8時間くらい空港で飽き飽きするほど待って、やっと飛行機に乗れた。オーロラで待つ事に慣れたせいか、案外長い時間には感じなかった。飛行機は20分くらい遅れて出発した。時計を18時間進ませると、1月6日はあっという間に過ぎさってしまった。行きに18時間得をした分、帰りに18時間損をするのは当然である。搭乗率は行きよりもさらに低く、6割くらいしか乗っていなかった。今回のフライトでは、簡単な朝食が出たのであるが、酒類を飲ませてくれなかった。頼めばくれたのであろうが、酒を飲まなくても曝睡状態だったので、まぁ良い。

ソウルではまた3時間の待ち時間。韓国料理のレストランで、唯一の辛め料理のユッケジャンを食べる。今回は韓国に入国できなかったが、一応韓国料理だけは食べられた。また韓国には遊びにきたいところである。関空行きの飛行機は、朝早い便ということもあり、韓国の人が多く乗っていて満席。20分ほど遅れて、無事日本に帰国した。

が、今回はまだまだ帰るのに時間がかかる。こんな昼間に帰ってきたのだから、なんばへ寄り道する。いつもの道頓堀のタコ焼き屋は、平日ということもあって列ができていない。最近、左の店で食べることが多かった分、久しぶりの右の店であるが、どうもびっくりするほどおいしいというわけでもなかった。なんだか左の店のほうが品種改良を加えるうちに、うまくなったような気がする。

お好み焼きを食べてから、JRを乗り継いで新大阪へ。荷物がなければ地下鉄御堂筋線で1本のところであるが、JR難波駅のコインロッカーに荷物を置いているし、JRの切符を通しで買ってあるしで、JRで新大阪へ向かう。しかし、JRで向かうほうが、乗り換えが多くてもっとめんどくさかった。新幹線は自由席でいいだろうと思っていたら、新大阪始発のひかりまで30分以上ある。その間、岡山、博多発のひかりが到着するが、どれもかなり混雑していた。結局新大阪始発のひかりに乗ることになり、東京には19時に到着。最後の最後でラッシュに巻き込まれながら、やっと自宅へ帰りついたのであった。

今回はオーロラを見るのが目的だったが、7回チャンスがあった中で、1回しかまともに見えることがなく、残念極まりない旅の結果となった。しかし、それ以上にアラスカ人やアラスカに住む日本人の暖かさを感じることができ、海外旅行とは思えないほどくつろいだ旅を満喫した。オーロラだけではなく、アラスカにのんびりしに行くということで、また近いうちにリベンジを行うことになりそうである。