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12月30日(日)
Fairbanks15:00 16:00ChenaHotSprings
チナ温泉オーロラ観測

本日深夜のオーロラ予報 HIGH AURORAL ACTIVITY (Level6/Max10)
12月28日遅く太陽で大きな炎が発生し、太陽の活動レベルは高くなっています。オーロラを見る機会に恵まれるでしょう。

朝のアラスカ鉄道の出発を見送るはずが、アラームが鳴らず、結局行けなかった。ホテルには朝食がついているので、パンだけの朝食を食べ、12時までのんびりしてからチェックアウト。今日は少し離れた場所にあるチナ温泉というロッジに泊まるのであるが、15時に迎えにくるということで、中途半端に時間があまってしまった。どこに行くにも、ツアーに参加するにも難かしく、15時にチェックアウトとすると、ハーフデイ料金が必要ということなので、ロビーで3時間待つことにした。

チナ温泉15時にやっとお迎えがきて、多くの日本人をピックアップしてから、1時間かけてチナ温泉リゾートに到着。16時でも外はまっ暗である。昨日と同じく低い雲が立ち込めているためか、気温は案外低くない。-5度といったところか。ここのリゾートにはライオン丸と誰もが言う森さんという日本人が常駐しているので、日本語でまったく問題ない。もうここに住んで10年以上になると言う。ちなみにこの森さんが、地球の歩き方アラスカの執筆者でもある。

宿泊客の半分以上は日本人と思われ、パックツアーにもよく使われるところで、日本語が通じなければやっていけないのだろう。現地スタッフも片言の日本語をしゃべる人が多い。宿は、いくつかのロッジが建っており、何かするには必ず外に出なければならない。それにしても、何をするにも観光地料金で、部屋でコーヒーも入れられないのにはちょっと困った。

17時には早々と夕食をとるが、昼食10時、夕食17時、夜食21時というパターンがだいたい定着する。日本との時差を考えると、だいたい同じ時間の食事となっている。夕食にはgratuityという怪しげな料金が含まれており、調べるとチップのかしこまった言い方であった。日本人と見ると勝手にチップ込み料金にされるのは頂けない。どうせ日本人だからと馬鹿にされているように感じるが、日本人があまりにもチップを払わないからこうなってしまうのであろう。

温泉夕食後は夜に備えて少し一眠り。チナ温泉リゾートと言うように、露天の温泉があるのが売りのリゾート施設で、日本人はオーロラ目当てであるが、アメリカ人は温泉が目当てのようである。温泉は硫黄のにおいがする本格的な温泉で、温水プールもあって、結構楽しめる。そのほかにも、日本人向けにはオーロラのほかに昼間も遊ばせようと、いろいろアクテビティが充実している。日本人の団体客、ツアー客向けといった感じで、個人でいくにはちょっと不向きかもしれない。ちなみに、アメリカの温泉であるから、水着着用が必須である。

そして、23時頃オーロラ観測場所へ行ってみる。行く前に夜食を食べて行くが、お湯が無いのでカップラーメンを水で作ってみた。これが案外いけて、ぜんぜん問題無く食べられる。なんとか、お湯が無くてもきりぬけられた。カップラーメンは、今回食事面で苦労しそう(高くなりそう)だったので、いくつか持ってきていたのだった。お湯は厨房まで行けばもらえるようであるが、ロッジであるため、何かにつけて外にでなければいけないのがめんどうである。

オーロリアムリゾートから徒歩5分ほどのところに、オーロリアムという小さな小屋を立てて、オーロラが出るまで暖かい部屋で待つことができるようになっている。その小屋の中は日本人でびっしり埋まっていた。おおよそ20人はいるだろうか。昨日もそうだったが、こんな寒い中オーロラを見るのは日本人しかいないのだ。当地のアメリカ人は、オーロラが観光資源になるとは思っていなかったらしく、最近日本人が大挙して訪れることから、最近になって気付かされたらしい。空港でもオーロラツアーのパンフレットを探したが、日本語ツアーしかかなったのはそのためか。

最近日本人が大挙して訪れるようになった原因は、2000年に太陽活動の11年周期でオーロラが一番良く見えるといわれ、旅行会社が大々的に宣伝を繰り返したため、2000年問題を超えた去年の冬に、非常に多くの日本人が訪れたためである。しかし実際には、太陽活動が活発になるのは運次第で、むしろ晴れるか曇るかの天候の方が重大である。2時くらいまで一応待ってはみるが、分厚い雲にはばまれて、オーロラどころか星も月も見えやしない。結局、今日もまったく不発ということで、完全に二連敗。歩き方のどこを見ても毎日見られましたと書いてあるのはおかしいなと思い始めた今日この頃。

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