'09GW カンボジアとラオスへの旅 その09 - 帰国

5月6日(水)
Bangkok(Suvarnabhumi)8:10 JL708 16:15東京(成田)

あっという間に帰国日となった。旅の最初に力を入れ過ぎたので、最後の方はだらだらで、やはりタイで時間を作る必要はなかった。前回は仕事で訪れたので、発展していたところばかりのように思ったが、もう普通に地元の人が地下鉄とかBTSを乗りまくっているし、そこらへん歩いていれば屋台にぶつかるということもなく、交通渋滞案内もあったし昔ほど混雑もしていない。もはや韓国同様、タイもただ訪問するだけで楽しいという国ではなくなった。最初に訪れたタイからはや8年たっていた。これからバックパッカーとして楽しめるのは、カンボジアやラオスだと思う。若い人はぜひタイではなく、カンボジアやラオスを目指してほしい。

飛行機の出発が8時10分だから、6時くらいの送迎バスに乗りたいところ。だが、一時間に一本しかなくてその前だと5時半だ。6時半でも十分間に合うと思うが、アップグレードを期待したいので、早めに行った方がいい。5時半に送ってもらうこととし、朝食が5時からやっているというので、食べてから行くことにした。

が、かなり予想通りな展開で、5時過ぎに女の子がバイクで送られてきて、それから準備開始。先に何か出してくれればいのに、トーストで良い?と聞かれたわりにはいつまでも何も出ず、結局20分待ってどうぞといわれたところにはクロワッサンしかなかった。外のレストランというのもあって、暑いし蚊に刺されるしで大変なだけ。どうせラウンジで何か食べられるのだし、朝食食べずにもう少し寝てれば良かった。これだけ発展を遂げたにもかかわらず、相変わらずタイ人はタイ人のままだった。部屋に戻って荷物を取ると、早く降りて来いとの催促。だれのせいで遅くなっているんじゃ。

バンコク空港

同じ時間に出発する人たちが意外と多くて、車は満員。10分くらいで空港に到着し、すぐさまチェックインした。エコノミー窓口が混んでいるせいもあるが、前回同様ビジネスカウンターでチェックインすると、ビジネスにアップグレードされた。タイからの帰国便は前回に続いてアップグレードとなった。出国税は航空券に込みで必要なくなっていたので、もはや現金の持ち合わせがない身としては助かった。出国するとラウンジに直行して、カップヌードルとサンドイッチで朝食にする。

機内食

タイくらいの距離だと、6時間なのでビジネス席の有り難みもあまり無い。食事を食べて、映画を一本観ると、もう日本に到着だ。さて、豚インフルエンザの情報はCNNでも携帯電話のニュースからでも得られていたので、基本的に問題は無さそうだが、飛行機内で検疫所に提出する紙が配られており、アメリカとメキシコからの帰国者だけが要注意国になっているようだ。逆にそれ以外の国は普通にごちゃまぜでいつも通りで、大丈夫かいなと思う。

なんか、海外ではなくて、成田空港で感染するのではないかと思ってしまう。シャトルで待っていたり、検疫所で待っていたりする間が長いので、ここでうつされるほうが確率高そう。さらには、検疫所で並んでいる時にぶーぶー文句言っている人の多いこと。現在置かれている状況を全く理解していない人々の多さに恐れ入る。揚げ句には、紙に何も書かずに、検疫所で書いている人続出。待つ時間が長くなるばかり。もっと国を挙げて本格的な水際対策しないと、日本に入ってくるのも時間の問題だろう。しばらくしたら、水際対策は効果なく、予想通り入ってきてしまったわけだが。

一週間も一人で旅したら、話し相手もいなくて大変なのでは?と言われることが多いけど、はっきり言って日本で一週間一人で過ごす方が一言も口をきかない可能性が高い。旅先の店で、タクシーで、屋台のおばちゃんと、そしてお土産屋で、お姉ちゃんやおばちゃんたちとの値切り攻防をするだけでも会話するし、これこそ楽しい旅の目的である。今回はそれがまことに充実していて、久しぶりに旅を満喫することが出来た。

しかし、自分勝手な人たちばかりの日本国は、もう国としての意味をなしていないのかもしれない。そんなことを海外から帰ってくるたびに感じるのだが、今回ほど実感する旅の終わりはなかった。


| 戻る

【目次】
出発準備編
出発
プノンペン
シュムリアップ
シュムリアップ
ビエンチャン
ビエンチャン
バンコク
帰国