'09GW カンボジアとラオスへの旅 その02 - 出発

4月29日(水)
東京(成田)10:30 JL717 15:05Bangkok(Suvarnabhumi)18:00 PG935 19:10Phnom Penh
Phnom Penh hotel

アジア方面の出発は朝早い。8時半には空港に着きたいので、成田エクスプレスにして家を7時前に出発する。空港はいつものように淡々と、グローバル会員のカウンターでチェックイン。今回もインドに続き、預け荷物なしだ。バンコクからバンコクエアウェイズ乗り継ぎがあるが、ここではチェックインができない。しかし、情報として入力しておくとのこと。荷物チェック、出国手続きとすんなり進み、GWの真っ只中としては拍子抜けの客の少なさ。アジア便は大概シャトルに乗った向こう側だが今回もそうだった。シャトルに乗った後のラウンジは、ちょっと小さめなので、カレーとか食べたかったら手前のラウンジの方が良いかもしれない。

JAL

ほぼ満席の中、飛行機は予定どおり出発した。最近遠い距離ばかり乗っていたので、意外と6時間はあっという間。予定取り、バンコクのスワンナブーム空港に到着した。今回はトランジットで、入国する必要が無い。ここが、アメリカやカナダとは違うところ。まずは次のチケットを受けとらなければならない。ゲートを出てすぐのトランスファーカウンターに並んでみるが、バンコクエアウェイズの看板が無い。ジャンピングツアーでもらった行程表に付いて来た空港案内図を見てみると、なんと丸っきり反対のところにカウンターがあるではないか。

10分くらい黙々と歩いて行く。書かれていた案内の場所は国内線のX線検査の場所になっていたが、その前のカウンターにバンコクエアウェイズがあった。タッチの差で日本人団体よりも先に並べた。最近注目度が高いサムイ島に行くには、この航空会社に乗ることになる。ちなみに、預け荷物があったらバンコクでピックアップする必要が無く、最終目的地まで届けてくれる。無事チケットを受け取り、だめもとで次のプノンペンからシュムリアップのフライトのリコンファームをお願いしたらなんとできた。今時珍しいリコンファームが必要になるとのことだったので、バンコクの乗り継ぎ時間を使って、全部やってしまおうと思っていたのだ。

あと残り二便はラオス航空で、カウンターはまたしても逆である。ひたすら歩いてカウンターで聞いてみると、バンコク発じゃないからだめと一蹴。せっかくここまで歩いて来たのに。仕方がないので、ほとんどこのためだけに持って来た携帯電話が役に立つ時が来た。と思ったら、なぜかつながらず。空港で使えないってどういうことだよ。もちろんGSM対応のグローバルパスポート機種なのに。仕方がないので公衆電話を探すが、国際電話ばかり。ご丁寧に日本語で日本へのかけ方が書いてある。

やっとTOTの赤い電話を見つけた。こんなこともあろうかと、持って来たタイの小銭が活躍する。でも、10バーツコイン(30円)ばかりしかない。まぁ、かけられないよりましだ。チケットを購入した時に電話番号が書いてあったので、バンコク市内のラオス航空にかけてみると、最初はBUSYでまたかけてねだった。もう一回かけるとなぜか完全に間違い電話。1バーツごとに落ちて行く仕組みはまさに昔の日本のピンク電話。そして、お釣りは出てこない。間違い電話で100円取られた感じ。お金が戻って来るところに指を突っ込んだら1バーツあったので、それでもう一度トライ。絶対間違いないはずだが、同じところにかかったようで、すぐに切られた。こりゃ、書いてある番号自体が間違ってるな。

もう一個、バンコク空港の番号があったのでそちらにかけると、なんとかつながった。いつものごとく、ファーストネームとラストネームが逆だった(日本人名は間違えやすい)ようで探すのに手間取ったが、なんとかリコンファームが完了した。たった2バーツで済んだが、やはりお釣りは出ない。次の飛行機まで3時間の乗り継ぎ時間があったにもかかわらず、行ったり来たりしている間に搭乗時間まであと一時間くらいになっていた。

バンコクエアウェイズ

だらだら時間をつぶし、またX線チェックを通って搭乗ゲートへ。40分前に搭乗と書いてあったが、すでに30分前になっている。Final Callとなっていたがまだ搭乗は始まっていない。ここのゲートには、入国書類が一通り準備されていた。入国書類と税関書類はすでにチケットと一緒にもらっていたので準備してあるが、ビザ用書類はここでもらう。写真は一応準備して来たので、両面テープで張り付ける。ちなみに、カンボジアはビザが必要だが、到着空港で即時に発給できるので、インドネシア同様、単なる税金状態になっている。

