるのは絨毯が引かれているところだけ。ちょうど授業のようなことをやっていた。建物の真ん中よりもだいぶ手前までしか絨毯が引いていないが、見事な彫刻に彩られたドームの裏側を見ることができる。キリスト教の教会ならさながらステンドグラスがはめられている。さすが、世界の名だたる物を集めて作っただけはある。ちなみに、カメラは入り口に置いていかされるので、写真は撮れないし、変なところに行かないか入り口でおっちゃんがこちらを見ている。

次に向かうのはロイヤル・レガリア。これまた歩いて10分くらいの距離にある。コンパクトにまとまっていて、本当に小さな町である。日本で言うなら駅前だけ栄えていて、10分も歩いたら建物が少なくなるような感じの地方の小都市の雰囲気である。実際、ここに来るだけでもう郊外の雰囲気で、いかに小さな町かがわかる。

ロイヤル・レガリア

モスクは宗教的なお祈りの場所であるが、こちらは王様の威厳をたたえる博物館で、もちろん無料である。かなり若い王様なのがわかる。豪華な置物などがずらりと並び、これでもかこれでもかってくらいに、いつまでも続く。いい加減飽きてくるが、それでも見せつけたいのだろう。

一通りのんびりゆっくり見て回ったのに、まだ11時を過ぎたところ。これならもう一つのニューモスクにいけるのではないかと思ったが、12時〜14時が休憩時間なので、ちょうどはまりそうだ。それなら、午後にゆっくり出直すことにして、一回ホテルに戻る。部屋はもう掃除が終わってて、止めていたエアコンが動いていた。誰もいない部屋で半日エアコン入れっぱなしかよと思ったが、エネルギーは売るほどある国だから、もったいないなんて言葉は無いということだ。さすが金満国家。

ますは近くの食堂で昼食を食べてから、バスターミナルからバスに乗ってニューモスクを目指す。1番のバスは郊外をぐるりと一周するバスで、時計回りに乗ろうと思ったが、実際は時計と逆回りだった。モスクに行くかって聞いたのに、反対側にバスが停まっていたのだから、あっちに乗れって言ってくれよ・・・。バスは今時珍しい車掌がチケットを売る仕組みである。B$1(66円)均一なんだから、車掌なんていらないはずなのに。システム的に問題があるというより、雇用のためかもしれない。

ニューモスク

30分くらいバスは走り、ニューモスクの入り口で降ろされる。もちろん、バス停など無い。帰りはこの辺で待っていればよいのだろう。オールドモスクに負けず劣らずの巨大なモスクがそびえ立ち、これまた内装が素晴らしい。ロイヤル・ガレリアと同じく荷物はロッカーにしまって、カメラとか持って入ることは出来ない。今回はマントを着ることはなかった。

ニューモスク

入っていくと普通のホテルのような感じでおかしいなと思ったら、なんと二階建てのモスクで、お祈りの場所は二階だった。大理石で作られた噴水や階段もすごいが、お祈りの場所もまたすごい。内装の素晴らしさはオールドモスクという感じがするが、広さはニューモスクがすごかった。

バスを降りた入り口に戻ってくると、ほとんど待ち時間なくバスがやってきた。帰りは10分くらいで、元のバスターミナルに戻ってきた。さらにもう一つ、王宮に行こうかと思ったが、歩き方に写真がないところを見ると中に入るのは及ばず、近くにも行けないのだろう。15時過ぎたところで早くも今日は活動終了となった。

お土産屋らしいお土産屋がなかったので、ホテルの売店でTシャツや置物などを購入する。これがまた高い。ホテルの店というのもあるが、やっぱり物価が高い。一通り買い物をしてお釣りをもらうと、なんとシンガポールドルがお釣りに混ざっていた。おぃおぃ大丈夫かよと思ったが、シンガポールドルとブルネイドルは連動していて、まぜこぜで使われるそうだ。またしても中途半端なシンガポールドルが増えてしまった。

オールドモスク

夕方までごろごろして、夕食を食べに出かける。いくつも食堂があるといっても同じような店だし、結局昨日と同じ食堂で夕食にした。そして、最後にオールドモスクのライトアップを見に行く。今日はお祈りの時間の真っ最中で、低い声でコーランが流れていた。今日はきれいにライトアップがされていた。


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【目次】
出発準備編
出発
ラブアン島
ブルネイ
ブルネイ
コタキナバル
キナバル公園
コタキナバル
クアラルンプール