'09GW カンボジアとラオスへの旅 その08 - バンコク

5月5日(火)
Vientiane7:30 QV414 8:50Bangkok
バンコク
Convinient Resort

ビエンチャンとバンコクを結ぶラオス航空は一日4便あるのだが、安売りチケットでは2便しか選べない。ということで、バンコクで時間を取るには早いほうに乗らないといけないと思って早い便にしたのだが、7時半出発ということは5時半にはホテルをでないといけないのではなろうか。でも、この選択は失敗だった。もっとラオスにのんびりして、バンコクはトランジットだけにしておけば良かった。

安宿だけにレセプションは朝6時からと書かれていたので前日のうちにタクシーを呼んでもらっていたが、5時半に降りていくと、兄ちゃんたちがそこらで寝ていた。なんだか沖縄的な感覚で、このアバウトさがたまらない。そのまま鍵を置いて出て行こうとしたら、気づいて起き出して、電気まで付けてくれた。

まだ暗い町中は、空港まで信号さえにも引っかからず、10分ほどで到着した。これなら6時出発でも十分だった。一時間前の飛行機がやっとチェックインを始めたくらいだったが、もう一つのカウンターにバンコク行きがあった。かなりアナログで、名簿で名前を探してチェックイン。出国審査も客は誰もいないし、X線チェックも誰もいない。

ビエンチャン空港の日の出

待合所に入るとやっと前の飛行機の乗客と思われる人がちらほらいるくらいで、首都の国際空港とはとても思えないほどの寂しさ。まさに地方空港といった感じだ。お土産屋を冷やかしてみても、もう買う物もないし、最後にバーみたいなところでパンとトロピカルジュースで簡単な朝食とする。たぶん機内食が出るだろうから、本格的に食べる必要はないだろう。

ラオス航空

一時間以上待って、やっと搭乗となった。予想通りというか、小さなプロペラ機でいったん外に出て乗り込むタイプ。それでもびっくりすることにほぼ満席で、やはりバンコクと関係が深いことが感じられる。飛行機がちゃんと飛ぶのか、ちゃんとリコンファームされているのか、最後までドキドキ続きの旅だったが、インドとは違って最後まで何事もなく、意外とカンボジアにしてもラオスにしてもちゃんとしているのに驚いた。さらに、物価は安いし変な人がいないし、どちらの国も観光で十分楽しめる国である。

搭乗にたいして時間がかからないので、またしても時間前に出発した。国際線なので予想通り機内食が出るが、ちっちゃなランチボックスだった。無いよりはましといったところだ。ちょうど、羽田から大阪くらいの距離で、一時間ほどでタイのスワンナブーム空港に戻ってきた。ここまで全く豚インフルエンザ対策とは無縁の空港ばかりだったが、ここでは一応体温チェックだけはしていた。先日来たときは入国をしなかったが、今回は一泊だけトランジットする。

最初は市内のホテルに泊まろうと思っていたが、また明日の朝が早いので、わざわざ市内で泊まらなくても、夜のうちに空港近くまで戻ってくれば良いだろうということで、空港近くのホテルを紹介カウンターで紹介してもらった。歩いていけるホテルだとかなり高いが、送迎車で10分くらいのホテルならどこでも1100B(3410円)。タイの物価を考えても高めの料金だが、まったく値引きしてくれないので、仕方がないので適当に一つ選ぶ。

1000バーツだけここで払い、残り100バーツはホテルで払うようにとのこと。なんだか逆なんじゃないかなぁと思うのだが。ここまで、USドルでも日本円でもなんでも使えてきたのだが、バーツしかだめということで、さっき両替をしたバーツが一瞬にしてなくなってしまった。まぁ、両替所がそこらにあるので問題ないといえば問題ないが、タイも国の成熟度が進んでいるということでもある。

高速道路をぐるぐる周り、車で10分では到着できないくらい遠かった。とりあえずチェックインして、荷物を整理したら町中に出かけることにする。空港まで送迎してもらい、そこからシャトルバスに乗ろうかと思ったら、空港までの送迎は一往復のみだという。そこでお金を取られるくらいなら、ここからタクシーで町中を目指した方が良い。だいたい300B(930円)だという。意外と安い。

すると、ちょうど降りてきたフランス人カップルがファランポーン駅まで行きたいと言っていたので、それなら一緒にタクシー乗りませんかと持ちかける。特に目的地無く、市内ならどこでも良いので一緒に乗っていく。オーストラリアを巡ってきて、もう一ヶ月くらい旅行をしているそうだ。仕事を持っている日本人にはできない芸当、うらやましすぎる。

高速道路を走っている分には速いのだが、下の道に降りるとやっぱり渋滞にはまる。それでも一時の全く動かないバンコク交通事情からは一転、かなり渋滞もしなくなっており、地下鉄やBTSなどが功を奏しているようだ。さらに、今まで見たことない渋滞情報案内。地下鉄の次は日本のODAで道路渋滞情報システムを送り込んだのだろうか。新空港からの新鉄道が建設中で、新しい駅もかなりできあがっていた。そろそろ完成も近いだろう。

ファランポーン駅

一緒にファランポーンで良いといったのに、バンコクの銀座であるサヤームに着いたよといわれる。ホテルの人にはこのへんと言っていたけど、目的地はどこでもいいので一緒にファランポーンで良いといったのに。ホテルからファランポーン駅までは1時間かからないくらいで到着し、300Bまでもならなかった。半分で130Bくらいかと思ったら、100B(310円)で良いよってことで、これは安いもんだ。

ファランポーン駅入って右側に食堂があるのはわかっていたので、昼食にする。一階がファーストフードで、二階がレストランになっている。今回は二階に上がってトムヤンクンを食べる。ここまで100円とか200円とか安い飯ばかり食べていたので、駅の高い立地条件とはいえ、300B(930円)もすると高いな〜と思ってしまう。

駅で少しぶらぶらしてから、市内観光にでかけようかと思ったが、もう何度も来て観光してきた街だけに、もはや行くべきところは無い。空港線の新駅の工事状況でも見ようかと地下鉄に乗るが、意外と歩くのがわかってやっぱりやめる。時間が早いが、タイの歌舞伎町であるパッポン通りに向かうことにする。それならもっと手前の駅で乗り換えれば良かった。スクンビット駅からBTSに乗り換えて、パッポン近くの駅まで向かう。

まだ夜まで時間があるので、屋台自体は設置中。なんで毎日ばらしているんだろうか不思議でしょうがない。ファミリーマートも普通にあって、日本の品揃えとほとんど変わらない。一時は韓国が日本とかわらない風景になってつまらなくなったと思ったものだが、タイもすでに日本と変わらない風景になってしまった。パッポンにも安食堂があったので、タイ風ラーメンを食べる。種類としてはスープに分類され、それに麺が入っているというメニューになっていた。

夕陽と飛行機

特に買う物もないし、コンビニでビールなど夕食を買って、タクシーでホテルに戻る。ホテルの住所でなんとかわかってくれたが、かなりわかりにくいところでなかなか見つけるのに時間がかかった。日の入り前にホテルに戻れて、空港に着陸していく夕陽がきれいだった。


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【目次】
出発準備編
出発
プノンペン
シュムリアップ
シュムリアップ
ビエンチャン
ビエンチャン
バンコク
帰国