機内食

出発は定刻どおり。シュムリアップなら日本人だらけも予想されたが、プノンペン行きも意外と日本人がいるし、飛行機も満席。ここからして意外な感じが始まっていた。国際線なので、機内食もしっかり出るし、ビールも無料で飲めた。さすがにシンハビールは無かったが。これで夕食も食べる必要が無くなった。

プノンペンの空港には定刻に到着した。首都の国際空港だというのに、滑走路を折り返し、タラップは三つしかない。日本で言ったら完全に地方空港で、宮古空港がこんな感じだった気がする。階段を降りたらビザ発給所で、書き方が分からなかったpriod of stayってどう書けば良いの?と聞くと、5日滞在というだけで何も書かなくてOKだった。まさにVISAとは名目で、どうでもいいのだろう。写真を撮るようなところが無さそうだったので、もしかしたら写真さえ不要なのかもしれない。

パスポートと申請書類を渡してから、数分でパスポートにビザが張られて返ってくる。これでUS$20(2,000円)とは実に高い。入国審査、税関と進むが、本当に小さな空港だ。出てすぐのところにタクシーのカウンターがあり、歩き方どおりUS$9(900円)だった。たった20分にしては意外と高い気がする。ベトナムのハノイでは一時間乗ってUS$10だったのに。どうやら、ベトナムの方が貧しい国のようだ。

今日泊まるホテルは超豪華ホテルだから、知らないはずはない。駐車場を出ると、US$18で泊まれるホテルがあるよって言われるが、まさに想定の範囲内。もう、予約しているんですよぉ。で、明日も空港に行くなら迎えに来てやるよというが、夕方だというとあっさりあきらめてくれた。自分で予約を取れば儲かるのだろうか。それにしても、他の国に比べるとあきらめが早い。以外と物わかりの良い国民性にびっくりする。

走って行く町並みは、普通な町並みで、インドに比べればかなり整然としている感じがする。ベトナムとタイに挟まれて、どちらに雰囲気が似ているかというとタイのようでもあり、小さな商店が軒を連ねるのはベトナムのようでもあり。なんにしてもカンボジアのイメージが、ガラガラと崩れていく。カンボジアというと、24時間テレビを始めとして、今でも貧しいかわいそうな国として登場するのだが、ここまでをみる限りそんなことはない。首都であるからそれなりとも言えるが、ベトナムのハノイやインドのデリーは首都であるのにだまされないようにと大変だった。意外と発展しているし、人々が穏やかという印象だ。比較的旅行者には優しい街だとと感じられた。

そしてホテルには20分くらいで到着。変なところに連れて行かれることもなく、何から何まで意外なまま、何事もなく普通に到着した。アジアでは常にタクシーでひともんちゃくあるものだから、逆に何事もないとお釣りももらわずにチップあげてしまうくらい。また、US$9というのも絶妙な額だ。そしてホテルはさすが五つ星、超豪華ホテルだ。レセプションがどこだよって探すくらいロビーが広い。中華系のホテルではあるものの、この物価の安い国で一泊一万円は超豪華ホテルだ。案内に中国語、英語、日本語しか書いていなくて、現地語のクメール語が無いとはどういう事か。すぐ隣には一緒の飛行機で到着したのか、日本人がガイド付きでチェックインをしていた。

チェックインして両替を頼むと、US$100出したのにUS$90お釣りでよこして、US$10分しかくれなかった。US$1が3,800R(リエル)ということで、若干レートが悪いようだが、全部500Rで76枚。気を利かして小銭にしてくれたのか、お札がなかったのか、とにかく枚数が多すぎる。4,000円を全部50円玉にしたようなもの。ちなみに、旅行者が行くところはほとんどUS$で過ごせるそうだが、現地通貨自体をお土産にすることも目的なので、同じお札ばかりをたくさんもらっても意味がない。また明日、市中で両替をしなければ。貨幣価値はざっくりしたイメージでは1,000Rが100円くらい、実質物価は1/5くらいのようだ。


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【目次】
出発準備編
出発
プノンペン
シュムリアップ
シュムリアップ
ビエンチャン
ビエンチャン
バンコク
帰国